第1話「剣姫と妖精」
アイズ・ヴァレンシュタインをはじめとした実力者の集う「最強の眷族」ロキ・ファミリア。「ダンジョン」とともにある迷宮都市オラリオでの物語「ダンまち」…その外伝が始まった!
そもそもソードオラトリアとは?
2年前に放送されたテレビアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』。神様ヘスティアの「例の紐」がネット上で話題をかっさらうなど、注目を集めました。
そんな「ダンまち」に登場するアイズ・ヴァレンシュタインを主人公とした外伝です!
「ソードオラトリア」ロキ・ファミリアの登場人物
アイズ・ヴァレンシュタイン
人間の剣士。その実力と美貌から、ついた名前は「剣姫」。
レフィーア・ウィリディス
エルフの魔導士。希少な魔法能力を持ち、潜在的な能力は高い。
ティオナ・ヒュリテ
双子の妹。一級の実力を持つムードメーカー。
ティオネ・ヒュリテ
双子の姉。フィン団長を慕っている。暴走すると狂戦士と化す。
ロキ
ロキ・ファミリアの神様。美少年と美少女ばかりでファミリアを結成している。
フィン・ディムナ
ロキ・ファミリアの団長。巨大派閥を率いる頭脳と力を兼ね備える。
リヴェリア・リヨス・アールヴ
世界でも有数の、名の知れたエルフ魔導士。副団長。
ガレス・ランドロック
ドワーフ。屈強な身体に裏打ちされた実力派の冒険者。
ベート・ローガ
ウェアウルフ(狼人)。好戦的な性格で、蹴り技が得意。
アイズたんに惚れる人がここにも…
「ダンまち」本編でアイズたんに惚れ惚れしていたベル・クラネルくん。彼女は強くて、優しくて、美しい。
アイズの属する「ロキ・ファミリア」の中にも、アイズに憧れる人がいた。頭をなでてもらってうるうるしているレフィーアでした。
レフィーアはレベル3であり、レベル5のアイズとは実力差がかなりある様子。ロキ・ファミリアの中でもレベル的には低い方で、自己肯定感の低そうなレフィーア。
レフィーアが落ち込んでいたのは「戦闘中、敵に怯えて魔法の詠唱がおろそかになってしまったから」なんだそう。
基本的にはロキ・ファミリアはあたたかい人ばかりなので、みんな優しい言葉をかけているんだけど、ベートだけは「モンスターにビビるな」「ザコはザコのまま」みたいな結構辛辣な言葉をかけていて、なかなか容赦ないなとおもったw
ティオネはフィン団長が好き
自己肯定感のなさげなレフィーアの発言をフィン団長への批判ととったティオネさん。
レフィーアやティオナには結構強気にしゃべってたのに、フィン団長が登場した瞬間にデレデレになったあたり、めっちゃちょろそう。
「何でもないですぅ」じゃねーよww
ちなみにティオネさん、このアニメのBパートで戦闘シーンが見られるんだけど、キレたらめっちゃ怖い。敵の体の中に手を突っ込んで、体の中から魔石を抉りだしてたのがすごかった。
レフィーアは成長できるのか!?
安全圏だった50階層地下から、モンスターがなだれ込んできた!
なんかめっちゃ毒吐いてて、武器による物理攻撃はほとんど効果なさげ。ティオナの武器とか溶解されてたし…。
そこで考えられるのが「魔法で蹴散らす」ってこと。つまりレフィーアの出番です!
「剣と魔法」モノでは詠唱に時間がかかるってのはいわば「お約束」だよね。レフィーアの魔法は強力であるがゆえに、詠唱にも時間がかかる。
しかしやっぱり敵に怯えて詠唱が途絶えてしまった。結局アイズが「テンペスト」と唱えて敵を蹴散らし、最後にはリヴェリアが炎の魔法ぶっぱなしてました。すごすぎ!
結局、レフィーアの周りの魔法陣は消えてしまってた。彼女がロキ・ファミリアの戦力に成長できる日は来るのでしょうか。そのために必要なのはほんの少しの勇気だよね。
リヴェリアの詠唱が長い
彼女いわく「魔導士の役割は戦局を決定づけること」「守ってくれる仲間を信じること」が大切なんだって。
それはわかるとして、詠唱の言葉を文字にするとめっちゃ中二っぽい。これをチープに終わらせないアニメスタッフと演じてる川澄さんがすごいと思った。
終末の前触れよ。白き雪よ。黄昏を前に渦を巻け。閉ざされる光。凍てつく大地。吹雪け、三度の厳冬。終焉の訪れ。間もなく、火は放たれる。怒れ、紅蓮の炎。無慈悲の猛火。汝は業火の化身なり。悉くを一掃し、大いなる戦乱に幕引きを。焼き尽くせ、すべての剣!
我が名はアールム。レア・ラーバテイン!
「トマト野郎」誕生秘話
50階層まで来たものの、モンスターの被害を受けたロキ・ファミリア。残念ながらこれ以上進むのは無理っぽい。
団長のフィンが「この指がうずくときはロクなことがないからね」とか言ってた。腕がうずくはもう古い!今どきの男子は指がうずく!?これが新世代のトレンドでしょうかw
ともかく、引き返すことにしたロキ・ファミリアは、途中でミノタウロスの群れとであう。ただ、彼らにとっては「ザコ」のようなもの。ちょっと威圧したらミノタウロスが逃げていったんだけど、その逃げた先は上層。
まだレベル的には未熟な冒険者がたくさんいるわけです。そこでミノタウロスに怯えるベル・クラネルを見つけたアイズさん。
ミノタウロスを蹴散らして吹き出る血。ベルの顔にめっちゃ血がつきました。それが「トマト野郎」の始まりだったのですが、その裏にはこんな経緯があったんですねえ。
外伝が本編の補完をしてるって構造はちょっとおもしろいかもって思いました。
ふりかえりと今後のストーリーについて
いよいよ始まりましたソードオラトリア!
「ダンまち」本編を見たときに「おもしろそうな集団だなあ」と思っていたロキ・ファミリアのメンバーたちにスポットが当たるのはとてもおもしろそうです。
アイズが本作の主人公みたいだけど、レフィーアの成長にも注目していきたいですね♪