前回のユーリで、ついにフリーの曲と振付が決定した勇利ですが、昨シーズンぼろ負けだったこともあり、国内大会からの出場になりました。第5話では、勇利が試合で滑るのを初めて映像として見れることになります!勇利の技術は?演技は?いろいろな期待が高まる第5話!それでは感想に参りましょう!
第5滑走「顔まっ赤!!初戦だョ!中四国九州選手権大会」
まずは前回のあらすじからご紹介!
今まで自分で曲をプロデュースしたことのなかった勇利。以前自分がコーチに持って行った曲がお蔵入りになってからは、どこか気弱で自信のない状態になっていました。勇利は自分の殻に閉じこもってしまっていました。しかし、ヴィクトルに自分の過去や思いを話すうちに勇利の心は前向きになっていきます。そうして、かつてお蔵入りになった曲を作り直してもらい、その曲でフリーに挑むことを決めます。その曲名は「YURI on ICE」
前回のストーリーによって、勇利がどうしてこんなに気弱なんだろう…と思っていた謎もとけ、そして勇利はそばにいるヴィクトルのおかげで前向きになれたのだと感じました。勇利の心の扉を、ヴィクトルが開けてくれたんですね!ヴィクトルと勇利は出会うべくして出会った2人だと本当に思いました!さて、今回の第5話ではどのような姿をみせてくれるのでしょうか?!
ユーリ第5話 今回の見どころは?!
それでは、第5話のあらすじからどうぞ!
ついに中四国九州選手権大会が始まる…!前回から名前の出ていた南くんでしたが、今回、九州のホープとして、勇利の戦う相手として登場。実は南くんは勇利のことが好きで、憧れています。勇利は南くんの存在すら覚えていなかった様子ですが…。
そうして始まる今回の大会では、くじ運のなさからショートでは勇利が1番手に決定。メンタルの弱さを前回の敗因にしていました。しかし、今回はどこか違う様子。ショートを滑っているときにはカツ丼になりきり、そして街1番の美女にもなり、世界歴代TOP10の記録を叩き出します。
しかし、フリーになると、緊張からか南くんに冷たくしてしまう勇利。ヴィクトルに怒られ、気持ちを切り替えて南君を応援します。
そうして勇利のフリーも始まりました。ショートとは違い、ヴィクトルの心の中や解説で構成されていました。フリーの「YURI on ICE」は勇利のスケート人生を描いた曲。技術では失敗も多かった勇利。ヴィクトルの言うことを聞かず、ジャンプの構成も変えたりしましたが、中四国九州大会、見事優勝。
記者会見でグランプリシリーズへの意気込みを語る勇利は、今までの勇利とは全然違っていました。「愛を知って!強くなった僕を!グランプリファイナルの金メダルで証明します!!」
そうして次回の中国大会へと駒を進めるのです。
九州のホープ 南くん登場!
名前は前回から出ていた南くん。どんな子なのかなーと思ったら、勇利に憧れている可愛い男の子でした。
しかし意外なのは17歳ということ。ユリオがあの容姿で15歳なのに比べると南くん、もっと子供に見えていました。でも、シニアで参戦しているということは15歳よりは上なんですよね。年齢と見た目のギャップがすごいです…南くん!
ショートプログラムで魅せた「魔性のカツ丼」
昨シーズンのように緊張でメンタル爆発するのかと思いきや、ヴィクトルのおかげで緊張もそこまでしてない様子の勇利。ヴィクトルの「全力で俺を誘惑しろ」「俺を誘うように踊って魅せて…」という言葉にこっちまでドキッとしちゃいましたね!
勇利の心の中の声とともに演技がはじまりました。「美しいカツ丼に僕はなる」と意気込んでいました。「男を虜にする魔性のカツ丼」とはまさにこのこと。
演技力がものすごくエロくて、コンセプト通りになっていました!しかし、あまりにもストーリーを考えすぎたせいか、4回転サルコンを失敗。
技術では失敗も目立ってしまいましたが、世界歴代TOP10の記録を叩き出しました!
ヴィクトルはその記録を出したにも関わらず、反応薄めでしたが…コーチとして、時に厳しくする姿はヴィクトルらしいですよね。
南くんの憧れ 勝生勇利
ショートを滑った勇利に憧れのまなざしを送る南くん。演技にもかなり感動していた様子。勇利のマネで、衣装も決めていた南くんは、勇利が「黒歴史」と言った自分の過去も「黒歴史なんかじゃない」と否定してくれます。
勇利は自分に自信がなかったから、過去の自分を否定しているようですが、南くんのように過去の勇利も含めて、応援してくれている人もたくさんいると思います。
南くんはその代表として作中に出てきてくれた気がしてなりません。
過去も今も、これからも勇利を応援するよ、というメッセージのようなものを感じました。
勇利にはがっかりだよ
ヴィクトルがフリー前の勇利にはなった言葉。
南くんの滑走がもうすぐというときに、勇利は南くんに冷たい対応をしてしまいます。このときも、勇利は自分に自信がなく、憧れられる理由もないといった心境だったのではないでしょうか。
ヴィクトルは「他人のモチベーションをあげられない人間は…」と否定的ですが勇利もヴィクトルにモチベーションを下げられていたので心の中で「ヴィクトルの下げたモチベーションは…」となってしまいます。
「勇利にはがっかりだよ」ヴィクトルはそういって離れます。
言葉を重くとらえた勇利は、「南くん、がんばー!」と大声で応援。南くんも一気にモチベーションが上がり、観客を盛り上げる演技をしました!技術での失敗もありましたが、南くんを見て、勇利は昔の自分と重なるところもあった様子。
南くんに負けていられないと感じた様子の勇利でした。
やっぱりアスリートにはモチベーションがものすごく大事なんだなぁと感じた一幕でした。憧れの人に応援されればモチベーションが上がるし、逆に冷たくされたらモチベーションが下がる。メンタルの強さや弱さも、競技に影響があることはわかりましたが、今作での勇利は、メンタルが弱く、それが敗因としています。ですが、ヴィクトルと出会ってから、少しずつ強くなる勇利。そんな勇利から目が離せません!
フリープログラム「YURI on ICE」
前回のお話で決まった勇利のフリーでの曲。優しい音楽にしなやかな動きの演技。これはものすごく勇利の魅力が発揮されていました!
そして、滑っている間はヴィクトルの心の中の気持ちが聞こえるのですが、この「YURI on ICE」にストーリーがあることがわかります。
1人で戦っていたころの勇利から始まり、ヴィクトルに出会ったころ、愛のようなものに気づくころ。
はじめて、大会で踊るこの曲に、勇利は焦りもあってか、ジャンプの構成を変えてきます。ヴィクトルは内心、言うことを聞かない、誰に似たんだと言っていましたが…ヴィクトルに似たんですね。
ジャンプは失敗も目立ちましたし、なんといっても壁に顔からおもいっきりぶつかってしまい、見ていて焦りました…
しかし大けがもなく、最後のポーズを決めます。そのときに…鼻血…
なんだかんだ心の中で思っていたヴィクトルも、勇利をあたたかく迎えてくれます。(鼻血がつくからとハグは逃げられましたが)
スケートシーンの綺麗さや鮮やかさ、しなやかな動きまで表現されていて、改めてこのアニメのすごさに気づきましたね!
昔の勇利とは違って、少しずつ自信をもっていく勇利。これからヴィクトルと一緒にどのような成長を遂げるのか楽しみですね!
勇利のテーマは「愛」!!
中四国九州選手権大会を見事突破した勇利。グランプリファイナルへ向けて記者会見が行われました。
勇利のテーマは「愛」
愛のようなものに気づいた、と勇利は言います。ヴィクトルとの関係も話すのですが、その関係に名前はないけど、あえて愛と呼ぶことにしました、と勇利。
どういう愛ととらえるかは、人それぞれだと思いますが、完全に好きですよね…恋愛感情として。もちろん、コーチとして大切な人だからというのもありますが、その域をこえたな、と思った記者会見でした。
まとめ
今回のユーリで、ようやくショート、フリー共に曲に合わせた演技が見れました!ヴィクトルが現れる前は、1人で戦っているような孤独な気持ちだった勇利が、自信をもって「カツ丼」になりきる姿は、応援したくなりますよね!今後、どんどん「カツ丼」がエロくなっていくんだろうなと思うとわくわくしますね。
次回からはじまるグランプリシリーズ。初戦は中国大会です。勇利のバルセロナ時代のリンクメイトのピチットくんも最後に少し出てきましたが、このころから自撮り大好きなところが見えてましたね。強力なライバルになるのか?!次回、ピチットくんも本格的に登場します!
勇利の活躍とともに、世界各国の選手たちにも大注目の大会がはじまります!!
果たして記者会見で勇利の言った、「グランプリファイナルの金メダル」はとれるのでしょうか?!今後もユーリ on ICEから目が離せません!