前回のあらすじ。。。「セキレイの羽」のロゼに同行し、スレイたちはローランス帝国の最大商業都市ラストンベルにやってきた。スレイたちは「セキレイの羽」の拠点に案内されるが、そこへ騎士団長のセルゲイがやってきた。その夜、ロゼは「風の骨」の活動として、司教の暗殺を遂行する…。
第2話「風の天族デゼル」
あらすじ
スレイたちがやってきたラストンベルの市街地の地面が陥没したとの知らせを受け、現場に向かうスレイたちとセルゲイ。そこからつながる地下水路へ行くとローランス帝国の闇の部分が見えてきた。一方、ロゼはグレンの元を訪れるが…。
ロゼの「裏の顔」にスレイが勘付いた?
アヴァン。早朝に戻ってくるロゼをスレイはきっちり見ていました。デゼルに「おきれいな導師様は知らなくていいことだ」と言われたスレイは、ロゼが何をしているのか気になっていたのでしょう。
そして「司教が昨晩亡くなった」と聞くと、一瞬ロゼの方を気にするそぶりも見せました。ロゼも浮かない顔をしています。もしかすると「司教の死」と「ロゼの活動」を結びつけて考えるようになったのかもしれませんね。
セルゲイ団長が花束を
前の晩、スレイやメーヴィンと酒をのんでかなり酔っ払っていましたね。「我ら、侭ならぬ世に生きる血の通った人間だぞ!」と熱弁していました。
酔っ払いすぎた謝罪のため、セルゲイ団長はロゼに花束を持ってやってきます。これをロゼは茶化しています。「私のこと好きになっちゃったんでしょー!」と試すロゼと、赤面するセルゲイ団長。花束を持ってきたのも、本人なりにものすごくマジメに謝りに来たことがわかります。
花束ではいけないと思ったのか、お菓子まで用意していたセルゲイさん(そしてやっぱり赤面してる)。最初見たときには、「この騎士団長は堅物かなー」と思いましたが、なんか不器用でちょっとかわいい一面もありますねw
ローランス帝国の闇
セルゲイのもとに「地面が陥没した」との知らせが届きます。もしかすると「穢れ」が原因なのかもしれないと勘付いたスレイたちも現場へ急行。行ってみると、見事に地面に大穴があいていました。穴を降りていくと、地下水路へとつながっていて、そこにいる虫や水中の生き物も「穢れ」を含んでいます。
それを浄化し、さらに進んでいくと青嵐騎士団が地下を封鎖していました。白皇騎士団の団長セルゲイですら通してもらえない様子。
ライラの炎、ミクリオとの浄化など、セルゲイの目には天族の姿が見えないはずなのに、スレイの一連の姿を見て「本当にこの者が世界を救うかもしれない」と考えるようになります。それを私利私欲の道具にしようとするのでもありません。セルゲイ団長は「話のわかる」人だなあと思いました!
地下水路から引き返す道で、セルゲイはスレイにローランス帝国の現状を伝えます。王政だが教会が権力を握っているというのです。都合の悪いものを地下に隠すから地下に「穢れ」がたまるという構図はまさにアリーシャのいるハイランド王国と同じ。
聞けば天変地異として「なかなか止まない長雨」に悩まされているようです。穢れが原因でおこるのは竜巻だけじゃないんですね。さて、地下水路から出ると青嵐騎士団の団長、グルードマンがいきなりスレイたちに剣を向けています!
グレンが死んだ…
一方、なかなか現れないグレンを気にかけて、ロゼはグレンの元を訪れます。しかし出てきた妻から話を聞くと、どうやら3日前に聖堂に行ったっきり帰ってこないとのこと。
聖堂といえば司教が不都合な人間を始末して、地下で処理しているという話が前回ありましたね。そしていま、地下水路を青嵐騎士団が塞いでいる。これはグレンさん死んでしまったのでは…。
迷うロゼとデゼル
「自分を殺しても多くの民を助ける」が信条だったロゼですが、今回は少し迷っている様子。もしかしたら前の晩、「例えば誰かを裁くことで多くの者が救われたとしてもそれは穢れたことになるのだろうか。必要悪を認めた時点で人は穢れるのであろうか。」という問いを聞いたからかもしれませんね。
そんなロゼに対して「俺が付き合ってやろうか」と声をかけたのは風の天族デゼルでした。「聖職装って善人の金品を自分のものにしちまう。やっちまわねえとわかんねえよ。」とかなり不穏な言葉を発します。
ロゼはスレイを介さなくても天族と会話ができるのですね!アリーシャですらそんなことはできなかったのに、ロゼはかなり霊的な存在を感じ取る力に長けているのかもしれません。
ともかく、「おまえがやってきたことは正しい。俺が認める」と言い切ったデゼルさん。教会に向かって大きな竜巻がぶつかろうとしているところでエンディングへ…!あれが直撃したら教会は壊滅です!
次回予告
エドナの好きなことは?という話題に。「言葉を略すのが好きね。「ミボ」みたいに」「そて」「来週のサブタイトルよ」と、エドナ節全開です。
エドナ「ミクリオは私の思うツボ。略して「ミボ」」
スレイ「そうきたかぁ!」
スレイよ、感心するところじゃないww
そして次週のタイトルは「それぞれの哲学」でした。だから「そて」ね。
ふりかえりと今後のストーリーについて
第2クールの第2話。早速ストーリーが動きましたね…。スレイは、ラストンベルという都市の穢れとどう向き合うのでしょうか?そしてロゼは「風の骨」としての暗殺をこれからも続けるのでしょうか?
今回一番の見所はある意味花束を持ってきたセルゲイ団長だったのかもしれませんw 不器用だけどまっすぐでいい男!
そして今回はTOZアニメ第2クールのEDもお披露目になりました!FLOWとアニメ・ゲームの主題歌の親和性の高さはいつもながら唸ります。EDではスレイ, ミクリオ, ライラ, エドナだけでなく、アリーシャやロゼがデゼルやザビーダと戦っている描写もありました。ED開始直後の、スレイ、ミクリオ、アリーシャ、ロゼのそれぞれのカットがめっちゃかっこいいですね!
次週はどうなるか、原作プレイ組でも展開が読めないようなので、オリジナル展開に期待しましょう♪