前回のおさらい
「不可能」とさえ言われていたドラゴンの浄化にみごと成功したスレイたち。しかし直後、そこにサイモンが現れ、世界は終わりだと告げた。
第21話「いつか夢見た世界」
アリーシャとロゼは回復した。いよいよ最終決戦。災禍の顕主との決戦に備えて、いままでスレイたちが出会ってきた人たちが続々と彼のもとへと集まってくる。そして最終決戦に備えてデゼルはある提案をするのだが…。
アリーシャとロゼの回復は…
アリーシャとロゼは9日間も眠っているようです。民衆は姫の身を案じて祈っています。あれだけバルトロに「反逆者」って言われてても、やっぱり姫様人望あるんやなあ。
「彼女そんなにかわいいかしら?」とエドナが言っていましたが問題はそこじゃないw
ただ、エドナもアリーシャもかわいい!
彼女たちが寝込んでいたのは、身体的な負荷もあったのかもしれないけれど、取り込んだ穢れの元になった感情を鎮めていたのでした。だから2人が同時に起きます。これにはイアンも号泣、マルトラン先生もニッコリです。
災禍の顕主の側近、サイモン
さて、前回登場した泣きぼくろの女の子、名前はサイモン。デゼルによれば彼女は災禍の顕主の側近なんだそう。デゼルって色々とよく知ってるなーとは思います。
「もう誰も我が主を止めることはできない」と言っています。彼女はわざわざそんなことだけを言いに来たわけではないと思うのですが、結局目的はよく見えないまま。
災禍の顕主はいま北の果ての地にいるんだそう。彼女はイメージを見せますが、それだけでもスレイたちは膝を折ってしまいます。いま世界中の穢れが北の地に集まっているんだそうです。
器に水を注ぎ続けるとあふれるように、北の地に穢れが集まり続けるとやがてそれが世界中に広がるんだそう。そうなると世界の終わりです!
それを聞いたスレイは「北の地に行く」と申し出ようとするのですが、それを仲間に見抜かれてしまいましたw 結局みんなで北の地にいくことになりました。
もう一冊の『天遺見聞録』
そんなときライラがスレイの成長を認めてあるものを手渡します。『天遺見聞録』はスレイがよく読んでいた本でしたが、彼女がスレイに渡したのはもう1冊の『天遺見聞録』です。
そこには以前の導師ミケルが書き記したさまざまな世界の秘密が書かれています。ここでもやはり「ベルベット・クラウ」の名が登場。やっぱり最後の最後で物語はクロスしそうです…!
どんな話だっけと見直してみたんですが、ベルベットの弟がアルトリウスに殺されたって話でしたね。ベルベットの弟と引き換えに穢れを消そうとした。そんな話でした。
オールスター感が出てきた!!
アリーシャは内政をマルトランに任せることとし、スレイの従士としてスレイたちに同行することになりました。もちろんロゼやデゼル、ミクリオ、エドナ、ライラ、ザビーダも一緒です。セキレイの羽もみんなついてきています。
アリーシャの人望で、国中から入隊希望者が集まっていたあたり、彼女は一国の姫にふさわしい人格を備えているんだなーと改めて思いましたね。そりゃ誰だってアリーシャについていきたい。
さらにアタックちゃんをはじめとするノルミン天族も久しぶりに登場。ノルミン天族さんマジかわいいの!!!癒やし!!お友達もいっぱい。。
ローランスからはセルゲイさんとグルードマンさんも助太刀に。いよいよ大群となってきました!ザビーダとデゼルが酒をかわしていたりと、とても楽しそうです。
あとスレイ&ミクリオの温泉シーンと、アリーシャ&ロゼの温泉シーンも見逃せないところ。
従士まで神依!?
さて、最終決戦のあいては災禍の顕主なわけですが、グレイブガント盆地で戦ったときよりもさらにパワーアップしています。スレイたちも急成長をとげたとはいえ、やはり強敵であることには変わりなし。
そこでデゼルが提案したのは、従士(ロゼとアリーシャ)の神依化。神依化はいわば「導師の切り札」的なものであり、体にかける負担は大きすぎる。うまくいくかはわかりません。
さらに従士が死んでしまったらそこに憑依している天族も一緒に死んでしまうんだそうで、ライラはすごく渋ります。試しにやってみると、立っているのすらおぼつかない状況…。
とはいえ、ここで練習したってことは次回以降「従士の神依化」を使って戦うことになっていくのかもしれませんね。そんな様子をずっと見ていたのは、敵であるはずのサイモンでしたが…!?
次回予告(あれば)
次回予告では全員集合。狭すぎてさすがに草でしたw
ザビーダの影に隠れ気味なエドナちゃん。
今回はなんかあんまりひねりもなく「しりとり」をして終わりました。
ふりかえりと今後のストーリーについて
いよいよ災禍の顕主との戦いが始まりそうですね!
従士の神依化は「天族が武器として戦い、従士がそれを支える」ってものみたいですが、それを支えるだけの力量がアリーシャとロゼにあるのかどうか。
そして散々ベルベット・クラウの話を引っ張ってるってことは、やっぱり災禍の顕主って…。