「昭和元禄落語心中」アニメ2期6話感想 助六は居残りで『居残り』

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前回のおさらい

八雲師匠から『居残り』を課題に出され、助六はその作中に登場する「佐平次」と向き合いながら、自らの落語、自らの表現を探す助六。そしてやってきた親子会当日、『死神』を終えた師匠が倒れてしまい…。

『昭和元禄落語心中』第6話

八雲師匠が倒れた後、救急車で運ばれる八雲にはついていかないで、助六はその場に残って『居残り』を演じきった。あくまで親子会にやってきたお客さんのために尽くした。そして倒れた八雲は目を覚ますのだろうか…。

八雲師匠が倒れても…

救急車が到着して、八雲師匠は病院に運ばれることになります。しかし助六は、与太ちゃんは、親子会につめかけたお客さんのために『居残り』をやると言い出します。

八雲の「家族」と呼べるのはもう小夏と助六と信之助(そして松田)ぐらいしかいません。そんな家族が命の危機でありながらも、助六はお客さんの前で落語をやることを選んだのでした。

助六と小夏がそれぞれに向かって「師匠のことを守れるのはあんたしかいない」「落語できんのもあんたしかいねえ」と言って「「たのんだよ」」と別れるの、お互いかっこよかった。。

お客さん待っているという助六 ©雲田はるこ・講談社/落語心中協会

助六の目が、うろたえつつもしっかりと座っていたあたりに、この人の覚悟を感じました。

助六(与太ちゃん)の『居残り』

今まで散々、出だしとオチとやってくれていた『居残り』でしたが、ついに初めて全編をアニメに落とし込んでくれました!!最初にマクラがなかったのは一刻も早く師匠の下へ向かいたい気持ちの表れかもしれません。

お金を持たずにお店へ行って、お店で「お金ないでーす」と開き直った後、住み込みでバイト。「もう出てっておくれ!」と言われてもゴネて出ていかない。「十両やるから消えとくれ!」と言われてようやく出ていくのです。お店の代金を踏み倒したどころか、十両ゲットしたんだから大したもの。これが「居残り商売」なんだそう。

最後は「俺はオコワにかけられたのか!」「へえ、旦那の頭がごま塩ですから」というオチ。おこわにごま塩ってことは赤飯のことを言ってるんですね。騙されたのにめでたいオチという皮肉ww

大盛況の助六 ©雲田はるこ・講談社/落語心中協会

ずーっと助六を追いかけてきた樋口もものすごく満足げな表情でした。

萬月師匠は医学部出身

終わると早速師匠の下へ。助六が泣いている理由を信之助が尋ねると「『居残り』がよくできたのに、師匠に聞いてもらえなかった」ということでした。そして松田さんもつられて涙。。

八雲師匠は心筋梗塞だったよう。結局、萬月師匠が機転を利かせたおかげで一命をとりとめたのでした。

実は萬月師匠は医学部の出身なんだそうです。彼曰く「モテようと思って」医学部に行ったらしいですが、そんな軽いノリで簡単に行ける所じゃないw 彼のスペックの高さがうかがえます。

帰り松田さんに送ってもらう萬月師匠 一安心 ©雲田はるこ・講談社/落語心中協会

松田さんは萬月師匠の落語が好きなんだとも言っていました。ビビッと辛口で渋好み。いまはそういう落語をする人がいないからなおさら萬月師匠に落語の世界に戻ってきてほしいみたいです。

萬月師匠の落語!聞いてみたい!!

寄席の「空気」

寄席を建て替えることになりそうです。大震災の影響で日本中の耐震基準がものすごく厳しくなったんだそう。

しかし、今の寄席は、江戸から残っている名前と、大正から残っている建物です。夏は釜のように暑く冬はシベリアのように寒い。割れた火鉢、べっこべこの畳、薄っぺらな座布団、曲がった時計、ヤニくさいロビー、薄暗い客席。不便で古臭いかもしれませんが、寄席には長年かけて醸成された「空気」があります。

それを建て替えるのはどうも気が進まないようで。。このシーンは背景の作画にも気合入ってましたねw

寄席は取り壊したくない ©雲田はるこ・講談社/落語心中協会

樋口がたどり着いた「表現の3つの型」

八雲師匠が倒れたあとは師匠の分まで働いてるのが助六です。彼は連日大忙し。そんな彼が樋口と出会います。樋口は助六の『居残り』を聞いて「表現には3つの型がある」という結論にたどり着きました。

それを助六に伝えたくて「ムラムラしていた」のだそうw

– 八雲型:経験と鍛錬で洗練された表現。彼にとって落語は自分を表現する道具。
– 先代助六型:女、子供、ご隠居、犬、何をやっても助六だから実感がこもっておりハマれば説得力がある。
– 与太ちゃん型:噺家の顔が出てこない。作品の世界がそのまま表現されている。

樋口は与太ちゃんに対して「自分の想いを落語に託さない」ことが強みなのだと説きます。3人の強みをしっかりとわかっている樋口さんさすが!って感じでしたね。

さらに・・・先代助六のフィルムが見つかった。演目は「芝浜」 ©雲田はるこ・講談社/落語心中協会

さて、場面変わって病院。最後の最後で師匠が目を覚ましました。小夏さんの「起きやがれ!寝てる場合かい!」という言葉で目を覚まし、死にぞこなった師匠。健在でいてくださいまし。。

ふりかえりと今後のストーリーについて

八雲師匠が無事に目を覚ましました!よかった。。

そして与太ちゃんがずーっと悩みぬいてきた『居残り』の「佐平次」を、ようやく自分のモノにできたのでした。いい回だった。

次回予告では若き日の小夏らしき姿があったので、どうやら少し過去の回想が入りそうですね。それから、樋口が探してきたフィルムから、若き日の先代助六や八雲(菊比古)の姿も見ることができそうです。

次回予告が小夏だったので、ご「ひ」いきと言っていたのが逆に新鮮でしたw

目を覚ました師匠! ©雲田はるこ・講談社/落語心中協会

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