第13話「穢れなき世界」あらすじ
アリーシャと別れたスレイたちは、「借り」のあるロゼたちとともに旅を続けることになった。一行はローランス最大の商業都市ラストンベルへ入ることになるが、そこでスレイを同行しにきた騎士団長と遭遇する。
第1期おさらい
人の目には見えない「天族」に囲まれて育った人間の青年・スレイは、ハイランド王国の王女アリーシャと出会い、仲間たちとともに世界を旅する。災禍の顕主との戦いを終えたスレイたちは旅を続ける…。
ライラの語りに登場する「ミケル」って誰?
第2クールがスタートしました。ライラの語りからはじまります。名はミケル。「この世界からすべての穢れを消し去ってしまいたい」といつも言っていたようです。「新しい導師と旅を続けている」と言っていました。ミケルはおそらく別の導師のことなのでしょう。
ロゼが商人をやっている!
これまでどちらかといえば「風の骨」として、そしてアリーシャに同行など、戦闘シーンが多かったロゼですが、ロゼがちゃんと本職の商人をやっているシーンが見れました!
商品が「ホーケン産の薬草」だということを聞くや「ケリーの一家しか作ってないはずだけどそれで間違いない?」と立て続けに問いかけるなど、自らの仕入れるものに対する知識はかなりのものではないかということが伺えます。
相手商人の様子を見るや盗品と察し、「これ以上つっこまないであげるから、黙って5000ガルド持って消えなっての!」と言い放つロゼ。しかし、引き下がらない商人は武力で黙らせようとします。
「降参する?」と問うロゼに対して、「うるせー!引き下がれるか!」と商人。「よーしがんばれー」と言ってロゼは商人を蹴散らします。ロゼはやっぱり強い。このシーン好きでしたw
スレイの鍛錬
夜、スレイはライラ, ミクリオ, エドナと一緒に鍛錬に励んでいました。ライラいわく「穢れは無形であり無限」。したがって、穢れを浄化する形も様々です。
スレイいわく「穢れのありようを自分なりに認識して受け止める鍛錬」なのだといいます。Bパートでも再び鍛錬に出かけるシーンが見られるなど、スレイは「穢れ」に向き合う時間をつくり、導師としての資質向上に励んでいることが伺えます。
ロゼの「表の顔」
1クール目ではハイランドに戦争を仕掛けられたローランス。ラストンベルは、そんなローランス最大の商業都市です。国境に位置するため商業が活発だそう。
スレイたちは「借り」のあるロゼに連れられてここへやってきました。ロゼたち「セキレイの羽」の拠点の1つがあります。大きな倉庫でした。
そこでスレイはメーヴィンと出会います。探検家で語り部でもあるメーヴィンは、なんと100歳をこえるのだという。スレイの名前を聞くなり「ドラゴンを丸焼きにして食った」というウワサを持ち出すメーヴィン。このウワサはハイランドだけでなくローランスにまで及んでいるようです…。
ロゼが拠点に帰ってくるや、街の人々がロゼの元を訪れます。ロゼは街の人に愛されているのですね。彼女は生産者と直接話をして、目利きでもあるため、優れた商人であることが伺えます。
「穢れ」とは何か?
騎士団長のセルゲイがやってきて唐突に「危険人物」である導師を連行すると言い放ちます。しかし、ロゼとメービンの助け舟でスレイはその場を切り抜けることに…。
その夜、スレイはドラゴンを浄化する情報を求めてメーヴィンと話をします。話は少しそれて昔の導師の話に(この時のライラの表情から、冒頭でライラが語りかけていたミケルではないかと思われます)。
「曖昧で答えがはっきりしないもの。例えば誰かを裁くことで多くの者が救われたとしてもそれは穢れたことになるのだろうか。必要悪を認めた時点で人は穢れるのであろうか。」とミケルは問うたそうです。
この問いの答えに窮するスレイに対して、「そんな答えは出しようがない!」とセルゲイが乱入。パット見では堅物に見えましたが、お酒が入ると「血の通った人間」らしく、意外と話のわかる人だとわかりました。
ロゼの「裏の顔」
「優れた商人」「街の人から愛されるセキレイの羽のメンバー」という表の顔があったロゼですが、「悪をさばく風の骨」としての裏の顔を持っています。以前にはアリーシャを狙ったこともありましたが、依然としてこの活動は続いているようです。
デゼルは「おきれいな導師様は知らなくていいことだ」と言っていましたが、スレイがこれを知ったらどういう反応をするのでしょうね!
次回予告
「テイルズオブ」シリーズではおなじみの「マーボーカレー」を使った料理が登場w
次回は「風の天族デゼル」。12話までほとんど喋らなかった彼ですが、デゼルはロゼ絡みで第2クールにはたくさん出番があるかもしれませんね!
ふりかえりと今後のストーリーについて
先ほどのミケルの「誰かを裁くことで多くの者が救われたとしてもそれは穢れたことになるのだろうか」という問いはまさにロゼのような人にとって、いつか向き合わなければならない問題です。
スレイがロゼをみて「穢れ」を認識していないので、おそらくロゼがそこまで「穢れ」を持っていないということになる。つまりロゼは「風の骨」の活動をすごく前向きに捉えているんじゃないかと想像します。
さて、13話のラストで新オープニング映像が流れたわけですが、ここにはベルベットの姿も確認できました。したがって、ベルセリア回も数回挿入されるかもしれません。「ゼスティリア」「ベルセリア」という2つの物語がどうつながるのか、とても気になるところ!そしてアリーシャは登場するのでしょうか?
テイルズのゲームらしい壮大な音楽に加えて、作画も素晴らしい。さすがはUFOTABLEですね。第2クールも楽しみです♪