メイドインアビス

「メイドインアビス」4話動画の感想 いよいよ、冒険の幕開け!

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第4話「アビスの淵」

いよいよ、アビスの淵へと潜ることになったリコとレグ。道中、2人を追う探窟家に追いつかれてしまう。その男はなぜ追ってきたのか?そしてその男の目的とは…!

導入

リコが目を覚ますと、そこはアビスの深度800メートル付近でした。一気にショートカットできるんだから、やっぱりレグの能力はすごいと思うw

さて、今回は第1層「アビスの淵」から第2層「誘いの森」を目指します。追手から逃げることが目的なので、ちょっと手に汗握る展開でした。

リコは博識

レグに守られるばっかりのリコじゃない。リコには知という武器がある。ということに気づかされました。

「白笛」という英雄のような扱いを受けている母に憧れて、たくさんの本を読んでました。リコの、アビスに関する知識は並じゃない。

そういえばリコってアビスの原生物にもやたら詳しくて「見てきたように喋るんだねえ」っておばさんに言われてたよね。

蜘蛛みたいなやつの習性もちゃんと知ってた。料理(リコ汁)もうまいし、どの部分が保存食に適しているのかまでちゃんと熟知している。

リコ汁(うまそう) © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

さらに、追手が来ていると知るや、即座に「火を消してきて!」って指示できるあたり、判断力もある。リコは夢を語り、エネルギーに満ちているだけの脳筋野郎かと思ったけど、優秀な現場指揮官だなって思いました。

レグにないものをリコは持っている。リコにないものをレグは持っている。2人はいいコンビになること間違いなしです。

ちょっとした考察

アビスを潜っていくリコとレグですが、背景作画をみていて気になったことがあります。それは、明らかに地層があるということ。ここから、アビスは地球ができてから現れたものだ…ということがわかります。

背景の地層に注目 © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

アビスがある→砂礫が堆積する

という順序ではなくて、

砂礫が堆積する→アビスができる

という順序だ、ということです。

ちなみに「4000年以上前からある」風車などが登場しているので、アビスの出現はそれよりも前だ…ということになりますね。

リーダー、いい人

やっぱりリーダーはリコたちの企てにある程度気づいていたようですね。レグの尻ポケットにいつの間にかライザからの封書の複製を忍ばせていたのでした。

リーダーって立場上おもてだって応援できないんだろうけど、リコに対してすごく応援してくれる気持ちはあったみたいですね。ライザさんのことを知っているからだろうし、リコのことを幼いころから知ってるからだろうなー!

リーダーからの手紙に怯えるリコ © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

ちなみに封書の複製と一緒に、「夜明けとともに 捕まえに出る」との伝言も入ってました。完全にリコたちの行動お見通しだったみたいですねwww

ハボさん即ハボ

リコとレグにあっという間に追いついたのは、黒笛のハボルグさんでした。この人は2話でライザさんの白笛を持ち帰ってきてくれたおじさんですね。

とはいえ、リコとレグを捕まえるために追いかけてきたんじゃないらしい。どうやら、ナットとシギーが頼み込んで、リコとレグが逃げ切るのを助けるためについてきたんだそう。

それどころか、食べ物の差し入れを持ってきてくれるほど。おじさんいい人すぎませんか。。

レグという「奈落の至宝」をその目で確かめることが取引条件だったんだとか。肌をツンツンしたり、お股をのぞき込んだりと、定番のレグいじりをしていたのがおもしろかったww

アッー! © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

ハボさんによると、監視基地の人はだいぶ気難しい人らしい。「不動卿、動かざるオーゼン」と呼ばれていて、現役の白笛なんだそう。

アビスの深層で生まれたリコを、地上に運ぶ手伝いをしてくれたのは、この人だったらしい。しかしハボさんからは詳しいことを話してもらえず…。「リコには辛いことがあるかもしれない」というばかり。意味深すぎるね。。

2人の行く末を案じてか、ハボさんはでっかい体でリコとレグのちっさい体を、なにも言わずにぎゅーっとハグしたのでした。いかつい見た目に見合わず、とても心優しいハボさん。なかなかの名シーンだったよね。

おじさんのアツい抱擁 © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

ハボさんは、リーダーが子供のころ(つまり、リコがとても幼いころ)からずっと成長するのを見守ってきたらしい。そりゃ別れるのも辛いだろうな…と思います。

あっという間に第2層

ハボさんには追いつかれたものの、リコとレグはあっという間に第2層へとたどりつきました。

赤笛が入ると「自殺」とみなされる第2層「誘いの森」。確かに「人間」からは追われる心配がなくなったんだろうけれど、「人間」以外の全生物から獲物の標的になってしまうという、過酷な状況です。

リコはけっこう能天気だったけど、レグはしっかりと現状認識しているようでした。本当の冒険はこれから…ってところでしょうかね!

次回予告にも変化が

実は、ED後の次回予告で示されている現在地もしっかりと変化しています。

現在地が変わるんだね! © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

ちゃんとリコとレグが第2層にいることが示されていますね。ちなみに次回のタイトルは「火葬砲」。不穏すぎるんですが…。

ふりかえりと今後のストーリーについて

「人間性の喪失」とすら言われているアビスの深層の呪い。

リコたちはそんなところに挑もうとしているんだけど、物語の行く末はどうなるんだろう。

そんなことが気になって仕方ありません。

ガンキマス捕獲に奮闘するレグ © 2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

とはいえ、全体的にゆっくりと丁寧に、かつ退屈せずワクワク楽しめるスピードで、物語が進行しているので、毎回見るのが楽しみですね!次回にも期待。