今回のスパラヴァは、零の浮気?から始まり、晴の本気の怒りも炸裂。結果、晴と零の考え方に溝ができてしまい、2人の関係も複雑化してしまいました。晴の事故のトラウマも再発してしまい、ラストに向けてどうなっていくのか今からドキドキしてしまうような展開でした!そんな第8話、今回も感想に参りましょう!

第8話「heavy fog」

まずは前回の第7話のあらすじからどうぞ!
序盤、零が歯のケアをしていましたがそこへ晴が来て、歯科検診を受けないと虫歯が移るから口にキスできないと言う。それを真に受けて零は必死になり、おやつも食べない、歯科検診もさっそく予約を取る徹底ぶり。さすがにここまでしている零を見ると、歯医者に行かせるために晴が言ったことがきつすぎたのではないかと感じてしまいますね。零はピュアですからね!

そしてお店のほうは休んでいた分、客が多く晴は休む暇もない様子。そこへ見覚えのある女性の姿が。この女性、以前晴が渡されたお見合い写真の女性だった…!

お見合いを断った女性客 ©2017 あべ美幸/KADOKAWA/「SUPER LOVERS 2」製作委員会

一方零は、バイトで手伝っていた小野寺のアパートに新たな住人が来るため、片付けをしていた。新たな住人とは、零の学校の養護教諭。またしても性の質問をぶつけまくり、養護教諭も「悪魔め」と感じる。かわいい顔して言うことが生々しいのはよーくわかります。悪魔な部分も納得ですが、零はとにかく純粋なんですよね。気になることは気になる!みたいな。

その後、零は公園を歩いていると、晴のカウンセリング担当の先生に会う。海棠の両親のお墓の話をしたりしていたが、零は海棠の両親を明確には思い出せない。しかし、2人は零に会いに来た時に、今の晴のような笑顔を自分に向けていたことを打ち明ける。先生曰く、零が晴に似ているからだと言うが、零は納得がいかない。

幹子から頼まれて桃を持ってきた先生から桃を受け取り、家に帰る零。夜、晴が桃をタルトやシャーベットにするために仕込みをしていると、食べたそうにする零。口を開けさせて桃を入れようとする姿がなにかのプレイに見えて、妄想を掻き立てる晴はアキに妄想を言葉にされてしまい、恥じる。

これでなんかのプレイとは予想の斜め上をいく晴 ©2017 あべ美幸/KADOKAWA/「SUPER LOVERS 2」製作委員会

そして場面は晴の店へ…。
またしても晴目当てで通い詰めるお見合い写真の女性。晴に近づく女たちを許せない零は、リビングにいた夏生に質問をぶつける。初体験がいつだったか聞くと、それは零の年齢よりも若いころだったという夏生。そこで零が思い出したのは、カナダにいたころサマーキャンプ中に晴が朝まで帰ってこず、帰ってきたと思ったら甘い匂いを漂わせていたこと。女性のところに一晩いたのだと感じさせる。どういうわけか、話していただけのはずの夏生と零だが、気づけば夏生の膝に零が乗っていた。

次の日も店にはお見合い写真の女性が来ていて、どうにもしつこい。そこへ清華やその友達が来る。女性は清華たちの悪口を言うが、晴は清華たちをかばう。十分に稼ぎのある清華たちを見て、専業主夫もいいなと話すと、女性は立ち去っていた。…所詮その程度の女だったのはよくわかります。

晴の中の零の印象は子供。いきなり変えられない。。。 ©2017 あべ美幸/KADOKAWA/「SUPER LOVERS 2」製作委員会

桃のタルトを休憩時間に仲良く食べていた晴と零。しかし話は晴が零とSEXしないことに向いてしまった。どうして、どうしてという気持ちを抑えられず、零は気持ちを爆発させてしまい、夏生のところへ行く。晴の前では好かれようと頑張るため、好かれようと意識しなくてすむ夏生や晴以外の人間といることが楽だとする零。「つかれた…」と零の本音が出てしまう。

夏生はしっかりと零が家にいることを電話で晴に話すが、迎えに行くことを提案したり、いつまでも零を子供扱いすることこそが晴がダメな要因だとする夏生。零が子供のころから面倒を見てきた晴は、いきなり同じ立場の恋人としてみるのが難しいのかもしれませんね。

第8話 今回の見どころは?!

それでは第8話のあらすじから参りましょう!

夏生の自宅で眠る零。晴との関係に心が疲れていた零は、夏生が帰宅すると夏生にせまります。晴は自分が何も知らない子供だから抱いてくれないとし、夏生と初めてをしようとする。しかし、そこへ晴が!夏生が海棠家のカギを持つかわりに、晴も夏生のマンションのカギを持っていた。上半身裸の零を見るや否や、晴は零を責め立てて怒鳴り散らす。

もう戻ってくるな、とまで零を怒鳴ってしまう。零は少し間をあけてから、帰ると言い、夏生のマンションを出る。そこには晴が待っていて、車で一緒に帰ることになるが、車中で零は晴に言われたことを考えながら窓の外を眺めていた。

なんだかんだ零を待っていた晴 ©2017 あべ美幸/KADOKAWA/「SUPER LOVERS 2」製作委員会

家に帰っても、一緒に寝るのを拒否したり、零に冷たくする晴。零は部屋にこもっていたが、アキが零の部屋で飲み食いしていて、その間、2人は話をする。普段は怒ることのない温厚な晴が零には怒ることについて、アキは、それほどまでに晴は零が大切なのだと話す。しかしあまり納得がいかない様子の零。

一方仕事がひと段落した晴。夏休みということもあり、店が忙しいのと、どうやらこの季節には事故のことを思い出してしまうらしく、体調があまりよくない様子の晴。零への気持ちも相まって、心労が重なってしまっているのかもしれない。

夕飯を作ろうとした晴は、リビングにいた零に夕飯のリクエストを聞くが、零が「一緒に寝たい」というと、またしても言い合いになってしまう。喧嘩が絶えない2人。この先どうなってしまうのか…。

一緒の部屋にいたくないんだよ!またまたケンカしてしまう零と晴 ©2017 あべ美幸/KADOKAWA/「SUPER LOVERS 2」製作委員会

零は学校へ…。クラスメイトに昼食だと知らされてようやく昼休みであることを認識する零だが、食欲がないらしく、お弁当はクラスメイトにあげ、コンビニのおにぎりをもらって昼食。零は夏バテだと思っているらしいが、実のところはどうなのかわからない。本当は精神的な疲れからなのかもしれない…。

零のいないベッドで寝る晴は、両親と事故当日に話したことを思い出していた。悲しい事故の記憶。どうしてもこの時期には思い出してしまうようで、晴の顔には汗が大量に吹き出ていて、苦しいのがよくわかる。

もうすぐ、海棠の両親の命日。事故の記憶に悩む晴はどうなるのか・・・そして、いまだに海棠の両親の墓参りに行ったことがない零は果たして・・・?

それでは今回も見どころをピックアップしていきます!

夏生のマンションで?!

夏生が仕事から帰るまでずっと眠っていた零。夏生が帰宅してから、晴とのことを話し、子供扱いを受けていることを不服に思っていることも明かす。

2人で何をやっているんだかw ©2017 あべ美幸/KADOKAWA/「SUPER LOVERS 2」製作委員会

すると夏生が自分とやることを提案し、零も服を脱ぐ。寸前のところで晴が夏生の部屋へ来て、それを止めた。しかし、晴の怒りはおさまらず、零に怒鳴り散らしてしまう。

晴の気持ちもわかるような気がしていましたが、今回は零があまりにもかわいそうな気がします。好きだからこそ晴に抱かれたいのに、それを拒否され、好かれようと頑張っても「子供だから」という理由で突き放されてしまっては、零がやり場のない気持ちをいだいてしまうのも仕方のないことです。

だからって夏生とするのも違うのですが…零と晴はどこまでもこじれますね…

言ってはいけない言葉…

怒りをあらわにした晴が、零に放った言葉「お前はもう二度とウチに 戻ってくんな」
これだけは言ってはダメだと感じました。その後になって自己嫌悪する晴でしたが、怒りに任せて言ってしまったにしてもひどすぎる言葉です。この言葉を言葉のまま理解して、零が家出でもしたらどうするつもりなんだ!本当は過保護のくせに!と、晴に怒りがわいてきてしまいました。

もう家に戻ってくるなと言われ、かなり動揺した零 ©2017 あべ美幸/KADOKAWA/「SUPER LOVERS 2」製作委員会

車の中で…

結局は夏生のマンションの前に車を停めて待っていた晴。零を乗せて帰るのですが、車中でずっと考え込んでしまう零。やはり、戻ってくんなという言葉には重みがありすぎたのか…。
やっぱり今回は零の味方につきたくなるような思いで見ていました。

アキ、零の部屋で

自分の部屋にこもる零。しかし部屋の中にはベッドで飲み食いするアキの姿が。
アキは、晴が零のことを思うあまり怒鳴ってしまうことを話していましたが、零はなんだか納得はしていない様子。
意味は伝わるのですが、それでも言っていいことと悪いことがありますよね。

もしかして夏バテ?

仕事をひと段落した晴。最近あまり元気がない様子の晴を見ていた郁芳は、夏バテじゃないかと心配をする。夏休みシーズンで店が忙しいこともあって、それを心配するが、晴は大丈夫と笑う。
客からの差し入れは、いつもなら受け取らない晴がすんなり受け取っていたことにも、郁芳は違和感を感じていたようだ。

昼間お客さんからもらった差し入れをあげる晴 ©2017 あべ美幸/KADOKAWA/「SUPER LOVERS 2」製作委員会

またしても喧嘩になる零と晴

夕飯の用意をしようとする晴は、リビングにいた零にリクエストを聞く。食事に関してはなんでもいいという零。「一緒に寝たい」とリクエストすると、晴はまたしても怒鳴り散らしてしまう。部屋に逃げ込んでしまう零に謝るが、零は「俺が悪い」と自分を責めるようになってしまった…。

零も夏バテ…??

学校へ行く零。昼休みにも関わらず、ご飯を食べようとしない。クラスメイトの持っていたコンビニのおにぎりと、自分のお弁当を交換。どうやら食欲がないらしい。
夏バテか、とクラスメイトが言い、零もそうかもしれないと言うが、本当のところはわからない。
心労なのかな…とも感じます。テンションはいつもと変わらない零ですが、心配になります。

事故当日の記憶

零のことを突き放し、1人でベッドに横になる晴。事故当日の記憶がよみがえっていた。夢を見ていたらしいが、フラッシュバックがとまらない。
両親が迎えに来てくれた空港で会話したこと、車中でも両親と楽しく会話をしたこと…。その直後に事故にあってしまったこと。
夏になると思い出してしまうトラウマに、晴は汗が止まらなくなっていた…。

何回も何回も事故の回想で苦しむ晴 ©2017 あべ美幸/KADOKAWA/「SUPER LOVERS 2」製作委員会

まとめ

今回の話での晴の怒りは、零の行動にイラついたのも確かだとは思いますが、季節の関係で事故のことを思い出してしまって、精神的に不安定になっているのもひとつの原因のようには感じました。悲しい記憶ってなかなか心の中から完全に消えることはないので、晴のつらい気持ちもわからなくはないのですが、零にあそこまで怒らなくてもいいじゃないか…とも思ってしまいます。

零の気持ちも、晴の気持ちもお互いのことを好きであることには変わりはないのに、どうしてかここまでこじれてしまうんですね…。もうすぐアニメも終盤にさしかかると思いますが、今後、晴は自分のトラウマとどのように付き合っていくのかということと、零との関係はどうするのか…かなり気になるところです。

零はいまだに海棠の両親のお墓参りには行ったことがないですが、今後は行くことがあるのかどうか…。海棠家兄弟は、両親の死を本当の意味で乗り越えられるのかがポイントになってきそうですね。
次回もどんなストーリーになるのか楽しみです!

こじれる関係を楽しんでいる清華 ©2017 あべ美幸/KADOKAWA/「SUPER LOVERS 2」製作委員会