ユーリ、3話目ですね!2話で、ロシアのユーリ(ユリオ)と勇利の対決が決まりました!ついに初めてのスケート演技シーンが見られるのですが、本当に作画が綺麗で圧巻です!スタッフさんの本気が垣間見れる感じですよね。今回も2話に引き続き、ヴィクトル、勇利、ユリオの三角関係が…!いろいろな意味でわくわくする第3話!それでは感想にいってみましょう!
第3滑走「僕がエロスでエロスが僕で!?対決!温泉on ice」
まずは前回の第2滑走のあらすじからどうぞ!
ヴィクトルが勇利のコーチになると言ったあと、自身もヴィクトルとの約束があったユリオはヴィクトルをロシアに連れ戻すため、長谷津へやってきます。しかし、ヴィクトルは簡単にはロシアへ帰ろうとはしません。勇利とユリオ、2人にスケートでバトルを提案し、勝ったほうの願いを聞くということに。勇利は「ヴィクトルとカツ丼が食べたい(ヴィクトルにコーチをしてほしい)」、ユリオは「一緒にロシアに帰ってほしい」というものでした。3話目はついにそのバトルへ!
ヴィクトルはヴィクトルの意思で日本に来たんだから、それでいいじゃない、と思っていましたが、2話目で愛称の決まったユリオが登場することによってユリオのキャラもつかめましたし、まさかの三角関係?!とドキドキと楽しみを見出してくれました。ユリオはこのアニメには欠かせませんね!
ユーリ第3話の見どころピックアップ!
それでは3話のあらすじをどうぞ!
ヴィクトルの用意した曲である、「愛について」はテーマの違う2曲になっていて、勇利は「エロス」、ユリオは「アガペー(無償の愛)」を滑ることに。2人とも、自分のイメージと違うテーマに戸惑うも、それぞれのエロスとアガペーを探っていきます。そうして見つけた勇利のエロスとユリオのアガペーでしたが、対決がはじまり、ユリオの演技から開始。ユリオはアガペーを見つけたはずでしたが、演技が苦しく、早く終われ!と心の中で叫んでしまいます。ユリオはアガペーを見つけたのではなく、アガペーに気づいた段階でした。
一方勇利は、前回の言葉どおり、全力のエロスを演じます。勇利の中で、「エロス」というテーマに沿ったストーリーが出来上がっていて、最初は登場人物の男性を演じるつもりでいましたが、発想を変え、自分らしさが出るのは、登場人物の女性を演じることだと気づき、女性らしい動きを教わるため、ミナコ先生の元を訪れ、習っていました。エロスを見つけた勇利は、ミスはあるものの、演じ切りました。ユリオはその時点で負けを認め、ロシアに帰っていくのです。
3話目、あのユリオが負けることになりましたね。自信に溢れるいつものユリオの演技では「アガペー」に気づくことはできても、自分で見つけ、観客に魅せることはまだ難しかったのかもしれないですね。勇利は、技術面ではユリオに劣るものの、表現力が豊かで、引き込まれるような演技をしていたと思います。そこで勝敗が決まったのでしょうね!
1話のGF(グランプリファイナル)後の勇利からは想像もできませんが、本当はものすごく強くて芯のある人物なんだと感じました!
それでは、3話を詳しく見ていきましょう。
意図的に変わっていた!オープニング
みなさんお気づきでしょうか?1話目から2話目で変わり、この時は1話目にオープニング映像が間に合わず、2話目で完成と噂されていたんですが、実は少しですが3話目でも変化があったんです。なので、1話目から変わっているオープニングは、意図的に変わっていたんですね!
1話目では青が多かったのですが、徐々にカラーが増えているので、勇利の心の中の現れなのでは?!と言われています。
思い悩む2人のユーリ
ヴィクトルから与えられた「愛について」ですが、2つのテーマである「エロス」と「アガペー」
エロスが勇利で、ユリオはアガペー。自分のイメージと違うテーマを滑ることになった2人は、かなり思い悩みます。
自分にとってのエロス・アガペーとは何か。
アガペーが見つからないユリオは、ヴィクトルに「何を考えながら踊るんだ」と質問。ヴィクトルはフィーリングと答えます。…さすがリビングレジェンドはすごい。そして「寺かな?」「滝行かな?」とこれまたにこやかに答えてました。
寺はユリオ1人で行ってましたが滝行は勇利と。実は仲良しなんじゃなかろうか、この2人…と思わせてくれましたね!
滝行でユリオは故郷のおじいちゃんを思い浮かべ、それが無償の愛であることに気づきました。
勇利は考えて考えて、エロス=「正常な判断ができなくなること…」と考えたら、「カツ丼」に至ったんです。この時は本気なのか?ヴィクトルにカツ丼禁止されたから食べたいだけ?と思っていましたが、答えは本気!だったのです。
勇利のエロス
勇利は、前途のように「正常な判断ができなくなること」がエロスと考え、自分自身をカツ丼にたとえました。
しかし、それだけではなく、勇利は自分の中にストーリーを思い浮かべていました。
街1番の色男が、女を口説き、自分のものにしたら、女を捨ててまた別の街へ…
しかし、自分に恋愛経験もなかった勇利は、発想を逆転させます。
自分が街1番の美女を演じる、と。
勇利はミナコ先生に「女性らしい動きを教えて」と本格的に自分にとってのエロスを見つけるのです!
勇利の考えってすごく素敵ですよね。欲望のままに「カツ丼」と言ったり、「愛について・エロス」の曲のイメージを自分なりにストーリーにしてみたり。実はものすごく想像力豊かで、フィギュアには欠かせない、演技力もかなり高いのでは、と思いました。そこが今後も勇利の武器となるのです。
アガペーに気づくユリオ
先ほども少し触れましたが、ユリオのアガペーとは…。この時のイメージでは、ユリオは女の子には慣れていて、いろいろな経験もあるのでは?と思ってました。でもその経験は「性愛」であって「無償の愛」ではなかったということですね。
無償の愛ってなんだろう…と私も考えていたのですが、ユリオが滝行で気づいたような、家族から与えられるような愛のことなんですね。納得できました!
ユリオはおじいちゃんに愛されていたことを、思い出したシーンでした。
ここで、無償の愛に気づいたユリオはどんな演技を魅せるのか、とわくわくしてきましたよね!
でもそれは、気づいた、ということであって見つけてはいなかったのでしょう…
美しく成長するモンスター
そうして、アイスキャッスルはせつでの対決「温泉 on ice」が始まるのです!競技順はユリオから。
ものすごく綺麗で、繊細で、美しい演技をしていたユリオですが、アガペーのことを考えるよりも先に「早く終われ!」と感じてしまいます。
ユリオのアガペーは、まだ未完成だったことがうかがえます。
しかし、ジュニアからシニアになったばかりのユリオにはフィギュアの選手としての可能性がものすごく光っていて、技術では勇利より、ユリオのほうが上です。
観客側は完璧に演技をこなしているように見ていましたが、ユリオ本人が満足のできる演技ではなかったことから、かなり苦しそうでした。
今後、ユリオの内面が変わって、本物のアガペーが見つかったとき、その才能も開花するような気がしました。
でも、今のままでも技術面はものすごいです!このまま成長していったら勇利の言う通り、モンスターになるでしょうね。(もちろんいい意味で)
すっごくおいしいカツ丼になる
次は勇利の演技。曲が始まる前に立っている時点でなにか違うオーラを感じました。
このとき、ミナコ先生に「女性らしい動き」を教わっていたことがわかります。勇利は緊張しやすくて、GFの大舞台では曲に対する想いを感じるより前に、失敗したらどうしようという気持ちが前に出てしまい、失敗していたのではないかと思いました。
「愛について・エロス」を演じる勇利に不安や迷いはありませんでした!
完全に、勇利が考えたストーリーの「女性」になりきっていました。
確かに、ただのカツ丼ではなかった…!
ストーリーを考え、女性になりきっているときには、技術面も失敗がなかったんですよね。やはり不安ばかりが前にでなくなったことや、女性の気持ちになりきることで考え事をしなくなったことが大きいのだと思います。
勇利の演技も、自信に溢れていましたし、光っていました。この対決で勇利が得たものはかなり大きかったと思います。
負けを認めたユリオ
ユリオは勇利の演技を見て、ヴィクトルがどちらが勝ちかをいう前にロシアへ帰る、と去っていきました。
ユリオはまだ完璧なアガペーが見つけられなかったのに対して、最初はエロスなんて考えられないとしていた勇利は自分なりのエロスを見つけて演技していたのが、ユリオにも伝わったのでしょうね。
ものすごく悔しかったと思いますし、ユリオはこの悔しさをバネに「GFで優勝する」と言っていましたね。
前シーズンのGFで、あれだけめそめそしていた勇利が、ヴィクトルと出会って変わったのを最初に感じたのは、ユリオだったのかもしれません。
三角関係はここで一旦終了になりますが、ロシアに帰って、ユリオがどう変わるのかも今後楽しみです!
まとめ
今回のユーリでは、ユリオがこの勝負の負けから何を学び、どう成長するかが楽しみな気持ちにもなりました。
勇利も、この勝負で見つけたエロスという演技をどのように磨いていくのかが楽しみです!
すでにヴィクトルとの絡みではエロスな部分がありましたが。
コーチとしてのヴィクトルと、勇利の関係性もどうなるか気になります!
ヴィクトルを連れ戻しにきたロシアの子猫ちゃんが、日本の子豚ちゃんへの見方も変わっていくと思います!(子猫ちゃんと子豚ちゃんなんて、ヴィクトルが言うから許される言葉ですね)
次の4話からはいよいよヴィクトルが勇利の正式なコーチになってからの話となります!今後の勇利の成長も楽しみですし、ロシアへ帰ったユリオの成長も楽しみですね!