第13話「私たちの輝き」
前回、ついにラブライブの決勝戦に挑んだAqoursたち。
学校の名前を残すため、そして何よりも自分たちのため、全力で駆け抜けた千歌たちは、その果てに何を見つけたのだろうか…。そして彼女たちは浦の星女学院に別れを告げた。
結局、千歌たちが探していた「輝き」とは何だったのか
千歌たちが「ラブライブ!サンシャイン!!」のアニメを通じて第1話からずーーっと探してきた「輝き」は、2期13話のタイトルにもなっていた。
ラブライブの決勝戦を終えてなお、千歌は「輝き」を見つけることができたのか、よくわかっていない様子だった。
千歌「見つけたんだよね、私たちの輝き、あそこにあったんだよね」
母「ほんとうにそう思ってる?」
じゃあ何が「輝き」だったんだろう?という話になるんだけど、第13話においてその案内役になったのは紙飛行機でしたね!
千歌が何度飛ばしても紙飛行機はうまく飛ばない。それでも諦めずに飛ばし続けて、落ちそうになっても千歌は諦めない。そして風が吹いて紙飛行機はぐんぐん飛んでいったのでした!!
Aqoursの歩みそのものじゃないか © 2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
言ってしまえば風が吹いたのは「奇跡」なんだけど、あのシーンは風が吹くまで諦めずに挑戦し続けた千歌(Aqours)にしかおとずれなかった「奇跡」をそのまま表していたと思います。
「天候を操った」とよくネタになるけど、千歌の諦めの悪さは「アフリカのとある部族の雨乞いは100%成功する」という逸話そのものだと思いますw
「奇跡」の歩みの先に待っていたのは「浦の星女学院」だった。そこで千歌は「輝き」の正体に気づいたのでした。それは特殊ED「WONDERFUL STORIES」のなかで語られたのだった。
特殊ED「WONDERFUL STORIES」が良かった
いままでの衣装を時系列順に、去った日々を振り返るような演出でした。
それも、1期の1話からすべてのライブシーンの衣装と、それに付随するストーリーが蘇るような構成になっていて、本当に千歌たちは少しずつ大きくなってきたんだなあということを実感させてくれます。そんななかで千歌は語るわけですよ。
千歌「私が探していた輝き、私たちの輝き。あがいてあがいてあがきまくって。最初からあったんだ。はじめてみたあのときから、なにもかもいっぽいっぽ。私たちが過ごした時間のすべてが、それが輝きだったんだ、探していた私たちの輝きだったんだ。」
これには思わず「なるほどな…」と唸ってしまった。そしてこの曲を浦女の体育館で、浦女の制服で歌ったのがいいよね!しかもやっぱり千歌が「遅刻」してきたという構図だったのはすっごく既視感あります。こういう演出好きw
どうあがいても閉校だけは阻止できなかったけれど、彼女たちは輝きを見つけたのでした。
「輝き」を感じさせてくれるもの
千歌が「輝き」を見つけるきっかけとなったのはやっぱり「浦女」だった。
卒業式と閉校式。そしてその前に校舎に「寄せ書き」をするシーン。
さらに閉校に際して、色んな場所の扉を締める浦女の生徒たち。「寄せ書き」の前にルビィが真っ先に泣いていたのはやっぱ象徴的かも。最後に門を閉めるところなんてみんな泣いてたもんね。。
このシーンは本当によかった © 2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
色んな思い出の詰まった場所、それがなくなってしまう。それはやっぱり辛いことなんだろうと思います。。
それぞれの「閉校」
閉校に際して、色んな場所にお別れを告げるシーンも良かったですよね。
ダイヤと果南が鞠莉に「卒業証書・感謝状」を渡したシーンなんかは特によかった。理事長、おつかれさま!
他にも曜が梨子に「だーーいすき」って言ったところや、花丸と善子とルビィが図書館のドアを閉めようとしたときの一幕なんかも良かったです。
花丸「一緒に閉めるずら!」
善子「いやよ!」
花丸「お願いだから…」
ここもいい場面だったな © 2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
1年生トリオがずっと過ごした図書館。思い出が詰まった図書館に「ありがとう」を。
特殊OP「青空 Jumping Heart」が良かった
2期最終回で1期のOP入れてくるパターン!
それだけなら他のアニメでもたまにあることだけど、実は1期のOPは2期最終回の様子を描いていたのでした…!というネタばらしだった。
千歌たちは、アキバドームであれを歌ったのだなあ…としみじみ感じます。そして”WINNER Aqours”の文字。
おめでとう… © 2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
一部、微妙にカットが違っていたりしたし、比較版とかあるといいなあ…(チラッ
ラブライブサンシャイン全話振り返っての感想
ありがとう、ラブライブサンシャイン © 2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
とにかく千歌たちには試練が訪れまくってました。普通のアニメなら3回ぐらい報われてるぐらいあがいても、それでもなお彼女たちは報われなかった。でも諦めなかった。2期13話、最後の最後でようやく彼女たちは報われました。
そしてやってきたことはムダじゃなかったと、彼女たち自身がしっかりと感じ取ることもできた。
重たいストーリーでもありながら、キャラクターを掘り下げたり、軽妙な笑いを混ぜてきたりと、「ラブライブサンシャイン」でも花田十輝さんは本当に素晴らしい脚本を書いてくれたと思います。
※キャラがキャストに寄ってるのがどーのこーのという炎上ばなしもあったけど、そんなのどのアニメでもある程度おこりうることで、ラブライブサンシャインが特別…というわけではないと思いますよ。
さて、そんな「ラブライブ!サンシャイン!!」は、続編の映画もあるよ!公開日等はいまのところ未発表です。
まだまだ続く彼女たちのストーリー、じっくりと見させてもらいたいところですね(*^^*)