第1話「宙太と声と採用試験」あらすじ
マフィン屋のおばの家に住む九ノ瀬宙太(ここのせちゅうた)は、頭のなかで自分だけに「声」が聞こえる。そんな宙太はある日、宇宙警察ēlDLIVE【エルドライブ】の宇宙船へと転送されて、「採用試験」を受けさせられることに!声の主の正体は?そして採用試験の結果はどうなったのか?
宇宙警察の任務
冒頭から早速、宇宙警察の任務の様子が!
ベロニカとニノチカが宇宙人犯罪者を追い詰めています。そこへ「近くを通りかかった」という美鈴とブリック署長が援護に入ります。2人のレジ袋が同じだったので、なにを買っていたのか気になるところですねw
ベロニカは、援護にかけつけた美鈴に対して「ちょっと!援護なんて頼んでないんだけど?」と反発している様子。
宙太と頭の中の「声」
宙太には幼い頃から頭のなかで「声」が聞こえます。その声は他の人には聞こえません。
自らも声を発して、その声の主と会話しなければならないようですね。周りから見れば独り言をつぶやいているようにしか見えません。社会科の時間、「厳しい」と評判のタケカワを無視する宙太は「つぶやき宙太」とも密かに呼ばれていました。
ちなみに宙太は美鈴のことを異性として意識している様子。「性格も可愛いんだろうなあ…」とデレデレする宙太ですが、実際には…!?
家事の手伝いをしていてスキルの高い宙太は、家庭料理部から料理大会に誘われますがそれを断ります。そのときに宙太には、家庭科部員の心の声らしきものが聞こえていました。あれは本人の被害妄想的な脳内補完なのか、そういう能力なのか、今のところ判然としません。
宙太は美鈴に「それを言うならボインボインだろ」という「声」との会話を聞かれ、「最低の変態男ですね。跡形もなく死んでください。」と、変態扱いを受けます。宙太の恋、あえなく撃沈。ですが、視聴者的には「はやみんボイスで罵られる」というご褒美でした!(?)
エルドライブの採用試験を受けることに
両親がいない宙太はマフィン屋さんを営んでいるおばの家に住んでいるようです。少し元気のない宙太を見て「学校でなんかあった?」とおばさんはなかなかの察しの良さ。さすが大人。
そんな宙太は光りに包まれ、突然宇宙船へと転送されます!部屋に入ると…
ブリックから「よくきたな、九ノ瀬宙太。宇宙警察エルドライブへ!」と歓迎を受けます。早速宇宙空間へ放り出され、地球を外から見る宙太。
「地球人はフォルムが汚い」といきなり登場する月の形をしたメリエスという宇宙人や、10本足の宇宙人も、宙太を驚かせます。彼らもまたエルドライブの署員なのですね。ところで、宙太をエルドライブに勧誘することを反対した人物が1人いました。
「私は反対です。あの独り言のクセからもわかるように、彼には妄想癖があります。おそらく妄想の内容は言葉にするのも憚られるものであり、その赤面偏差値は中学生の全国平均の10倍をゆうに上回ると思われ、彼の存在自体が県内青少年育成条例の対象になるのも時間の問題かと思われます。」
…これだけの長台詞を早口でまくし立てる美鈴さんがとても好みです。そんな宙太は半ば強引に「採用試験」を受けさせられることになります。このあたりの展開がちょっと笑いを交えた少年マンガっぽくて好きでした!笑
共生技、発動!シンパシー!
「C級宇宙犯罪者シャブロール星人を逮捕する」という課題を与えられた宙太の前に現れたのは、「ボインボイン」こと早乙女先生と、Aパートで宙太をカラオケに誘っていた「タテヤン」でした。余談ですが早乙女先生を演じていたのが伊藤静さんで、セクシーなオトナのおねえさんキャラにはぴったりだと思いますw
「油の匂いがする」と「声」は語りかけます。声の主はSPHをかぎわけることができるのですね。そして「ボヨンボヨン」というのも、なんと胸のことではなく体型のことを指していたのでした!豹変した早乙女先生はとても醜い姿に…。めっちゃボヨンボヨンやん。。
「声」の主はタテヤンを助けることを進言しますが、ここで宙太の過去の記憶が呼び覚まされます。助けようとした3人が崖から落ちてしまったのです。よく見るとその中の1人が「タテヤン」に似ているような…?
「何かをすれば良くないことがおきる」という信条はこの時のトラウマが大きいのでしょう。しかしためらっていては「タテヤン」を助けられません。ぼくがタテヤンを助けるんだ!と力強く宣言した宙太。その心は共鳴します…!
「久しぶりに共生技が発動してしまった」という声の主に目を向けると…、なんと宙太の身体から何か出てる!?宙太にだけ聞こえる声。そいつの正体は、「モニタリアン」でした。40億年以上前、グリフィス星人が各惑星を監視するために置いた生命体の子孫なのだそうです。
共生時の技のアクションの起点となるのはイメージの一致。つまり共生技によって宙太のイメージが具現化されるということです。今回は、肉がベランベランしてて雑巾みたいだから、針と糸で縫い付けることを選択。
こうして無事に宙太はエルドライブ採用試験に合格!しかし、「私は反対です」と言った人が1人だけ。それは、其方美鈴でした。…次回へ続く!
次回予告
ブリック「もうちょいかっこいい名前なかったのか?」
宙太「え、かっこよくないですか?なみ縫い」
ブリック「え?」
宙太「え?」
第2話のタイトルは「スーパー・クール・スペース・ガール」です。どう考えても美鈴回ですね。宙太と美鈴、2人の関係性が今後どうなるのか、気になるところ!
ふりかえりと今後のストーリーについて
素質がありそうな者を選び出すマザーズコンピューターに選ばれた宙太。実は彼と共生している「モニタリアン」と、その力を引き出す地球人…という組み合わせに着目したものでした。
さて、Aパートで家庭科室から出た廊下のシーンと、シャブロール星人との戦闘中に回想がありましたが、宙太の過去には何かがあった様子。
「何かをすれば良くないことがおきる」「せめて人に迷惑をかけないように」というのが彼のモットーだそう。だから他人と関わることを避けています。しかし宇宙警察となった以上そうはいかないでしょう。
うーん、なんだかジャンプアニメっぽいですね!そして主人公が成長していく姿を見ることになるのではないでしょうか。「つまらない」と言われているようですがおもしろくなりそうな予感!今後に期待しましょう♪