前回からはじまりました、グランプリシリーズ・中国大会!SPでは首位スタートを切った勇利。ほかの選手たちもさまざまな演技を魅せてくれましたし、今回のFSにも期待が高まりますね!日本の代表、勝生勇利の活躍からも目が離せません。どのような滑り・ドラマをみせてくれるのでしょうか?!
第7滑走「開幕グランプリシリーズ やっチャイナ!!中国大会FS(フリースケーティング)」
さぁ、前回のおさらいからいきましょう。あらすじをどうぞ!
第6話では、いよいよ始まるグランプリシリーズの中国大会の様子が描かれていました。タイのピチットくんは前向きな気持ちになれる演技、中国のグァンホンは綺麗な演技、日本の勇利は最高のエロスを、ロシアのギオルギーはストーリー性溢れる演技、アメリカのレオくんは音楽の魅力とともに、スイスのクリスは大人のエロスを…それぞれの持ち味をいかした演技を魅せてくれました。ここまでの順位は、1位勇利、2位ギオルギー、3位レオくん、4位ピチットくん、5位クリス、6位グァンフォン。FSで順位はどう動くでしょうか?!
ユーリ 7話、見どころは?!
7話のあらすじからどうぞ!
中国大会のフリーが始まる!緊張とプレッシャーで真っ青になる勇利。そんな勇利にかまうこともなく、次々と選手たちのFSが進んでいく…。
このままでは、勇利はまた昨シーズンと同じ道をたどってしまう。そのとき、ヴィクトルが勇利を人気のないところへ連れ出す。コーチとしてまだ未熟なヴィクトルと、まだ選手としてメンタルが未熟な勇利。2人は想いをぶつけ合うことで、またひとつ信頼関係を深めていく。
そして勇利の演技がはじまる…ひとしきり泣いて、ヴィクトルに想いをぶつけた勇利の本領発揮の演技!勇利は中国大会で表彰台に乗れるのか?!
ユーリは、本物のフィギュアスケートを見ているかのようにテンポもよく、勇利の演技ではドキドキしながら試合を見守ることができたと思います。選手ひとりひとりのドラマ・背景も丁寧に描かれていて、勇利以外の選手にも感情移入がしやすいような、応援したくなるような構成でした。今後の展開にも期待できる終わり方も素敵でした!
それでは、7話の見どころへまいりましょう!
プレッシャーに負けそうな勇利
SPをノーミス、パーソナルベストまで叩き出した勇利。FSも余裕なのかと思いきや、ここでは昨シーズンを思わせるような、気弱な勇利が。前日は眠れず、昼寝をさせられても眠れず、目の下のクマもすごいことに…。その後も緊張やプレッシャーで震え、6分間練習ではジャンプ禁止と言われたにも関わらず、飛んで…失敗。そしてまた自信を失って…まさに負の連鎖!
他の選手の演技は成功する演技を見てモニターを消す始末…。
こんなんで大丈夫か、勇利?!と率直に思いました。いくらヴィクトルがコーチをしていても、昨シーズンからいきなりメンタルまで強くなるはずはないんですが、もう少し自信もってほしいな、と…。SPでノーミス、PBだったことも、今やそのプレッシャーで逆効果なのか…。
見ていて心配になりつつ、頑張れ!と心では思っていました。今はただ、見守るしかないですが。
SP6位 グァンホン
グァンホンの演技。6話のSPではあまり描かれず、少し寂しいものがありましたが、今回のFSでは彼の魅力が伝わってきました!
FSでは、グァンホンのコーチが選んだ曲で演技するのですが、最初は曲とその背景にあるストーリーに疑問を持ちつつも、自分なりの解釈でストーリーを再生し、演じ切ります。ストーリーの部分の描き方もとても綺麗で、引き込まれるものがあったと思います。
そうして彼の総合得点は248.69点。キスクラで悔しそうにぬいぐるみをかじりながら下を向く姿にかなりの数の女子がやられた…はず!ここへきて、グァンホンの可愛さや魅力を最大限描いてきましたね!
もっとグァンホンを見ていたかった…!
SP5位 クリス
クリスの演技、SPではめちゃくちゃ大人のエロスをみせてきましたが、FSではエロスよりも鮮やかさやしなやかさを重視しているように見えました。そしてクリスにも、ドラマがありました。
幼きクリスは、憧れのヴィクトルに会います。このときからクリスはヴィクトルを目指してスケートをしてきたことがうかがえました。しかし、クリスはまだ自分が優勝し、その隣にヴィクトルがいる夢を現実のものにできていません。現実のものにする前にヴィクトルは現役をやめ、勇利のコーチになってしまった…。勇利に対してただならぬ気持ちで戦うクリス。SPのときには見せなかった本気を、FSで発揮!得点は283.81点。
クリスにもヴィクトルとの思い出があって、ヴィクトルと互角に戦ってきた想いがあるんですね。本当にヴィクトルは人気者です、いろんな意味で。
クリスのエロスは抑え気味かと思ったんですが、最後にはやっぱり‘いく人’でしたね。そこは裏切りません(笑)
SP4位 ピチット
ピチットくんの演技は、演技をしているときと普段の様子が全く違う!という印象を受けます。普段は可愛い青年なんですが、演技中はカッコイイというか、凛々しい顔で、力強さもある演技なんですよね。そして、SPのときから観客を味方につけた演技!普段は優しくて温厚なタイプのピチットくんですが、演技中の彼は別人のよう。
選手の中では珍しく、ヴィクトルとの思い出ではなく、勇利との思い出の持ち主。
今回FSでも観客を盛り上げ、ジャンプもノーミス!ものすごい実力をみせてくれました。
そんな彼の総合得点は285.76点。
地元であるタイのためにも、自分のスケート人生のためにも頑張って欲しいですね!
勇利、ヴィクトル駐車場にて
緊張やプレッシャーでメンタルがやられていく勇利に、会場にいるとまずいと感じたヴィクトルが勇利を連れて、人がいないところへ連れていきます。それが、駐車場。
ピチットくんの大成功が聞こえてくる…ヴィクトルは「聞くな!」と大きな声を張り上げます。そして勇利の耳を塞ぎます…。
怯える勇利に対して、なぜ?という感情がわくヴィクトル。きっとヴィクトルはこんなに怯えたり緊張したことがないのでしょう。気持ちがよくわからなかったんだと思います。
「ガラスのように壊れやすいなら、いっそ粉々に壊すか」と感じ、「表彰台に乗れなかったら責任とってコーチやめる」と勇利にトドメの一言。
この言葉に勇利はマジ泣き!焦りつつ、泣かれるのが苦手なヴィクトル…。
どうしてそんな事言うの…と勇利。涙を流しながら「僕が勝つって信じてよ、離れずにそばにいてよ!」と言い放ちます。
このシーンで、まだコーチとしてのヴィクトル、そして選手としての勇利は未熟であることが伺えました。
この一幕のおかげで、2人とも一皮剥けるといいんですが…!
この時、同時にレオくんの演技もありました。写ったのはキスクラにいるところなんですが、総合得点は247.21点。
SP2位 ギオルギー
ものすごい表現力で定評のある(?)ギオルギーの演技です。
前回のSPにも増して、演技力というか、ストーリーのおどろおどろしい感じが増していたように思います。ハートブレイクしてしまった原因の元カノが今の彼氏と観客席にいたんですよね。その元カノもなかなか酷いもので、演技中のギオルギーに対して蔑むような眼差しで見ていたり、あてつけかのようにSNSに今の彼氏との写真を載せまくったり…。
あれなら誰でもハートブレイクしそうなんですが、ギオルギーも執念深いというか…
ストーリーの中での元カノに対する想いが重すぎる感じはあります。
そのストーリーをスケートの本番でぶち込んでくるあたりはギオルギーもなかなか…と呆れますが…
元カノも元カノで、完全にギオルギーに気持ちがないことを演技中に見せるのはどうかなという気持ちにはなりましたが。
そのせいで失敗も目立ってしまったギオルギーは総合得点252.44点。
SP1位 勇利
さて、SP首位発進の我らが勝生勇利。ヴィクトルと駐車場での一幕があってから、どうやら泣きじゃくってスッキリした様子。
ここでも出ました、ヴィクトルへのつむじ押し!
リンクへ上がる勇利と見送るヴィクトルは今回は会話を交わすこともありませんでした。
そして始まる、勇利のフリー、「YURI on ICE」
気持ちも、始まる前に号泣したおかげでスッキリとしていて、演技中はヴィクトルへの想いも心の中で言っていました。
本当に美しい演技で、リラックスした様子であり、失敗があっても冷静に分析しているような様子で、期待をはるかに上回る演技をしてくれました!
ジャンプも当初の構成から変えてきていて、ヴィクトルしかできなかったジャンプにもチャレンジ!
まだ未熟なヴィクトルコーチと勇利選手ですが、2人がコーチと選手という関係でいることによって、高めあえる気がしました。
演技が終わって、勇利がリンクサイドへ戻った時、感激したヴィクトルが勇利に抱きついたとき、完全にキスしたと思いましたね!
まさにサービスシーン!!美しきコーチと選手の愛ですね!
今後も目が離せません!
表彰台は…そしてロシアンヤンキー再び
ここで、中国大会の表彰台シーン。
1位ピチット
2位勇利
3位クリス
ここでは圧巻の演技をみせたピチットくんの優勝。勇利も素晴らしかったですが、2位!
ギオルギーはSPでは2位でしたが、FSでの失敗が響いてかランク外となってしまいましたね。
そして、テレビで中継を見ていたロシアのユリオは、勇利に「モスクワでボルシチにしてやるよ」とかなりのお怒りモード。
そして次回のロシア大会へ…
ロシア大会ではユリオとも戦うのですが、これは白熱しそうですね!Wユーリのバトルはどうなるのでしょうか?!
まとめ
今回のユーリ、ついに中国大会が終わりましたね。勇利は昨シーズンと比べたらものすごくメンタルも強くなったようですし、演技力も半端なく上がってると思います!
悔し涙ではなく、嬉し涙がみたいですね!
次回はロシア大会へと駒を進めた勇利と、ロシア大会で待ち受けるユリオのバトルがついに始まります!
ユリオはロシアで厳しい指導を受けてますし、勇利もここまでの試合で本領発揮しています。
この2人のバトル、かなりレベル高いんじゃないでしょうか!
お互いに成長した2人のバトルが楽しみで仕方ありませんね!