前回のおさらい
ロゼはコナン王子の暗殺にかかった。そしてついにロゼの裏の顔を知ったスレイ。スレイはスレイの主張を掲げる一方で、ロゼには少し迷いがみられるようで…。そしてロゼの過去の一部が明らかになる。
第18話「商談」
ローランス皇帝ドランから一族の伝承を聞いたスレイたちは、ローランスの帝都ペンドラゴへ向かう。そこでロゼはスレイと従士契約を結ぶことを決意する!
世界の秘密
森を抜けたスレイたちはセルゲイと再会。そこでスレイはローランス皇帝ドランから一族に伝わる伝承と、世界の秘密を聞かされることになります。その語り部はメーヴィンだったようです。概ねこんな内容でした。
穢れは憎しみのような感情から生まれる。だからこの世から穢れを消すために、すべての人間から感情を奪おうとした人がいた。ある儀式を経てそれは実行に移された。結果、ある1人を除いて感情が消え去った。その者の名はベルベット・クラウ。彼女の憎しみだけが残ったのである…。
ロゼとスレイの「商談」
いままで弱い人達のために「風の骨」として活動していたロゼは、スレイと従士契約を結ぶことをもちかけます。
そこでロゼはライラから、従士となって強力な力を得る代わりに、代償も大きいことを知らされます。導師が死ぬと従士も死ぬ、というのは特に衝撃的でした。スレイも知らなかったのだそうです。
これを「商談」と言い切るあたり、さすがは「セキレイの羽」のロゼだなあと思いました!「命くらい持っていって」なんてなかなか言えることじゃないです。
帝都ペンドラゴの穢れ
皇帝やセルゲイとともにペンドラゴへ到着したスレイ達一行。スレイやミクリオ達天族はものすごい穢れを感じています。教会に入ろうとするとそこで教皇マシドラに阻まれてしまう。どう見ても隠蔽してますね。。
教皇さんも大物のはずなのに、皇帝に「マシドラ!これは命令だ!」と言われ、デゼルに「しゃらくせえ!」と言われ、小物感でまくってましたw
入ってみるとドラゴンが横たわっています…!
スレイと従士契約を結んだロゼ!
死んだドラゴンを浄化すると決意するスレイ。その前にロゼは「スレイにとってここはどんな場所なの?」と問います。ものすごい穢れに覆われた空間であり、「あんまり長くいたい場所じゃないな」とこたえるスレイですが、ロゼには穢れがわからない。
ここで画面がロゼ視点に切り替わった(穢れの描写がカットされた)のが特に印象的。そうだ、ロゼとスレイたちが見ているものは違ったんだよな、と改めてこのカットで実感します。
このカットの直後だからこそ「自分も見てみたいと思っちゃった」というロゼの言葉には、すっごく説得力がありました。スレイとロゼは従士契約を結びます。
彼がロゼに授けた真名はウィクエク=ウィク。調べてみると「ロゼはロゼだよ」的な意味だそう。ロゼの表と裏、すべてを知った上でその真名を授けたのだと思うと、ちょっと感慨深いですね。ちなみにアリーシャの真名はマオクス=アメッカ。こっちは「笑顔のアリーシャ」です。
スレイは、ロゼやミクリオたち天族と力を合わせて、なんとかドラゴンの浄化に成功します。
その後、デゼルを見たロゼの「あんた。そんな顔だったのね」というセリフは本作屈指の名セリフ!
アリーシャのときも思ったけど、従士契約を結ぶことで、いままで見えていなかったものが見えた、ということの感慨深さが伝わってきます。
アリーシャ、再び
さて、そんなときにアリーシャから声が届きます。
「とらえられた」というのは誤報だったようですが、バルトロに罪を着せられていることには変わりがないよう。
彼女いわく「レディレイクが大変なことになっている」んだそうで、「竜巻が発生している」とか聞こえた気が。こうしてスレイ達一行は再びハイランドへ向かうことになるのでした。
次回予告(あれば)
氷が作れるというミクリオと組めば氷菓子屋さんが作れそうだと画策するロゼ。早速商談を持ちかけます。しかしなぜか「そういうことはミボのマネージャーである私を通してもらわないと」とエドナが乱入。ミボはアイドルだった…!?
ミクリオとエドナのコンビ最高すぎるぞww
こうしてエドナとロゼの商談が始まります。お互い、妥協できるギリギリの金額ラインを探ります。そしてミクリオの意思の及ばないところで交渉成立♪
だからしないって!とか言ってた割に、16話の次回予告では結構ノリノリだった気がする。本音ではやりたいんじゃないのかな?(邪推)
ふりかえりと今後のストーリーについて
ロゼがついに従士契約を!ここからはロゼも従えて、再びハイランドへ向かうということになりそうです。
それから、スレイたちが初めてベルベットの名を聞きました。2人が交わって、どんな物語になるのか。ベルベットの憎しみは愛情ゆえに生まれたものだからこそ、スレイは結構悩むんじゃないかな、なんて思ったりします。