前回、サブカル党のミカの企画したイベントを予算委員会に通すため、協力することになった夏月。サブカル党のリイナ、SOS党の林檎とアイナとともに国会議事堂の展望室に出ると言われている幽霊退治に向かうことに。
一方、内気で自分の思いをうまく伝えることができず悩んでいたミカは、委員会で楼凱党の猪名川議員からの質疑応答にしっかり受け答えできず、国会議事堂の中にある偉人の像たちにいつも通り愚痴をこぼしていた。すると、なぜかその像たちが動き出し、偉人たちはミカの背中を押してくれる。
ミカが決意を固めたころ、幽霊の正体が自分の仕業だと気づいた夏月たちにバレた猪名川議員と出くわす。そこでミカは猪名川議員に自分の想いをまっすぐ伝える。雰囲気ががらりと変わったミカに言い返せない猪名川議員。委員会にもイベントの企画を通すことができたミカは、大盛況のままイベントを成功させたのだった。
アイドル事変7話「飾りじゃないのよマイクは」あらすじ
夏月の地元である新潟でスタジアム建設問題が巻き起こる。新潟に戻り、話を聞いた夏月はこの問題を解決することを約束し、建設を請け負う鬼丸建設の社長の元へ1人で乗り込む。アポのない夏月は返されるどころかなぜか「ヒロイン党」のアイドル議員であると知った社長が会ってくれることになるのだが、夏月の話は取り合ってくれない。
夏月が鬼丸建設の社長に会ったことを知った靜とも、なぜか関係がおかしくなってしまう。
夏月はスタジアム問題も靜との関係も解決することができるのか。
新潟の危機!?
夏月の地元、新潟でスタジアムの建設が決まり、住民たちが反対運動を行っていた。新潟に状況を確認しに向かった夏月は、住民たちの持つ不満を聞き、自分がこの問題をどうにかすると約束する。
そのスタジアムの建設を請け負っている会社に乗り込もうと名前を確認すると『鬼丸建設』という文字が。まさかまさか、靜の父親は鬼丸建設の社長…?などと感づくこともなく鬼丸建設の本社に向かう夏月だった。
交渉失敗
早速鬼丸建設に到着した夏月だったが、アポイントもなくそう簡単に社長に会えず受付で足止めを食らう。「ヒロイン党の星菜夏月です!」そう大声で話す夏月は社長の目に留まる。
その時、靜は1人ダンスの自主練に励んでいた。アイドルのダンスでよく用いられるサイドステップをひたすらしていた。このステップ、意外とかっこ良くできない人もいるので甘く見てはいけない。そんなステップを踏みながら、アイドル議員として認められるまで父親とは会わないと決意する靜だった。
場面は鬼丸建設社長室に移る。なんとか社長室に通してもらえた夏月だったが、スタジアムの建設に関して社長から正論を返され何もできず帰るしかなかった。
靜の気持ち
党本部に戻り、鬼丸建設に乗り込んだことを報告した夏月は秘書に叱られてしまう。このままだと鬼丸建設はもうヒロイン党に関わりを持たなくなってしまう。しかし、幸恵には奥の手があるようで…。そう、その奥の手こそ、鬼丸建設社長の1人娘なのだったのだ!(夏月以外は気づいていたけど)
その話を聞き、靜に協力を求める夏月だったが、先ほど父親と会わないと決意したばかりの靜にきっぱり断られてしまう。何も知らない夏月は幸恵に靜と父親の関係について聞かされる。自分の会社を継がせたい父親は靜がアイドル議員をやっていることに反対していること、本当は仲の良い親子だということ。靜がアイドル活動を通じて、人の想いを繋ごうとしていることが伝わればアイドル議員として活動していることも認めてもらえる可能性があること。幸恵の話を聞いた夏月は靜と父親との仲を取り持つことを決意する。
その頃、毎話最後に登場する謎の大物議員と鬼丸社長が密談をしていた。ヒロイン党に潰されるわけにいかない大物議員は社長に釘を刺すが、自分は独立不覊だから大丈夫だと答える社長だった。
靜と父親の仲直りとスタジアム問題解決を目指す夏月は靜に再び交渉をする。父とは会わないことを決めていると断固拒否する靜に、その頑固なところが父親とそっくりだと夏月が言うと靜は壁ドンしながら「独立不覊なだけ!!」と言い放つ。やはり似た者親子のようである。
パートナーシップ
靜との問題もスタジアム問題も行き詰まった夏月は部屋で逆立ちをしながら次の作戦を立てていた。作戦を立てるのに夢中になっていた夏月は訪問者に気づかず、寄りかかっているドアを開けられひっくり返ってしまう。訪問者は夏月が議員になる前から知り合いの少年。地元の子どもたちの描いた絵を鬼丸社長に見せて欲しいと夏月の元へやってきたのだ。行き詰まっていた夏月だったが、その絵を見て鬼丸社長の元を再び訪れる。
夏月と別れた後、靜はまた自主練をしていた。そこへ賛来党の党首、瑞希がやってくる。夏月のことを聞かれ、天真爛漫過ぎてむかつくことがあると答えた靜に、瑞希は変わったと伝える。アイドルとして大事な要素である感情表現を身につけ始めた今の靜を評価し瑞希は去っていった。
一方、社長の帰りの待ち伏せていた夏月は社長に絵を見て欲しいと雨の中で伝えるが、社長に相手にしてもらえず、絵を地面に落とし汚してしまう。部屋に戻り、絵を乾かしながらもうだめかと夏月が諦めようとしたその時、靜がライブをしようと言い出す。
想いよ、届け!
ライブを成功させれば想いが伝わるはず!そう信じた2人はライブに向けてリハーサルや告知等の準備を行う。
ライブ当日、ステージにプロジェクターで子どもたちが描いた絵を投影し、みんなが笑顔になるスタジアムを作って欲しいと伝える夏月と靜(ユニット名with)。席にはいないものの、ロビーのTVで映像を見ていた鬼丸社長はライブが始まると会場に入る。そして、1人娘靜の華やかなオーラ前回のライブを目に焼き付けた。
後日、ライブの評判は上々だったものの、父親を説得できなかったと落ち込む靜に朗報が入る。鬼丸建設がスタジアムの建設計画を見直すことをマスコミに発表したのだ。父親に想いを届けられた靜はとても嬉しそうであった。同じ報せを受け、不愉快なのは楼凱党議員。アイドル議員を本気で潰すと言う…。ついに謎の議員が動き出すのか?!
まとめ
ここ数話でちょこちょこ挟まっていた靜の家庭問題が無事解決し、一安心です。靜の出番が多かったのも良かったですね。キャラクターのせいもありますが、今まで目立つシーンやセリフがそこまで多くなかったのでメインなのに寂しいと思っていました。これからの靜の活躍に期待ですね。
また、前回ライブシーンがなかった分、今回はがっつり力の入ったライブシーンが盛り込まれていました。天真爛漫で勢いで突き進む夏月と知的でクールな靜がお互いの足りなかったものを補い合い、相乗効果が表れてきているような描写も良かったです。
次回以降、ついに動き出す謎の議員。どんな妨害をしてアイドル議員を潰そうとしてくるのか。今までの楼凱党議員とは異なるでしょうからそちらも期待ですね。