今回のスパラヴァは登場人物が豊富で、さまざまなストーリーもあり展開が早く感じました。結局は、零が晴に子供扱いされる不満や一緒にいると疲れてしまうことに重きをおいていました。今後夏生が絡んできて、いい方向に向かうといいなと思いながら見ていた7話。今回も感想に参りましょう!
第7話「sweet peach」
まずは前回の第6話のあらすじから参りましょう!
晴は事故以来、病院の定期検診をさぼっていて、ついに零がついていく(連れていく)かたちで病院へ。特に異常はないものの、精神面への不安があり、カウンセリングも受けることに。カウンセリングをばっくれようとしていた晴、零によってばっくれることはできず。
どうやらカウンセリングは幹子の指示のようですが、事故から7年たっても両親のお墓参りに行っていないことが問題のよう。
零は晴がカウンセリングを受けているあいだ、待つつもりでしたが幹子からの呼び出しでバイトに行ってしまう。幹子のもとではコピーとりや書類整理をしていると晴が言っていましたが本当にそうしているのかはわからず。
零以外の兄弟たちは、晴のけがでお店を休んでいるのでこのあいだに家族で出かける計画をしていた。零はバイトから帰ると、店の常連客から質問を受ける。晴のけがを心配してきていた様子だが聞きたいのは晴がお見合いを断ったのは清華と付き合っているのか?というような恋愛事情についてだった。それを聞かれた零は否定しますが怒りもどんどんわいてきてしまう。
家に入り、突然晴に抱き着く零。(しかも顔は怒っている)夜にはけがが原因で晴と一緒に寝なかった零が久々に晴のベッドに。
そして、海棠家一同は零には行先を告げずに出発。着いた先は海!零にとっては初めての海!しかし海の潮くささ等になじめなテントから出てこようとしない。
朝から車に乗せられたのでなにも食べていない零は夏生の差し出すたこ焼きでテントから顔を出す。
清華たちも来るとのことで周りを見渡すと清華が連れてきたのは郁芳のみならず、自分の職場のオカマのみんなを連れてきていて、晴たちは避けるが見つかり、合流。
そして零は晴とともに海に入るが、零が泳げないことをしらず、沖まで行ってしまい零は晴に救出される。結局零は浮き輪で海に…。
そのころ、シマは夏生とテントで話していた。夏生が幹子に言われたこと…晴が両親のお墓参りに行かないことについて。でもそれは兄弟がいうことでもないとするシマ。晴自身も責任を感じているし、アキ・シマももうそのことで晴に負担はかけたくない様子。
海では水に顔をつけることに抵抗がある零にわざとおぼれたように見せかけた晴。水に顔をつけさせる目的でしたが冗談じゃすまされないような冗談だったため、零が怒るのは当然のことながら、清華にもこっぴどく怒られた晴。零もかなり怒ってしまい、オカマたちのテントに隠れるようにしてオカマたちにかわいがられていた。
そこへ許してほしいとやってくる晴。土下座で謝ると、お仕置きが必要だと零が近づき、晴にキス!しかしそのあと舌をかまれ流血。これがあめと鞭という零。
夕方になり、清華たちともわかれ、海で遊んだ日は終わり、一同は帰ります。
ほんわかしたストーリー寄りだった6話ですが今回はどうなるのか・・・。
第7話 今回の見どころは?!
では今回の第7話のあらすじからどうぞ!
出だしでは、零が歯のケアをしていましたがそこへ晴が来て、歯科検診を受けないと虫歯が移るから口にキスできないと言う。それを真に受けて零は必死になり、おやつも食べない、歯科検診もさっそく予約を取る徹底ぶり。さすがにここまでしている零を見ると、歯医者に行かせるために晴が言ったことがきつすぎたのではないかと感じてしまいますね。零はピュアですからね!
そしてお店のほうは休んでいた分、客が多く晴は休む暇もない様子。そこへ見覚えのある女性の姿が。この女性、以前晴が渡されたお見合い写真の女性だった…!
一方零は、バイトで手伝っていた小野寺のアパートに新たな住人が来るため、片付けをしていた。新たな住人とは、零の学校の養護教諭。またしても性の質問をぶつけまくり、養護教諭も「悪魔め」と感じる。かわいい顔して言うことが生々しいのはよーくわかります。悪魔な部分も納得ですが、零はとにかく純粋なんですよね。気になることは気になる!みたいな。
その後、零は公園を歩いていると、晴のカウンセリング担当の先生に会う。海棠の両親のお墓の話をしたりしていたが、零は海棠の両親を明確には思い出せない。しかし、2人は零に会いに来た時に、今の晴のような笑顔を自分に向けていたことを打ち明ける。先生曰く、零が晴に似ているからだと言うが、零は納得がいかない。
幹子から頼まれて桃を持ってきた先生から桃を受け取り、家に帰る零。夜、晴が桃をタルトやシャーベットにするために仕込みをしていると、食べたそうにする零。口を開けさせて桃を入れようとする姿がなにかのプレイに見えて、妄想を掻き立てる晴はアキに妄想を言葉にされてしまい、恥じる。
そして場面は晴の店へ…。
またしても晴目当てで通い詰めるお見合い写真の女性。晴に近づく女たちを許せない零は、リビングにいた夏生に質問をぶつける。初体験がいつだったか聞くと、それは零の年齢よりも若いころだったという夏生。そこで零が思い出したのは、カナダにいたころサマーキャンプ中に晴が朝まで帰ってこず、帰ってきたと思ったら甘い匂いを漂わせていたこと。女性のところに一晩いたのだと感じさせる。どういうわけか、話していただけのはずの夏生と零だが、気づけば夏生の膝に零が乗っていた。
次の日も店にはお見合い写真の女性が来ていて、どうにもしつこい。そこへ清華やその友達が来る。女性は清華たちの悪口を言うが、晴は清華たちをかばう。十分に稼ぎのある清華たちを見て、専業主夫もいいなと話すと、女性は立ち去っていた。…所詮その程度の女だったのはよくわかります。
桃のタルトを休憩時間に仲良く食べていた晴と零。しかし話は晴が零とSEXしないことに向いてしまった。どうして、どうしてという気持ちを抑えられず、零は気持ちを爆発させてしまい、夏生のところへ行く。晴の前では好かれようと頑張るため、好かれようと意識しなくてすむ夏生や晴以外の人間といることが楽だとする零。「つかれた…」と零の本音が出てしまう。
夏生はしっかりと零が家にいることを電話で晴に話すが、迎えに行くことを提案したり、いつまでも零を子供扱いすることこそが晴がダメな要因だとする夏生。零が子供のころから面倒を見てきた晴は、いきなり同じ立場の恋人としてみるのが難しいのかもしれませんね。
では7話の見どころをピックアップしていきます!
歯のケアをする零
いつも使っているデンタルフロスを切らしていて、使いづらいものを一生懸命使いながら歯のケアをする零。
零の「ひとりでできるもん」がすごくかわいかったシーンですね!こういう場面を見ていると、晴が零を子供扱いしてしまう気持ちもなんとなくわかります。
歯医者に行かないとキスできない?!
虫歯がもしあったら、口にキスすると移るからしないという晴に戸惑う零。歯医者は好きではないけど、キスできなくなるのが嫌で歯医者の予約をとる零。ついには、おやつも食べずに歯磨きをひたすらするようになり、さすがに言いすぎたと反省する晴。
零のピュアさがにじみ出てましたね!こういうところがかわいくてたまらないのですが、純粋すぎるところは晴もわかっているのだから、あまりいじわるなこと言いすぎたらだめですよね。
店に来る女性
晴の店に顔を出すようになった女性。晴以外のメンバーは、どこかで見た顔だといい、その女性が以前お見合いを断った相手だと気づく。しかし晴は全く気付かず、接客をしている。しばらくは誰もその真実を告げない。
アパートに越してきたのは・・・?
小野寺のアパートで以前から掃除のバイトをしていた零。今回は新たな住人がくるとのことで、誰かと思えば、零の学校の養護教諭!男同士の性について零が質問してさんざん困らせた相手です。またしてもそういった質問がくることを恐れていた養護教諭。しかし今回の質問は「成人男性の普段の性生活を教えろ」というものだった…!
やはりズバズバ質問する零に、悪魔!と心の中で思う養護教諭に少し同情しながらもくすっと笑えました。
公園にて
零は公園を歩いていると、晴のカウンセリングを担当している先生に会う。先生は幹子が桃狩りにいってきたため、桃を届けようとしていた。
そこで話したのは海棠の両親のお墓のこと。零はお墓がどこにあるのかも知らない。
先生は零に海棠の両親のことは覚えているか聞く。あまり記憶にはないが、零に会いに来た時は、海棠の両親が今の晴のような笑顔を向けてくれたことを話す。
それは、零が晴に似ているからだとする先生だが、零は自分が晴に似ているとは思えず、納得ができない様子だった。
欲情の桃
夜、桃をタルトやシャーベットにするために仕込みをする晴のところに桃を食べたそうにする零の姿が。桃をむいてあげると、零の口へ桃を入れようとするが、変な妄想が働き、心の中をアキに代弁されて恥ずかしがる晴。
桃で欲情…さすがです。
まだまだしつこい女性
店でバイトがしたい、手伝いがしたいとしつこくする女性。さすがにそろそろイラついてくるころ…。
お見合い断られたんだから察してくれ!と、見ているこちらも文句を言いたくなってきます。
夏生と零
店で晴と女性を見て、嫉妬のような気持ちがわく零。リビングへ行くと夏生がいた。
その夏生にいきなり、初体験がいつだったか聞く零。夏生は一瞬驚いていたものの、零より若い年齢のころにしたという。
夏生はそんな零に、俺を誘ってんの?と独特の空気を醸し出し、次のシーンでは夏生の膝に零が乗っていた。
どうにも夏生は、晴と零の関係に関わってきそうな雰囲気なんですよねぇ。夏生はおそらくノーマルなんでしょうけど…。
清華の悪口をはじめる女性
5日連続で店に来ている女性。晴も困り始めていたところに清華が!
しかしそんな清華や清華の友達を見て、女性は「遊んでそう」と悪口をはじめます。でも晴は清華たちをかばい、仕事を頑張っていることや稼ぎがある話をはじめます。最終的には清華たちは結婚したら旦那が専業主夫かもと話し、晴も専業主夫いいよなぁと話し始めると、女性は消える。
その程度の女なわけですね。専業主夫志望の男はどんなにイケメンでも許せない的な…。晴の前から消えてくれてせいせいしましたけどね!
桃のタルト
仕事の休憩に、桃のタルトを食べる零と晴。しかし、零がまたしても自分とSEXしないのはなぜだ、という感情を抑えきれずに爆発。頭では成長したとわかっていても、子供のころから面倒をみている零のことをいきなりそういう目で見られないのか、晴も戸惑います。
愛のかたちなんてそれぞれだし、体がつながっていなくてもいいとは思うのですが…。
夏生の家に逃げる零
結局質問は納得のいく答えをもらえず、夏生の家へと向かう零。夏生は驚きつつも、零の行動は否定せず、晴には電話をしておくといい仕事に向かう。
零は、晴と接する時は好かれようと頑張っているせいで、どうにも疲れてしまう様子。しかし、夏生や晴以外の人間といる時は好かれようとしなくて済むので、楽だと感じるように…。
そのあと、夏生はきちんと晴に電話で、零が来ている事を話すが、それに対して晴が迎えにいこうか、なとど過保護なためそこにダメ出しをする夏生。
晴がどうしても零を子供扱いしてしまうことが、零を怒らす原因であることはわかる…。しかし、ずっと面倒を見てきたことを考えると、突然恋人として対等な位置にいることに慣れられないのもわかる…。
なんだか難しい人間関係なような気もしてきましたね。
まとめ
今回のスパラヴァでは、さまざまな人が出てきましたが、要するに晴が零を子供扱いせずに恋人としてきちんと見たらいい、というような感じにはなっていますが、なかなか切り替えられない晴の気持ちもわかります。
晴が女性と話しているのを見て、零が嫉妬してしまうのも、晴が子供扱いしてしまうからなんだと思います。
でも、晴は零のことを本当に好きで一緒にいる気持ちも無視はできません。見ている側からすると、どちらの気持ちもわかるので複雑な心境になってしまいますね。
晴に好かれようとするあまり、心が疲れてしまった零は今後どうなるのでしょうか?
8話も楽しみですね!