第3話「欧羅巴の香り」
地獄の鬼の姿で天満屋を化かした矢三郎であったが、天満屋は銃を突きつけた。しかしそこに弁天さまが現れる。帰ってきた彼女に対して、二代目の取った行動は…。
弁天さまのTシャツは「美人長命」
弁天さまへの恨み節をグダグダ述べていた天満屋さん。しかし「壁に耳あり障子に目あり」とよく言ったもので、空から私怨を聞いていた人がいます。
弁天さまだあああああああああああ!!!!!
空から降りてきて、なんか脳天の割れそうなぐらいヒールでぐりぐり天満屋の頭を踏みつける弁天さま。
「いやはや、弁天様の足の下は極楽でございますなあ…!(泣)」「せいぜい仲良くしましょうやあ」と突然卑屈になって逃れようとする天満屋。急に天満屋が弱っちく見えてくる。
それに対して弁天さまは「あなたが毛虫みたいに嫌い」と一蹴。相変わらずの弁天節で安心しましたww
ちなみに弁天さまのTシャツには「美人長命」と書かれていた。金閣銀閣兄弟からの贈り物なんだろうね。そして赤のホットパンツ。おしゃれでした。
矢三郎と弁天さま
「キレイな月ね、矢三郎」と言った弁天さま。
それは客観的な事象のことを言っているだけなのかもしれないけど、違う可能性も考えられます。「月がきれいですね」は日本風の i love you. だ…と夏目漱石が言ってたのは有名な話。
つまり、弁天さまが遠回しに「あなたが気になる」って言ってる気がするんですよね!
他にも「あなた何か言うことがあるでしょう?」「寂しかったとおっしゃい、矢三郎」など。弁天さま、矢三郎のことすっかりお気に入りじゃないですかー!!
とはいえ狸と天狗。その気持ちが恋愛感情に昇華することはいまのところなさそうです。
矢三郎の祖母
矢三郎の祖母のもとを訪れることになった矢三郎と母。その目的は矢二郎の化力(ばけぢから)を取り戻すこと。
矢二郎は蛙の姿になったまま、化力をすっかり失ってしまった様子。これを元に戻すために4兄弟の母親は奔走してるみたい。
個人的には、蛙の姿で引きこもってまったり将棋やってる矢二郎さん結構好きなんだけどねw
ともかく、そんな蛙の姿を元に戻すために祖母のもとを訪れるんだけど、その祖母がまたかなり変な人だった。白い狸なんだけど、もはや狸ってわからないほど毛深かった。
ただ、化力に関する知識はあるらしく、事情を聴くと「腹の底の水が枯れかけている」と言い当てて、薬まで準備してくれる。腹の底の水…ってなんなんでしょう。
1期を想わせる構造が
1話でも「1期と似たような構造になってる」ってことが気になったんだけど、3話でもやっぱり構造が似ているなあってことがありました。
2期の3話は、ちょうど五山の送り火の季節だった。1期の3話でも五山の送り火の季節だったよね。
さらに言えば、1期の3話では矢一郎の代わりに矢三郎が納涼船を探して弁天さまのもとにいったんでした。2期の3話でも矢一郎が納涼船を探しています。
1期では天狗が「京阪電車」って実在の鉄道の名前を出していたけれど、2期では矢二郎が「叡山電車」って言ってたり。どことなく1期の構造を想起させるというか、シンクロしている感じがありますよね。
ハイカラな家でお茶会
親子喧嘩を終えた後、どこかへと姿を消していた二代目。
二代目がいたのはビルの屋上だった。クソ炎天下の中でスタイリッシュにアイロンをかける英国紳士さんで笑いました。腹痛いwww
矢三郎「暑くないですか?」
二代目「実に暑いね」
何言ってんだこいつ。好き。
その後、二代目のハイカラな家へアフタヌーンティーに呼ばれた矢三郎と矢四郎。二代目が2人を誘うときに「毛玉諸君」って言ってたのがなんかかわいかった。
狸に対する「毛玉」って蔑称は、蔑称のはずなのになんだかんだ愛称っぽく聞こえるのは、「毛玉」という言葉から連想するモフモフ感のせいでしょうか。
そんなハイカラな家、金閣と銀閣に寄贈されたんだそう。ことごとく「長い物には巻かれよ」を実践してるあの2人はいっそすがすがしいですねw
二代目、宣戦布告
二代目の家でお茶を終えて帰ろうとした矢三郎と矢四郎。
そこに弁天さまが飛び入りで登場!!!
矢三郎のあとつけてきたのでしょうか。二代目が昼寝をするはずだった長椅子に陣取って寝ころびます。
昼寝の邪魔をされた二代目さん。あくまでも「失礼、お嬢さん」などと紳士的に振る舞うものの、行動は好戦的だった。いきなり弁天さまを長椅子から転げ落とした!
そして「いかにあなたが快適であろうと、いまここで我々が問題とすべきは「私が快適ではない」ということなのです。」と言い放って、ソファで昼寝を始めた二代目さん。
完全に宣戦布告じゃないかwww
これは…天狗同士のバトルか。不穏すぎる((((;゚Д゚))))
ふりかえりと今後のストーリーについて
ついに2期でも本格的に弁天さまが登場!!
どこかミステリアスな雰囲気のある、ちょっと孤高の存在的な弁天さま。そんな弁天さまにケンカを吹っ掛けた二代目。
天狗同士のバトル、矢三郎にできることは何だろうか?次回に期待です!