幼女戦記

『幼女戦記』第1話感想 ラインの悪魔ターニャの顔がヤバすぎる!

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幼女につられて見始めた人が多いのではないでしょうか?1話2話で判断して、続き見るのか決める人が多いと思います。ここからネタバレが多いので、まだ見ていない人は見てから感想を見て頂けると楽しめると思います。

第1話「ラインの悪魔」

舞台設定は第1次世界大戦ごろ?

『幼女戦記』の舞台設定は1923年。われわれの生きる現実の世界では第1次世界大戦が集結して数年後の戦間期に当たります。

作中の描写を見てみると、塹壕から歩兵が飛び出してきたり、参謀本部で「鉄道ダイヤ」について言及していたり、「協商連合」という言葉が登場したりと、第1次世界大戦を思わせるものがたくさん登場します。「愛国心」という言葉も登場しているので、「国民」という概念も登場していることでしょう。まさしく近代の戦争であることがわかります。

ターニャ・デクレチャフ少尉 出典:youjo-senki.jp

地図を見るとモデルはドイツであることがわかります。現実世界でシェリーフェン・プランが失敗したのと同様、北方, 西方, 東方と、帝国は3つの戦線を抱えています。事態は帝国にとって芳しくない模様。

ヴィクトーリア・セレブリャコーフ伍長 出典:youjo-senki.jp

ようじょつよい

タイトルから言っても「幼女」が出てくることは明らかですが、作品のテイストは「ほのぼの系」からかけ離れたものです。「幼女」の主人公ターニャ・デグレチャフ自身が典型的な「組織人」であり「軍人」です。

そのターニャは空を飛び、魔法陣を使って自陣を守り、空中から敵陣に攻撃を加えます。彼女は「魔導師」と呼ばれており、立派な戦力です。また魔導士はターニャだけでなく、ヴィクトーリヤ(ヴィーシャ)のような味方もいれば、共和国軍の側にも魔導士がいるようです。

ちなみに作中では、魔導師が弾着観測を行っていることにも言及されており、航空戦力としても弾着観測要因としても、戦場の前線に駆り出される存在として描かれています。

参謀本部のキャストが豪華すぎる件

『幼女戦記』では最前線だけでなく、本国の参謀本部のやりとりも描かれていますね。そこに出てくるキャラクターは言ってみれば国の「お偉いさん」なのですが、演じている人が豪華すぎるんです。

– エーリッヒ・フォン・レルゲン(声:三木眞一郎)
– ハンス・フォン・ゼートゥーア(声:大塚芳忠)
– クルト・フォン・ルーデルドルフ(声:玄田哲章)

それにしても、このアニメは名前を覚えるのが大変そう…!

3人の会談 この3人が今後の戦争の行く末を決めていく 出典:youjo-senki.jp

 

迫力満点の空中戦!かっこいい魔法陣!

「航空魔導師」が戦場投入されており、戦場では空中戦闘が行われることもしばしば。地上からは砲弾が飛んできますが、魔導師はそれを避けたりバリアーを張ったりしなければなりません。なかでも相手の銃弾を避けながらターニャが1人で敵中隊に乗り込んでいったシーンは、めっちゃスピード感あって見応えありました!

ロックオン 出典:youjo-senki.jp

高度1万メートルから拡散魔力爆発をおこすとき、相手をロックオンしてから狙っていましたが、そのときの魔法陣もかっこいい!「魔法陣が緑」ってちょっと珍しいような気もします。そして拡散魔力爆発ではあまりの火力に、ターニャにも煙がw

空中戦と魔法陣!かなり迫力があるので戦闘シーンは本当にワクワクします。

空間座標把握 出典:youjo-senki.jp

 

ターニャの組織観

戦場で先走り命令違反をした将校2人に対して、ターニャは処罰を加えようとします。将校2人は「砲兵隊を叩こうとした」と目的論の立場から正当化しようとしますが、ターニャはこれを「軍隊は組織、組織に必要なのは規則だ」と一蹴。

結果的に後方のトーチカで待機させています。ターニャの命令を無視した将校2人は、「元より勝つか死ぬかの選択肢しかありません!」と言い切っていました。したがって「死ぬ」道を選ばせたのでしょう。2人の死の知らせを受けても「動かないトーチカなどかっこうの的」と平然と言い放つターニャはなかなか冷酷です。

軍隊とは組織、組織に必要なのは規則。以上だ! 出典:youjo-senki.jp

戦場で「給料分は働かないと」「サラリーマンも辛いものだな」「今後の昇進に響くか…」など、あくまでも組織人、という感じ。ドライな一面も見られます。また部下を気遣う一面もあるなど、単に冷酷幼女ってわけではなさそうです。

幼女の皮をかぶった化物、ターニャの顔がやばい

『幼女戦記』の欠かせない見どころの1つは、「幼女なのに怖い」ってところだと思います。第1話だけでもそんなシーンは何度も登場しています。

銃剣をもって相手のオーギュスタン・ホスマン中尉にツッコむシーンなどは、ターニャの顔が完全に「殺る」ときの顔でした。迫力あっていいですね。狂気じみたターニャの様子を悠木碧さんは見事に演じていると思います。

エンディングのとき、参謀本部でレルゲンは彼女のことを「幼女の皮をかぶった化物」と言っていました。そしてラストのシーンでは彼女の目がカッと見開かれて、歯を見せて口を開く様子はまるで獣か悪魔のよう。ホラーでも見てるかのようですw

敵国である共和国からは「ラインの悪魔」、自国である帝国からは「白銀」と呼ばれるターニャ。今後どんな行動を見せてくれるのでしょうね!

ふりかえりと今後のストーリーについて

早くも第1話にして敵国側にターニャがその存在を知られてしまいました。

個人的には会話中にターニャのアホ毛が動いている様子がツボですw 普段は軍の帽子をかぶっているため見えませんが、あのアホ毛はトレードマークになりそうですね。

それから、ターニャのもとにやってきた新人さん(ヴィーシャ)にも注目したいところ!これからターニャのもとで鍛えられていくのでしょうね。いまはまだ軍人って感じがしませんが、物語が進むに連れてかわっていくんじゃないかと予想します。

戦闘と魔法の映像クオリティも高いので、今後が楽しみです♪