第1話「ふじさんとカレーめん」
「ゆるキャン△」第1話の動画を視聴したので、感想を書いていこうと思います。作画もキャラデザも美術も抜群!音楽もいいし、なにより心があたたかくなりそうで、おもしろそうなストーリーです。とても楽しみなアニメですね。
はじめに:「ゆるキャン△」とは?
アニメ「ゆるキャン△」の原作は、まんがタイムきららフォワードに連載されていた作品です。
「ゆるキャン△」以外だと、「がっこうぐらし!」「ハナヤマタ」「夢喰いメリー」といった作品を世に送り出したのも、この「まんがタイムきららフォワード」。
山梨県に引っ越してきた各務原なでしこは、千円札にもなっている富士山を見るために自転車で山を登るも、帰れなくなってしまう。そんなとき、キャンプに来ていた志摩リンと出会い、キャンプのおもしろさに目覚めていく。
犬山あおい、大垣千明、斉藤恵那らとともにすごす、ちょっぴり非日常感のある「女の子×アウトドア」ストーリー!
左から、各務原なでしこ、斉藤恵那、犬山あおい、大垣千明、志摩リン (C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
「ゆるキャン」は原作者の体験と取材をもとに作られたそう。リアルな描写、キャラクターのセリフの端々から、それを伺うことはできますね。
原作が発表された時点で、その自然の美しさゆえにNHKの番組やバイク・キャンプ雑誌でも取り上げられるぐらいだったそう。アニメでも自然の美しさに焦点を当てた部分は顕在で、アニメスタッフは数回にわたるロケハンを敢行したんだというから本気度が伝わってきます。
OPアニメーションがとてもいい!
アニメ「ゆるキャン」において最初の「掴み」部分であるオープニングアニメーションがとても良かった。
軽快なオープニングテーマソング「SHINY DAYS」に乗せて、キャンプの色々な場面が描写されていたり、5人の関係性が垣間見えるやり取りが描かれていたりして、とてもワクワクするようなオープニングになっていました。
躍動感のあるOP (C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
スタッフの名前やオープニングテーマ曲のタイトルなどが、フラッシュ的にパッと出てすぐに消えるので、アニメーションの邪魔をしていないという感じもよかった。うまく調和してると思います。
今までいろんなアニメを見てきましたが、個人的にゆるキャンのOPはその中でも屈指の良さだった。
カレーめん作画が…最高
「ゆるキャン△」第1話で一番印象に残ったシーンと言えば、なでしこがカレーめんをすするシーンでしょう!!異論は認めない(
ただ「ぷはっ!」じゃなくて、「んーーーーー…ぷはっ!!!」って感じの動きがまたいいんですよね。絵コンテの人ありがとうって感じ。
ぷはっ! (C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
リンが「それにしてもうまそうに食うな〜」と言っていたけれど、本当にそう思わせてくれるほどの映像になっていたと思います。なんならこのアニメ見たあと、コンビニにカレーめん買いに行きましたからねww
作画、動画、そしてキャストの演技、麺をすする音、さらにカレーめんを食べるシーンで流れていた軽妙なストリング音楽!すべてが合わさったとてもいいシーンだったと思います。
この一連のシーンで一気にこのアニメに引き込まれていきました。
松ぼっくりが喋る
「ゆるキャン」第1話で個人的にツボだったのが、松ぼっくりが喋るシーンですw
こんにちは (C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
おまえ喋るんかーい!!!って感じでした。めっちゃかわいい。原作読んでないからわからないけれど、たぶん原作でもそういうカットがあったんだろうなと思います。
そういえば「ゆるキャン」のキャンプシーンって、ナレーションが大塚明夫さんなんですよね。それまで可愛い女の子(志摩リン)がモノローグ的な感じでキャンプをつくっていたところに、突然大塚明夫さんのイケボが…!!
キャンプシーンも妥協なし!?
このアニメの題材はキャンプです。珍しくアウトドアを題材にしたアニメとなっている。
いくらストーリーが良くてキャラクターに魅力があったとしても野球のアニメで野球のシーンにリアリティが欠けていると興ざめするように、キャンプのアニメでキャンプのシーンにリアリティが欠けていると、アニメの出来栄えは一気に半減してしまうでしょう。
しかしそこは一切心配なかった!!
ここすごかった (C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
最初にも書いた通り、原作者が自身の経験と取材をもとに「ゆるキャン」を描いており、スタッフも数回のロケハンにいっている。リアリティという部分にはまちがいなくこだわってくれていると思うわけです。
たとえば、リンが1人でテントを張るシーンでは、その手際の良さが引き立っていました。ちゃんとテントを張る手順もしっかり描かれていたところが、妥協していない証だと思います。
富士山、見えたね!
本栖湖にやってきたリン。偶然にも、なでしこが見に来たのもやっぱり本栖湖の富士山だった。
富士山、見えてよかったねえ! (C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
夜の富士山、さぞキレイだったことでしょう。そしてなでしこにとっての富士山は、リンとの出会い、そこで食べたカレーめんと切っても切り離せない思い出になったはずです。
なでしこは帰り道がわからなくなってしまったわけだけど、無事に姉に迎えに来てもらうことができましたw
そして実は、なでしこが転校してきた学校というのが、リンのいる学校だったようで…!?そのことを2人が知るのは次回になりそうですね。
ふりかえりと今後のストーリーについて
というわけで、冬アニメ期待の一作である「ゆるキャン△」第1話の感想をお届けしました。
心があたたかくなるアニメであり、しかも「キャンプにいってみたいなあ」と思わせてくれるようなアニメでもあると思います。
ソロキャンプ主義の志摩リンが、なでしこと出会うことで少し変化していくのでしょう。そこにストーリーが生まれます。楽しみだ♪