「昭和元禄落語心中」アニメ2期7話感想 みよ吉と助六と菊比古の本当の過去

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前回のおさらい

八雲師匠が倒れた後、救急車で運ばれる八雲にはついていかないで、助六はその場に残って『居残り』を演じきった。あくまで親子会にやってきたお客さんのために尽くした。そして倒れた八雲師匠が目を覚ました。

『昭和元禄落語心中 助六再び編』第7話

目を覚ましたものの「落語を引退する」という八雲師匠。一方、助六、樋口、松田の3名は、かつて菊比古と助六がかつて訪れた阿波の旅館「亀屋」を訪れる。助六は若き日の2人の落語を見たあと、この地でかつて起きたできごとの真相を知ることとなる。

八雲は落語を引退する?

萬月師匠は、また落語をやることを決心したようです。ぜったい松田さんのおかげだ。

しかし対照的に、八雲師匠は落語を辞めると言っているそう。信之助は「絶対イヤ!」と言い張っていますが、八雲師匠には彼なりの理由があるようです。

つまり、彼にはもう「声がうまく出せない」のだそう。聞くからに弱々しい声でした(石田彰さんさすが)。本音では心筋梗塞で倒れた瞬間に「もうこれで落語をしなくてすむ」「これ以上醜態晒したくない」と思ってしまったそう。建前だと見抜いた小夏もすごいw

「倒れた時にこれで落語をしなくて済むって思っちまった」 ©雲田はるこ・講談社/落語心中協会

ちなみに、このシーンでは、小夏が再びタバコを吸い始めてます。それをもらって「一服」する師匠。心筋梗塞なのに喫煙ってよっぽどリスクあると思うんですが、もう老い先短いから好きにしたい…ということなのかもしれませんね。

みよ吉の本名と素性が判明

前回の後半で「先代助六のフィルムが見られるかもしれない」と言っていた樋口。助六と松田さん、そして樋口の3人で徳島の「亀屋」という旅館へ向かいます。

第1期で菊比古(八雲師匠)と先代助六の2人が落語をやったあの旅館です。懐かしい。。

菊比古の「明烏」を見て感銘を受ける助六でした。若いのにうまい。そして色っぽい。そして樋口が口にしていた「ゆりえ」という名前、みよ吉の本名です。

みよ吉はこの旅館で女中として働いていたんだそう。樋口は、上京する前のみよ吉を、菊比古や助六ですら知らなかったであろう彼女の素性を、知っていたのでした。

みよ吉は菊比古と付き合っていると聞き、菊比古の落語を見た樋口は、彼に感銘を受けた。それで弟子入りをしようとさえしたのだそうです(1期のときに弟子入りを志願する描写がありましたね)。

『芝浜』上映会を前にひーさんが語る、みよ吉との恋の話 ©雲田はるこ・講談社/落語心中協会

ひーさん、単に菊比古のファンじゃなかったのか!むしろみよ吉のファンだったのか!!これは意外でした。樋口さん、回を重ねるごとに超重要キャラになっていってるのすごい。

若き日の先代助六

さて、その後先代助六の『芝浜』が始まります。酒飲みのぐうたら生活だった自分が心を入れ替えて働く噺。当時の彼がやるにはピッタリでしたよね(第1期12話参照)。

与太ちゃんの頭のなかには、その当時の旅館に集まったお客さんや、空気感、さらには先代の助六がみよ吉と小夏と過ごしたあの「家」がありありと浮かんでいます。白黒だったフィルム映像が、カラー映像に。それほどまでに先代助六の実感がこもっている噺だったことが伺えます!

ここで注目したいのは、与太ちゃんの落語のように、『芝浜』の世界観が浮かんでくるのではなくて、先代助六の個人的な世界が浮かんできたということ。ここに2人の助六の表現の違いが現れているんじゃないかな、なんて思ったり。

先代助六の落語 ©雲田はるこ・講談社/落語心中協会

松田さんから「ネタバレ」

みよ吉、先代助六、菊比古の3人になにがあったのか。なぜみよ吉と助六が死んでしまったのか。それは八雲師匠の口から語られていました(それが第1期のストーリーの中心だった)。

そのときには、「あれは事故だった。私が悪かった。」という結論でした。みよ吉の暴走に菊比古が絡め取られた挙句、心中しようとしたところで、助六がやってくる…という流れでした。

しかし、「みよ吉が助六を包丁で刺した」「幼い小夏がみよ吉と助六を殺した」というのが真相なのでした!こんな事実を抱えて生きさせないために、菊比古(八雲師匠)は嘘の作り話で「自分が悪い」ということにしてきたのです。1人で抱え込んできた菊さん…。

そして家に帰ると、小夏に抱きつく与太郎。「なんかあったのかい」と聞く小夏ですが、今回ばかりはあんたのことだよ!

意地悪い小夏だが、裏話を知っている助六には・・・ ©雲田はるこ・講談社/落語心中協会

そんな小夏も、血のついた菊比古の姿をうっすらとは覚えているみたいですね。「アンタがとーちゃんを殺したんだ!」といつも言ってましたがそれにも納得がいきました。

ふりかえりと今後のストーリーについて

1期で語られた内容が真相とは違っていた、というのにはかなり驚きました。あの時は「八雲師匠が、小夏と与太郎に語って聞かせる」形式でした。今回明らかになったのは「松田さんから見たあの日のできごと」です。

あんな重い話を菊さんは1人で墓場まで持っていくつもりだったなんて…。やっぱり抱え込む性分なんでしょう。

小夏さんがすべてを思い出したとき、周りの人間がどういう風に小夏さんを支えてあげられるのか。今後はそれが1つの見どころになりそうです。

八雲師匠と先代助六の過去のすべてを松田さんから聞き、複雑な表情の助六 ©雲田はるこ・講談社/落語心中協会

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