第5話「火葬砲」
リコのピンチを救ったのはレグのエネルギー砲だった!それを「火葬砲」と名付けたリコは、レグとともに第2層の最深部「さかさ森」へと到達する。そこで出会ったのは「不動のオーゼン」であった。
火葬砲炸裂!!ナキカバネからリコを救え!!
第5話開始早々、リコとレグはピンチに!ナキカバネの罠にハマってしまったのでした。
人間が助けを求めるような声を感知したレグは、リコと一緒にその人を助けに向かうんだけど、それはナキカバネの声真似だった…というわけです。まんまと誘い出された2人。
リコがナキカバネに連れ去られてしまったのを助けようとするも、ナキカバネはチームで行動するらしく、ことごとく妨害されて手出しができない。そこでふと思い出したのは、以前リコを救ったときにレグが放った「エネルギー砲」だった。
はかいこうせん(違 © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会
この一幕では、リコを助けなければならないレグの腕がものすごく震えていたのが、なかなか興味深かった。
レグはどこまで「人間」なのか?
すごく気になることなんだけど、レグはどこまで人間なんだろう?
どう見てもサイボーグなレグだけど、リコはレグのことをロボットだと認識しており「男の子」だとは認識していないことが今回改めてわかります。リコは上半身裸の姿を見られてもまったく恥じらう様子すらない。対象的に、レグは恥じらっていたのがおもしろいところではあるw
恥じらうレグと気に留めてなさそうなリコ © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会
レグは、お股をのぞかれて恥じらったり、リコを助けようとして「外してはいけない」という感情を持ったり、アームを掴まれてゾクッとしたり、自分の「火葬砲」を撃ったあと手の震えが止まらなかったりと、かなり人間っぽい様子が見て取れます。
神経、あるいはそれに相当するものは体の隅々まで通ってそう。感情も持っている。では脳みそは?これはまだわからない。でも心臓はなさそうな気がするね。というのも、動力に血が必要なさそうだから。
それから、レグはリコを助けるために力を発揮しているフシがあるので、もしかするとレグが作られたのには、リコが関係しているのかもしれない。
…ともかく、レグはまだまだ謎に満ちた存在です。
本日のリコキッチン
– リコ爆弾
– リコ汁
…に続いて、第3弾!今回は自分がさらわれた「ナキカバネ」の肉を使ってシンプルに焼肉!うまそう!ちなみにレグいわく「本能に訴える旨さ」なんだとか。レグも食レポが板についてきた感じがするw
火をおこして、石の板を使って料理しているあたり、リコはサバイバルの訓練を受けていることが見て取れますね。
それから、肉を食べるときの描写はすっごく丁寧に作られてるなってことがわかります。レグが肉にフォークをさして食べようとするとき、ちゃんと肉汁が落ちるんですよね。しかもその効果音までちゃんとついてる。
そしてレグが肉をほおばるとき「肉が伸びる」んですよ!!
この表現はアニメならでは! © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会
個人的には「肉が伸びる」という表現がたまらなく好きで、よくワンピースとかでも見られるけどこの「肉が伸びる」という表現は、アニメならではの表現ですよね!実写じゃ絶対できない。
めっちゃモノをなくす
前回はアビスの真相をさしているという「星の羅針盤」をなくしたり、今回は大事なメモをたくさんとった「探窟手帳」をなくしたりと、なんかことごとくモノをなくしているリコ。
どっちも、今後アビスの深層へと向かうためにはとても役に立つはずのものですよね。それをことごとくなくしてしまって、回収できずじまい。わざわざ「なくした」という描写がある一方で、そこから話が発展することもありません。
なら、なぜわざわざ「モノをなくした」という描写が入っているんでしょう。これは単に偶然なのか?けっこう気になるところです。
過酷な冒険で、なれない環境だからある程度しかたないかもしれないけど、なんかのちのち全部回収されそうな気がするw
むしろガール・ミーツ・ボーイ
「アマギリの新芽は必ずアビスの北を向いており、枝は必ずアビスの中心を向いている」と知っていたり、ナキカバネは獲物が助けを呼ぶ声を真似できると知っていたり、やっぱりアビスに関する知識は並じゃないリコちゃん。
自分の正体や「火葬砲」を気味悪がっているレグに対して、「レグはすごいよ!」とリコが勇気づけたおかげで、レグは自分の能力を使いこなそうと前を向いたのでした。
焼け焦げた木々を背景に、リコがレグを説得する名シーン(ただし半裸) © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会
「ボーイ・ミーツ・ガール」というのは物語によくある構図だけど、このメイドインアビスというアニメは「ガール・ミーツ・ボーイ」という感じがしますね。そこはもうジェンダーフリーの時代ですよ。女の子がバリバリ前進して、それをサポートする男の子がいる。いいコンビだと思います。
知識と情熱をもったリコと、その情熱を現実のものにするだけのスペックを持ったレグ。どっちか一方が欠けてしまっても、アビスの真相にたどり着くことはできないでしょう。
レグだけだったらあっさりアビスのいたるところにある罠とかにかかっちゃいそうだし、リコだけだったら自分よりはるかに強い相手とやりあうことはできなさそう。
まだ生きてたんだ、あのガキ
監視基地(シーカーキャンプ)にいたのは2人。マルルクとオーゼンでした。
望遠鏡で監視しているマルルクを演じるのは、個人的に大好きな豊崎愛生さん。それはもう大はしゃぎでしたよ!!!
一方で、もう1人はハボさんが言ってた「不動のオーゼン」。リコの命の恩人の白笛でありながら、どうも気難しい人らしい。
オーゼンは「フフーン、まだ生きてたんだ、あのガキ」と、明らかにレグを知っている様子。そういえばリコの母親からの封書の中にもレグらしき人物が書き記されたりしていたので、レグはアビスの深層からやってきた…ということになるんでしょうね。
レグの両腕のアームを掴んだオーゼン © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会
オーゼンがどんな人なのかはちょっとまだわからないけれど、ちょっと不気味な感じはします。。
ふりかえりと今後のストーリーについて
「ボーイ・ミーツ・ガール」ならぬ「ガール・ミーツ・ボーイ」。いいアニメだと思います。
オーゼンは明らかに大物オーラが漂っています。油断ならない人みたいだけど、味方につけることができればリコたちの冒険が捗ることまちがいなし、ですね。
そして豊崎愛生さんが出演しているのが嬉しいですw
今回最大の名シーンは「アビス飯」で決まりやろなあ © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会