『フルメタル・パニック!Invisible Victory』第2話を視聴したので感想を書いていきます!

フルメタは4期からでも大丈夫です!原作組がときどき解説をはさみますね。

アニメ『フルメタル・パニックIV』は、4期から新規で見ても大丈夫?

2018.05.22

第2話「損害制御」

日常が終わる…

今までの「フルメタル・パニック!」シリーズでは、とにかく民間人に犠牲が出ないように、そして民間人に<ミスリル>の存在を知られないように、骨を折ってきていた。

敵組織の<アマルガム>もその点は似たようなもので、相良宗介や千鳥かなめのいる都立陣代高校や、調布市近辺で戦闘行為を仕掛けてくることはなかった。

しかし、今回は違います。第1話でレナードが「本気になった」と警告した通り、<アマルガム>は手段を選ばなかった。

市街地での容赦のない銃撃戦。それは迫力と見応えのあるアクションだったのと同時に、民間人の犠牲者もたくさんでてしまった。

巻き込まれた学生を見るのは、さすがにキツい… ©賀東招二・四季童子/KADOKAWA/FMP!4

日常では普通の高校生としてすごしながら、裏では<ミスリル>の一員として戦う宗介の日常は壊れていったのでした。

この時点で、いつもとは違うんだなと思い知らされましたね。

陣代高校にも魔の手が…

宗介たちが通う都立陣代高校にも、<アマルガム>は手を伸ばしてきた。

生徒会の役員で、かなめの友人でもあった恭子が人質に取られてしまった。

ピーチ姫 ©賀東招二・四季童子/KADOKAWA/FMP!4

「宗介が、さすがにこれを見殺しにできるわけがないだろう」と踏んで、こういうことをやってきたわけですよね。卑怯すぎるけど宗介をおびきだすための作戦としてはこの上なく的確だと思います。

こうやって標的になってしまった以上、相良宗介と千鳥かなめが学校のみんなから悪者扱いされる日が来るのは目に見えているのが辛いところ。。

「ベヘモス3機」という絶望感

一方で、<ミスリル>の本拠地(メリダ島)に対しても強襲をしかけてきた<アマルガム>という敵組織。メリダ島近海に、なんとベヘモスが3機も登場しました。

©賀東招二・四季童子/KADOKAWA/FMP!4

アマルガムが開発した40メートルを超える巨大AS。第二世代型のASを基にしている。その巨体から通常のAS単体では勝ち目はなく、複数で対応しないと倒せない。

引用元:公式サイト

見てもらえればなんとなくわかると思いますが、ベヘモスって超巨大型のロボットなんですよ。

しかも身体が大きいだけじゃなくて「ラムダ・ドライバ」を搭載していて、通常の物理攻撃でダメージを与えることはできない。何そのチートって感じ。

1機を倒すだけでもかなり大変でした(このあたりはアニメ1期の12話を参照)。こんなのを3機も相手にして戦うのはかなりの無理ゲー。

原作読んでたときは絶望感がやばかったです(ベヘモスとの戦闘はおそらく第3話以降で描かれるでしょう)。

基地への攻撃

太陽風による通信障害に乗じてきた<アマルガム>が、一斉攻撃を仕掛けてきたこのシーン、かなり緊迫感がありましたよね…!

ミサイルも立て続けに売ってくるし、先述のベヘモス3体もやってくるし、おそらくこのあとはさらに攻撃を仕掛けてくる。<ミスリル>の本拠地をぶっ潰そう…という意図が見えていました。

©賀東招二・四季童子/KADOKAWA/FMP!4

カリーニン少佐の歯切れが悪いのが、少し気になるところですよね。

テッサかっこよすぎ!!

このように、どう考えても不利な状況だと「敵に白旗あげちゃったほうがよくない?」って考える人も出てくるのは当然のこと。その1人がスペック伍長でした。

高性能潜水艦の「ドゥアハー・デ・ダナン」と、<ミスリル>最高指揮官であるテレサ・テスタロッサを、敵組織の<アマルガム>に差し出して、自分たちの命を助けてもらおう…という提案をしたのがスペックだった。

そもそも<ミスリル>の部隊はその多くが傭兵で構成されているため、「惜しいのは自分の命」と考える人が多いのも仕方のないことですが、それを見事に制止したテッサがすごい!貫禄ありまくりでした!!

テッサは本気 ©賀東招二・四季童子/KADOKAWA/FMP!4

「反逆者はこの場で射殺します」という脅しを本気に受け取らなかったスペックの言葉を聞くと、床に向かって即座に発砲。その場の空気がピンと張りつめたのは想像に難くないところだと思います。

テッサの活躍シーンはいくつかあるけれど、ここの場面はシリーズのなかでも屈指の1シーンだったと思っています!

残念だったな、プロポーズは階級順だ

テッサの本気を知ったスペックはその場で謝罪。そんなテッサのことを「たまらん!嫁さんにしてえ〜」とスペックが言うわけですよ。

すると即座にクルーゾー大尉が「残念だったな、彼女へのプロポーズは階級順だ」と返す。

ここ好き ©賀東招二・四季童子/KADOKAWA/FMP!4

そして絶望感が支配していた場に和やかな空気が漂う。ここ、最高に好きだわwww

ふりかえりと今後のストーリーについて

<ミスリル>メンバーたちは、<アマルガム>の総攻撃をしのぎきって、整備中のデ・ダナンに乗り込んで、本拠地メリダ島を脱出しなければなりません。

宗介は、かなめを守り、さらに人質になってしまった陣代高校のみんなを守らなければなりません。そのために使えるのは愛機アーバレストだけ。

©賀東招二・四季童子/KADOKAWA/FMP!4

どちらもかなり勝率の低い戦いだけど、それでもやるしかない。戦いに挑むサマを見届けましょう!