第26話「獣の巨人」

人類が壁の中で安寧の時をすごした100年。ある日突然巨人によってその日々は壊された。戦いの末、人類の中に巨人側の勢力がいることが判明する。その1人がアニであった(以上、第1期25話まで)。

今回は巨人側に新たな個体が出現しました。

硬化したアニ ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

OP「心臓を捧げよ」がかっこいい!

『進撃の巨人』の作中の言葉として「心臓を捧げよ!」というものがありました。命を賭して戦え…的な意味合いだと思います。

あのポーズもかっこいいというか、局所的にちょっとした流行になってましたよねw

第2期第1クールのOPはその名台詞である「心臓を捧げよ」でした。2期もLinked Horizonだったのが嬉しいところ♪ 進撃といえばリンホラ…みたいなとこある。

「鎧の巨人」や「獣の巨人」の姿もありました。

OPがカッコよくて音楽より作画がすごすぎる件 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

そしてOPには色んな動物の姿に見える巨人が多数登場しています。さらに目を引いたのが「心臓」です。OPに登場する巨人にはことごとく赤い塊が1つずつある。

たとえば「獣の巨人」の左胸のあたりに1つ。心臓の位置だと考えるのが自然でしょう。

「心臓を捧げよ」というのは「命を賭して戦う」という比喩的な意味と、「心臓を差し出して巨人として戦う」という物理的にな意味と、ダブルミーニングなんんじゃないかと思ったりしました。。

カッコイイ進撃のPV

ウォール教司祭のニックが何かを知っている

1期25話ラストで壁に穴が空きました。その穴から目が見えたところで1期が終わりましたよね。

あれはつまり「壁の中に巨人がいる」ということなのですが、そんなことは誰も知らなかった…はずなのですが、そこでウォール教のニック司祭が登場。

「かなり切羽詰った様子で日光を当てるな」と言ってます。

「壁に危害を加えるな!」と言っていたウォール教のオッサンでしたが、これにはちゃんと理由があった…ということですね。

それにしてもこのニック司祭は重要な情報を隠していたということになります。それを珍しくハンジさんが激昂して、脅しをかけてでも問い詰めるんだけど、それでも口を割ろうとしない。

まだまだ巨人側の謎は深いです。。

口を割らないニック司祭 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

巨人が壁の内部に…

さらに「壁の内部に巨人が侵入した」という情報が。それはウォール・ローゼが突破されたということ。

実は104期生の中に巨人側の人間がいるのではないかという疑いがかけられていたため、彼らは私服で待機せよとの命令が出ていた。つまり軟禁ですね。

そんなときサシャは「地鳴りがする!」と急に怯えた様子。そこから巨人の襲来を言い当てたあたり、かなり野生の勘だわ。

しかも巨人は多数襲来しています。なんかめっちゃ目のでっかい巨人が1体いたのがだいぶ気持ち悪かった(

それにしても壁の内部に巨人が入り込んできたというのはかなりの驚きです。人類はかなり劣勢。

しかし、そんなときに「人は戦うことをやめたとき、初めて敗北する」とミケ分隊長が力強く言い放ちました。このオッサンかっけえな。

ニケ隊長 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

情報の拡散!

104期生は4つの班にわかれて、情報をいち早く拡散することを目標にしました。

通信手段とか発達してなくて馬を使って情報を届けているあたり、なんか大河ドラマでも見てるような気分です。

巨人は南から襲来。そして南にはコニーの故郷の村が…。あとはサシャの故郷が北方にある。これはなんか雲行きが怪しくなってきました。

そして、人間が離散したのを見ると突然走り出す巨人たち。めっちゃ速い。

しかもなんか1体だけすごい走り方をしてる巨人がいたww

なんやあの走り方!?

よくあんなアニメーションつくったなwww

良く分からないアクロバティックな走り方をする巨人 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

囮になったミケ分隊長

ミケ分隊長は、囮になって時間を稼ごうとします。時間さえ稼げれば情報が拡散していくから、賢明な判断かな。

このおじさん、「ミケ分隊長を信じろ」「調査兵団でリヴァイ兵長に次ぐ実力の持ち主だぞ」など言われており、なかなか大物だったようです。

ミケ分隊長は何体かの巨人を仕留めたあと、ずいぶん時間を稼げたので、馬を使って離脱しようとします。指笛で馬を呼び寄せますが…。

なんと、それまでまったく攻撃に参加していなかった17m級の「奇行種」が突然ミケ分隊長の馬を捕まえたのです!!!こいつもしかしてめっちゃ頭いい!?

獣の巨人 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

17m級の「獣の巨人」

17m級で「攻撃に参加しない」という変な巨人でしたが、こいつはさらに「毛深い」という特徴まで兼ね備えている。

そして捕まえた馬をミケ分隊長めがけてぶん投げてきました。

屋根から落ちた拍子に、別の巨人に食われるミケさん。

そこに「待て」と一言発した獣の巨人。それでも食べ続けようとする巨人を獣の巨人は握りつぶします。「俺今待てって言ったよね?」と。

さらに、ミケにむかって「その武器はなんていうんですか?」「うーん、同じ言語のはずなんだが」「うなじにいるってことは知ってるんだな」などと、思いっきり今までの巨人とは違う様子。

ちゃんと人間とコミュニケーションを取れている。人間ではなくて類人猿がベースになってる巨人なんでしょう。

獣の巨人の目的はおそらくミケから人間側の情報を引き出すことだった。ミケから武器を奪って立ち去りました。

立体起動装置を持ち去る巨人 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

人間は戦いをやめたとき初めて敗北する

獣の巨人を前に足がすくんだミケ分隊長。

しかし自分が言った「人間は戦いをやめたとき初めて敗北する」という言葉を思い出し、単騎でも武器を取って戦おうとしますが、巨人に食われてしまいます。

しかも衝撃だったのは獣の巨人が「もう動いていいよー」と、他の巨人に指示したこと。司令塔役がいる組織だってことです。

「い”や”あああああああああ」と悲痛な叫びを上げるミケ分隊長が食われて死んでいった。進撃の巨人は2期も「魅せて」くれそうです。

喰われたミケ隊長 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

26話の「現在公開可能な情報」

>壁の中の巨人

正体不明の存在。どうやら女型の巨人が生み出す水晶体と同様のもので壁を形成している模様。ウォール教の幹部はその真実を知っているようだが、固く口を閉ざしている。

ふりかえりと今後のストーリーについて

ついにはじまりました!今期、個人的に期待度ナンバーワンな『進撃の巨人』。

まだまだ謎が多くて巨人側の全貌がわからないけれど、ウォール教の司祭といい、今回突然ウォール・ローゼ内に巨人がなだれ込んできたことといい、人類サイドに巨人側の内通者(スパイ)は思いの外たくさんいてそうな気がする。

物語の全貌はいずれ明らかになっていくでしょう…!!