ついに最終回を迎えたこのすば。温泉を浄化してしまったアクアが責められて終わった前回。今回は温泉に毒を入れていた人物がわかります!そしてカズマたち一行の最後の戦いが始まります!そんな熱くて感動の最終回、今回も感想に参りましょう!

第10話「この素晴らしい仲間たちに祝福を!」

まずは第9話のあらすじからどうぞ!
アルカンレティアにて、アクアは女神らしく懺悔の部屋のようなもので人々の罪を聞いていた。カズマはアクアが大切にしていた酒を飲み、安い酒をそのビンに入れたことやアクアが宴会芸で使っているコップを割ってしまったことを告白。すると部屋から出てこなかったアクアだが、カズマを自分の部屋に入れ、街の人々の懺悔を一緒に聞いていた。

後輩のエリス様をおとしめるアクアw © 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

最初に来た人物は、エリスに心が揺らいでいることを告白。するとアクアはエリスの胸はパッド入り、と後輩女神をディするようなことを言う。アクシズ教徒の男性の心には響いたようだった。

信者のためにはなんでもするというアクア。どうやらアクシズ教徒を大切にしているようだ。
めぐみんは外のアクシズ教徒が怖いらしいが、ダクネスはエリス教徒であるがゆえに罵倒を浴びるのが楽しい様子。

カズマは温泉へと向かう。混浴のため、女の人とも一緒になる。そこに一緒にいた男性もなにやらストレスがたまっているらしく、温泉で怒りをぶつける。
カズマはマッサージを受けるが、結局アクシズ教徒の石鹸の押し売りになっていた。

温泉にくるめぐみんとダクネス。めぐみんは本当はアクアやカズマを外出させ、アクアに寄って来るアンデットを狩ろうとしていたらしい。めぐみんとダクネスは混浴風呂に向かってカズマがいるのではないかと声をかけるがカズマは返事をしない。混浴風呂からめぐみんとダクネスの会話に聞き耳を立てているとそれがばれて攻撃される。カズマも負けじと攻撃するが猫を投げられ、洗うことに。

ちょむすけを洗うカズマ © 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

夜、アクアはウィズに泣きついていた。どうやら温泉をただのお湯にしてしまったらしくそれで追い出されたとのこと。女神であることを明かしても鼻で笑われてしまった。
アクアは温泉が魔王軍に狙われていると考え、みんなの協力を求めるがみんな断る。

結局はアクアには協力せずめぐみんとカズマは街に出る。普通にしていたらすごくいい街なのに、アクシズ教徒のしつこすぎる勧誘に疲れてしまう2人。湖にくると石鹸!洗剤!と叫ぶ男性が。ウィズが2人に合流すると男性はいなくなる。

アクアは温泉に危険があることを街人に演説する。魔王軍が温泉を狙っていることを話すが、温泉を浄化してしまうアクアのうわさが公になり、アクアが悪者になる。最後の手段として自分が女神・アクアであることを街人に明かすが誰も信じない。それどころか温泉を浄化してしまうことで、この街の財源を奪う魔王軍の者とまで言われる始末。アクアはアクシズ教徒をかわいく思っていたが、街の人間はアクアを魔女扱いし、アクアを倒すべく動き始めていた…。

第10話 今回の見どころは?!

それでは今回の第10話のあらすじから参りましょう!
アクシズ教徒たちに悪者扱いをされてしまったアクア。今は逃げるしか道はなく、アクシズ教徒から逃げる。身をひそめながら何が元凶であるかを考えていると、温泉の源泉が原因かもしれないということで、源泉へと向かう一行。

門番になかなか通してもらえず、ダクネスの紋章を見せ、貴族であることを示して中へ。温泉の管理者のおじいさんがいるはずだったが、おじいさんの姿はない。その代わりに、アルカンレティアの街で洗剤を池に投げ入れていた男性が。よろよろよろめいていて、今にも自殺をしそうなその姿に、カズマは慌てて身を乗り出すが、この男性のしていたことは、源泉に毒を流し込んでいたのだった。

あっ!w © 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

慌ててごまかす男性だが、ウィズが顔見知りのようで話しかける。男性の名前はハンス。ウィズに話しかけられ毒を入れていたことがばれたハンスはその場を去ろうとするが、カズマたちに止められてしまう。スライムという言葉から、カズマはハンスが雑魚だと勘違いしてのことだった。

ハンスが魔王軍幹部であり、かなり強いことをメンバーに明かされると、カズマは謝りながら源泉から逃げてくる。しかし、アクアは納得がいかず、アクシズ教徒を助けたい一心で、ハンスのもとへ戻っていく。

ハンスとのやりとりで、もともと源泉の管理をしていた管理人を食べたことが明らかになる。ウィズはこの言葉にキレた。普段は魔王軍幹部に手出しはしない中立的な立場であるウィズだが、戦いには関係のない一般人に手を出した場合には、魔王軍幹部に攻撃することを了承されていたのだ。

本気のウィズ © 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

ウィズが本気を出したことで、ハンスも本来の姿になり、戦う。アクアを追ってきたアクシズ教徒たちもハンスの姿を見て、元凶がハンスであったことを理解し、戦う。アクアは源泉の浄化を必死にしていた。
ハンスのスライム姿が大きすぎるため、ウィズの魔法をもってしても、凍らせることができない。カズマはそこで作戦を立てる。

ハンスの体には確かに食べられてしまった管理人のおじいさんの骨の姿が。しかし、完全に消化されていなければアクアの魔法で復活させられる。カズマは自分がおとりになり、ハンスに食われたところで、めぐみんに爆裂魔法を撃たせ、飛び散ったスライムからアクシズ教徒を守る役目をダクネスが任された。小さくなったスライムのハンスを凍らせたウィズ。

ウィズの氷魔法 © 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

しかしまだ、ハンスは生きていて、小さなイカのような、タコのようなスライムになっていた。それを、アクアがゴッドブローで攻撃。アクシズ教徒からのパワーを得たアクアの攻撃(ゴッドレクイエム)はハンスに大打撃を与えた。

こうして無事にハンスを倒し、温泉の危機を救ったカズマたちだが、結局アルカンレティアの温泉は浄化されてしまい、温泉としての効能を奪ってしまったので、魔王軍幹部がやろうとしていた悪事をそのままやってしまった形となった。もちろんアクシズ教徒からは感謝などされるわけもなく、カズマたちはアクセルの街へ帰った。

今日こそ勝負よ! © 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

アクセルの街のみんなは温泉から帰ったカズマたちを迎え入れてくれました。ゆんゆんもラストにめぐみんと勝負して遊んだり、やはりアクセルの街こそ、カズマたちの居場所なんだなと感じました。カズマを飲みに誘ったり、おかえりなさいと優しく声をかけてくれる街のみんなが暖かかったです。

それでは、今回も見どころのピックアップに参りましょう!

アクシズ教徒に追われるアクア

前回の続きで、アクシズ教徒から偽アクアと言われてしまい、追われるアクアたち。アクシズ教徒に散々な目にあわされているアクア、カズマにはアクシズ教徒を助けなくてもいいのでは?と言われてしまいますが、アクアはそれでもアクシズ教徒を守ると意志は固い。
アクシズ教徒を助ける!と必死なアクアには好感がもてます。ここまでされても守るのは素晴らしいと思います。

元凶は源泉?

源泉に何か異常があるのではないかと感じたアクアは、源泉へ向かいます。管理人のおじいさんが管理しているはずなので一体どうしたことか…。源泉の門番に止められてなかなか中に入れなかったのですが、ダクネスの貴族権力を使って中へ。そこにひとりの男性が。

ダクネスが今回はあまり変態っぷりを発揮していなかったなぁと思いました。ところどころMっ気もありましたが、今回はあくまでアクア回ってことなのでしょうね。

ちょろいですねw © 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

温泉に毒を流し込んでいたハンス

源泉の前でふらついていた男性。アルカンレティアの街の池のような場所で、アクシズ教徒にもらった洗剤を投げつけていた男性でした。ウィズが知り合いのようで、ハンスに話しかけていましたが無視されます。なぜなら、ハンスは魔王軍幹部だから。

でも、まだそれを知らないカズマたちはハンスに戦いを挑みます。スライムという言葉で、なんとなく雑魚なのではと感じてしまったカズマの誤算でしたね。
魔王軍幹部であることがわかると、すぐさま謝りながら逃げ出します。

ハンスとアクシズ教徒にはさまれたカズマたち

逃げた先ではアクシズ教徒が迫ってきていて、どうしようもない状態に。アクアはそれでも、源泉に毒を流し込んでいたハンスが許せず、ひとり立ち向かっていきます。そのあとを、カズマたちも追います。

アクアもハンスにぶち切れw © 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

キレたウィズ

今回最大の魅力だったのがウィズの本気シーン!ハンスが管理人のおじいさんを食ったという発言でマジギレ!戦いに参加していない一般人を殺すことは、ウィズと魔王軍幹部の契約には反していて、こういった場合にはウィズも魔王軍幹部を攻撃していいことになっています。

ウィズがマジギレしてハンスに攻撃する姿、めちゃくちゃかっこよかったです!いつもアクアの浄化にやられて魔力が薄れていくウィズが、こんなにも強くてかっこよかったとは!

ハンス、スライム化!作戦を練るカズマ

巨大なスライムになってしまったハンスにはウィズの魔法も限界で、小さくできれば凍らせることができるとのこと。まずはカズマがおとりになり、ハンスに食べられます。そこへめぐみんの爆裂魔法で小さくし、ウィズの魔法で凍らせるというもの。

ハンスに食われても、消化していなければ蘇生可能であることがびっくりです。管理人のおじいさんも蘇生できたのでしょうか。生きててほしいものです。

スライム化になすすべがないw © 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

アクアのゴッドブロー!!

結局、ウィズの魔法で凍らされたハンス。でも、中からイカかタコのようなスライムが。なんだかそのへんにいそうなモンスターって感じの弱々しい雰囲気。そこへ、アクアのゴッドブロー!
なんだかものすごく作画に力が入っていました!これまたかっこいい!

どこまでもクズ発言のアクシズ教徒

アクアに力をくれたアクシズ教徒の言葉がそれぞれクズっぷりを発揮していました。アクシズ教徒はやればできるとか、逃げたっていい、逃げるが勝ちという言葉もあるだとか、最後には「エリスの胸はパッド入り!」とか。

この言葉たちのおかげでアクアは力をもらい、ゴッドレクイエムでハンスを倒します。
感動的だったはずなのに、なんだか笑ってしまうシーンです。

アクア様の一撃 © 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

結局アクシズ教徒からは感謝されず

魔王軍幹部が、アルカンレティアの温泉という財源を奪おうとしていたのですが、結局アクアのゴッドレクイエムによって温泉が浄化されてしまい、温泉としての効能まで奪い、ただのお湯に…。これでは魔王軍幹部がやろうとしていたことをアクアがやってしまっただけ…という結果になり、アクシズ教徒からは感謝されるはずもなく、アルカンレティアをあとにします。やっぱりアクアにはこういう災難がつきものですね!

アクセルの街へ帰ってきたカズマたち

アクアの力で魔力を失い、またしても消えそうになっているウィズを送り届け、自宅に帰ってきたカズマたち。最後には毎日めぐみんのもとを訪れていたゆんゆんも登場。
アクセルの街のみんなが暖かくて、それだけでアルカンレティアとは違う心のつながりが見えたような気がして、ほっとしました。やっぱりカズマたちの居場所はアクセルの街ですね。

家に帰ってきてひと時を過ごすカズマさん © 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

まとめ・最後に

このすばは今回で最終回を迎えてしまいましたが、いつまでもカズマたちはアクセルの街の冒険者たちとわいわい仲良くしているんだろうな、と感じることができました。いつもなら賞金をもらうと、使いすぎてしまい、借金に追われ…の繰り返しでしたが今回は違いましたね!きっとコタツや日本の品物のビジネスもうまくいったのだと思いたいところでもあります。

最終回に、最高の作画を見せてくれたのも嬉しかったです。ウィズとアクアの本気の攻撃がとてもかっこよかったです。ギャグがメインにありつつ、まじめなニュアンスのストーリーもあり、このすばはとても面白い作品でした。この先の続編や、めぐみんのスピンオフがアニメ化されたりしないかな…と期待しつつ、ひとまずはお疲れさまでした、という気持ちです。