今回で最終回を迎えたスパラヴァ。まだまだ海堂家の兄弟を見ていたいし、晴と零のこともまだまだ見ていたいのに!と少し残念に思いつつ、晴も零も亜樹や蒔麻も仲良くハッピーエンドだったのが本当によかったです。前回の次回予告で話の主軸になるのか?と思われた夏生も活躍しました。そんなスパラヴァ、最終回の感想に参りましょう!
第10話「happy days」
まずは第9話のあらすじからどうぞ!
夢の続きを思いだせない晴。いつも見る夢なのに、最後に父親の言った言葉が思い出せないでいた。アキとシマは休みを利用して泊まりに出かけることを晴に告げる。珍しく寝坊をした晴。どうやら寝酒をしていたらしい。
晴の店に森先生がやってくる。幹子のおつかいできたらしく、零に用があり、ハーブの種を渡す。店の手伝いする零に話しかる森先生。晴のアルコールについて気にかけている様子で、飲みすぎるようなら零が止めるように頼む。晴について、愛されなれているとした森先生だが、零としては本当に愛されたい人に愛されなかったからだと考える。森先生は、零と晴の関係について他人の気持ちには鈍感であることを考えていた。晴と零がそっくりであることに笑えるくらい感動していた。
晴のことをべらべらしゃべってしまう森先生はそれが晴にばれるとそそくさと帰ってしまう。
晴が仕事を終え、零も一緒に仕事を終わろうと提案。最近のおとなしい零を見て、カナダに帰ってしまったときのことを思い出す晴。
この日は海棠の両親の命日であった。夏生がやってくるやいなや、零は夏生のもとから逃げる。前に晴に言われたことを真に受けていてのことだ。しかし零は、夏生は晴のものであるから近づいてはいけないものと勘違いしていた。
晴と話をする零。やはり夏生とやろうとしたことについて話すが、零はどこかさみしげな表情で、俺としたくないなら晴をあきらめる…と言い出す。その言葉に晴はぶちぎれはじめる。さんざん踏み込まれたのにあきらめるなんて許さない、そういうことだろう。
晴は零に服を脱ぐように促す。子供っぽくかわいがりたかったのに…と晴は心で思う。キスをするだけで体が熱くなる零。
いつもいろいろな人に囲まれている晴に対して「晴は俺のものじゃない」と言う零。お互いに好きなのに、どうしてかこじれてしまう2人の関係。愛してるはずなのにその言葉も口にできない零。でも晴が「零のものになる」というと零は赤くなり、うっとりとした表情に変わる。晴はずっと零のものだったという意識なのに、言葉にしないとそれが伝わらない零。やっぱりなんだか不器用な2人。
なかなか眠れていなかった晴は零の胸の中で眠ってしまう。寝酒をせずに眠れたのも久々だったし、命日なのに穏やかでいられることを不思議に思う晴。
いつも見ていた夢の続きが再生される。零が海棠家にくることだった…。
そして、晴は海棠の両親の墓参りに零を誘った。やっと海棠の両親の墓参りに行くことを決意した晴。この心境の変化だけでもすごいと感じてしまう。
海棠の両親の墓は小さな島にあり、晴と零は墓参りをする。晴は今までここに来られなかったことをわびながら、兄弟4人でうまくやっていることを両親に告げるのであった…。
夏生の過去も明らかになる。心臓が悪かった夏生の母のお見舞いに行く夏生を迎えに来るのはいつも晴で、晴は夏生のことを大好きだというが、夏生はそれを信じていなかった。夏生はそれからだいぶ時がたっても、晴への気持ちが払拭しきれずにいた…。
第10話 今回の見どころは?!
それでは今回の第10話のあらすじから参りましょう!
お店で接客をする晴と手伝いをする零。相変わらず客に話しかけられる晴だったが、以前とは異なっていた。「俺がお前のものになる」と晴が零に告げてからは、客へも零のことを話すようになった。零はそれを恥ずかしく思い、怒る。
そのころ夏生は、ホストだったナツ(晴のこと)と夏生が似ていることに指摘を受けていた。生き別れの兄弟なんじゃないかとか、いろいろと言われるが、夏生はナツのことを知らないと言い張る。それは過去の夏生と晴の関係があったから…。
幼い頃、夏生は、父親が逃げ、母親は病気で入院していたため、海堂家に預けられていた。晴はそれまではアキやシマと寝たり、面倒をよく見ていたのだが、夏生が来てからは夏生につきっきりになっていた。晴も、夏生には「アキやシマといるより夏生といるほうが楽」と伝えていた。この頃は夏生も晴に絶対的信頼を寄せていたのかもしれない。
しかし、夏生の母のお見舞いに晴と夏生が出かけた日、アキとシマは禁止されていた大きな公園に向かってしまい、事故を起こしそうになる。軽傷で済んだ2人だが、晴はものすごく心配をし、夏生を残して帰ってきた。兄の晴にかまってもらえなくなった双子は、七夕の笹飾りにも晴への思いを書いていた。これを見た晴は、それまで冷たくあしらっていたアキとシマに申し訳ない気持ちになっていた。
夏生はそのとき、一番は簡単に入れ替わることを理解してしまった。
話は後半へーーー。
誕生日を迎えたアキとシマ。零はコーヒーを淹れるのをこだわり、シマには特製のコーヒーを淹れていた。小野寺のおじさんや保健医も海堂家にやってきた。双子がどういう交友関係かはわからないが、高級な肉をたくさんもらったので、知り合いを呼んでの誕生日パーティーとなった。
もちろん、従兄弟である夏生にも声をかける。晴が電話をするが、夏生は客とデート中だったため晴の電話に怒る。しかし、客が親戚のところへ行きなよと促してくれたことがキッカケで、夏生は海堂家へと向かう。
海堂家でバーベキューパーティーが行われている中、夏生がやってきて、突然晴にキスをする。会場の人達(兄弟以外)はその光景にドン引きするが、零はきれて、晴を蹴飛ばす。そのときに零は「これは俺の物だ」と言い放つ。
そう言われた晴は零に束縛されることを嬉しく思い、部屋にこもる零をなだめる。
後日、零の誕生日であるクリスマスに、零は風邪を引く。保健医が医師免許もあるため、診察するが、零が風邪を引いたのはアキが夜寒い中コンビニに連れていったからだとか言い合いをはじめる兄弟にげんなりしていた。
風邪で寝る零の横で、晴は「誕生日おめでとう今年もお前の傍にいれてうれしいよ」と言う。
二年前には考えられなかったこの言葉に、零は顔を真っ赤にする。
零も晴に伝えたいことがある、と言い始めたのは、ありがとうという気持ちに加え、「子供が出来たんだけど父親が分からなくて」という衝撃の発言!
もちろん零のことではなく、犬のことだった。しかし、最後まで晴は誤解したまま…。
スパラヴァ、ついに最終回も終わってしまいました。晴と零も夏生の一件があったあと、しばらくはぎくしゃくしましたが、仲直りが出来て良かった!アキやシマの過去や晴に対する気持ちもあったかくてほんわかしました。
夏生も、ひねくれてはいても、晴のことが好きなのが伝わります。
小野寺のおじさんや清華、郁芳をはじめ、いろいろな人に海堂家兄弟は愛されていることがわかりました。ホモも炸裂しましたが、スパラヴァ、本当に感動するホームドラマでした!
それでは最終回の見どころのピックアップに参りましょう!
客の前でも零アピール!
晴は、零に「俺がお前のものになる」と言ってからは客の前でも零がいるから、とアピールするようになった。零は恥ずかしくてたまらないようだが、これはこれでありではないかと思います。
晴が女性に好かれるのはわかっていたことなので、包み隠さずに零の存在を言えるようになったのはすごく進展したように感じます。ホモをカミングアウトしているといえば、そうなんでしょうが、カミングアウトできるようになったことを素直に喜びます!
夏生とナツの関係について
夏生は、働いている先のホストクラブで、ナツのことを問われる。顔も似ているし、帰国子女であるところも 同じ。ナツと夏生が生き別れの兄弟なのではないか…など、いろいろなツッコミを受ける夏生。
ナツの売り上げがよかったことで、太客をまた掴みたいという考えから、夏生にしつこくナツのことを聞くらしい…夏生にとってはうるさくて仕方ないことなのかもしれない…。
保健医の苦悩
最近、男同士のSEXについて、零が保健医に聞かなくなったのはいいが、保健医はなんでか気になる様子。それを聞くかどうか悩んで、聞くのをやめる。
あれだけ悪魔とか言ってましたからね、零が質問しなくなったのは結果的によかったということで…。しかし、保健医、医師免許も持ってるとは意外でした!
晴、アキ、シマと夏生の過去
ショタ兄弟キター!と喜んだのは自分だけではないはず…。とにかく可愛い、晴とアキシマ、夏生。
夏生は母親が病気で入院しているため、従兄弟の晴たちの家に預けられていました。晴がよくしてくれて、大好きといってくれて、この頃は本当に晴を信じていたのかもしれません。夏生は家庭環境も複雑でしたし、信じられる人が少なかったのかもしれないですね。
しかし、アキとシマも晴がかまってくれなくなって寂しくて、七夕の短冊には晴への思いが書いてありました。晴は事故を起こしそうになったアキとシマの元へ行ってしまいますが、夏生のことがどうでもよくなったわけではないと思うんです。夏生もいろいろあってネガティブだったのかな、なんて考えます。
今日は双子の誕生日
アキとシマの誕生日。2人もまた、いろいろな人に愛されていて、高級なお肉をたくさんもらってくるのですが、食べきれないので、小野寺のおじさんや清華、郁芳も呼んでパーティー。夏生のことも電話で呼び出しますが、客といた夏生はきれます。
その姿が、客には新鮮にうつって、晴たちのところへ行くよう促してくれました。
夏生の客、なにげにいい人が多いかなと思います。
海堂家にお呼ばれする夏生
結局、お呼ばれして海堂家へやってくる夏生。酒の差し入れも持ってきていました。
酒は清華も持ってきていたので、夏生の差し入れは晴と夏生が飲むことに。すると、みんなの前で夏生が晴にキス!!これには一同ドン引き!…シマがいつものことなんで、と周りに説明しているのもまた、笑えましたが。
もちろんキスを見てしまった零はブチギレ!でも、晴の聞きたかった言葉を零が口にしたことで、晴は夏生にひとつ借りができたようです。
「これは俺の物だ!」なんて零が言うとは予想外でしたねー。
クリスマスに風邪を引く零
クリスマス、と同時に零の誕生日でもある日。零は風邪を引いてしまいました。この時期に零が風邪を引くのは珍しくないことと言いますが、風邪を引いた原因について言い争う晴とアキ。
零の診察をしていた保健医はげんなり…。保健医はまだこの兄弟のホモっぷりについていけないんですね。零からさんざん男同士のアレコレを質問されたから、保健医としてはうんざりなのかも…。
しかし、クリスマス仕様のタヌキがめちゃくちゃ可愛かったです!ところどころ見せてくれる、タヌキの可愛さがたまらなかったです!
子供が?!なんのこと?!
風邪で寝ている零は、晴にありがとうという気持ちを伝えるとともに、「子供ができたんだけど、父親がわからなくて…」と意味深な発言をしました。
もちろん、零のことじゃありません。犬の話です。でも、最後まで勘違いしている晴。名前がカタカナなことにたいして、もっと日本ぽい名前を…と言っているところもまた、クスッとしてしまいました。
まとめ
今回で最終回を迎えたスパラヴァ。晴と零の関係も仲良くおさまり、アキやシマも晴や零のことが好きで、夏生も晴のことが好きで…。なかなか伝わりづらかったみんなの気持ちがひとつになったような気がして、ほっこりしたのが感想です。
海堂の両親のお墓参りも行けましたし、モヤモヤした気持ちは綺麗になくなって、本当によかった!という気持ちにもなれました。ホモっぷりも炸裂でしたが、全体的にみて、このアニメはいいホームドラマだったと思います。終わってしまうのが寂しい気持ちになりますが、これからも海堂家兄弟は仲良く過ごしてくれると信じてます!