長年愛され続ける名作マンガ達。人気作品となると、原作のその後を描いた続編などが制作されることも多いですよね。
今回は原作完結後の物語が描かれたマンガを紹介します！
SLAM DUNK
最初に紹介するのは、井上雄彦さんの人気バスケットボールマンガ「SLAM DUNK」。1996年に唐突で衝撃的な最終回を迎えたSLAM DUNKは、以降未だに正統続編作品は制作されていません。ですが2004年に原作コミックス発行部数1億部突破を記念して「あれから十日後」と題した描き下ろしマンガが、当時使われていなかった学校の校舎の黒板に描かれるという形で公開。また資生堂「Aleph」のCMでSLAM DUNKのキャラクターが登場し原作の最終回後を思わせる描写がなされる、2022年公開の「THE FIRST」で原作最終回より後の時系列の場面が少し描かれるなどの展開がありましたよ。
ハイキュー‼
続いて紹介するのは、古舘春一さんの人気バレーボールマンガ「ハイキュー‼」。2020年に連載終了したハイキュー その後を描いた続編などは現在存在しません。原作時点で烏野高校での物語は描かれきっており、高校生だった主人公たちのその後の物語も原作最終盤で描かれています。高校最後の戦いが描かれたあと、作中の時間が数年飛び、それぞれの進路に進むキャラクター達の姿を丁寧に描いた展開については、高く評価されていますよ。作者が仕掛けた最終巻ラストの「粋な演出」も語り草です。
のだめカンタービレ
続いて紹介するのは、二ノ宮知子さんの「のだめカンタービレ」です。ドラマ化もされ、そちらも大ヒットとなったクラシック音楽をテーマとした人気マンガで2010年に完結したのですが、2022年、ずばり「のだめカンタービレ その後」と題された続編が前後編で描かれました。のだめと千秋の二人が中心となって描かれた同作。気になるのは、のだめカンタービレ その後 結婚の是非ですが、「その後」の時点でも結婚はしていない模様。原作終盤で千秋先輩からのプロポーズのような言葉はあったのですが、まだ籍は正式に入れていないのですね。
七つの大罪
続いて紹介するのは、鈴木央さんの人気ファンタジーマンガ「七つの大罪」です。2020年に連載が終了した七つの大罪ですが、終了時点で続編「黙示録の四騎士」の制作が発表されており、そちらも実際に2021年から連載が開始しています。七つの大罪で描かれた聖戦終結から16年後の世界を描いたのが黙示録の四騎士。時間がそれだけしか流れていないので、黙示録の四騎士には七つの大罪に登場したキャラクターも多く登場しますよ。また、黙示録の四騎士の新キャラクターの中には七つの大罪のキャラクターの子供も複数います。
BLEACH
最後に紹介するのは、久保帯人さんの人気バトルマンガ「BLEACH」です。2016年に完結した本作。高校生の主人公が死神の力を手にし、現世とは異なる世界での戦いに挑んでいくという物語なのですが、本作も最終回で時間が空いて、大人になった主人公やその子供が姿を見せるという展開があります。完結から5年後の2021年には「獄頤鳴鳴篇」という読み切りが公開。本編最終回のその後を描いたストーリーで、大人になった主人公の職業などもそちらで明らかになったのですが、いかにも続きそうな物語の引きだったのにも関わらず、読み切りは読み切りなのでその後の展開が未だ無いということで話題になっています。
『BLEACH』に続編はあるのか？ 新作読み切りに散りばめられた伏線を考察｜Real Sound｜リアルサウンド ブック
最後に
今回は原作完結後のその後の物語が描かれた人気マンガについて紹介しました。単なる続編というだけでなく、様々な描かれ方がなされているのですね。好きだったマンガの続きはやっぱり欲しくなってしまいますが、作者の方が描きたい物を描ききったかどうかが一番大事なようにも思えます。
