『七つの大罪』のアニメは作画崩壊と言われることがあります。指摘が最も集中するのは第3期『神々の逆鱗』で、制作会社がA-1 Picturesからスタジオディーンへ替わった時期にあたります。ここでは、ひどいと話題になった具体的な話数やシーンを、放送情報や制作体制と照らし合わせながら検証していきます。

作画崩壊とは、キャラクターの顔や体のバランスが大きく崩れ、絵として見づらくなった状態を指す言葉です。放送中のアニメで一部のカットが乱れると、SNSなどで話題になりやすい傾向があります。

七つの大罪のアニメが作画崩壊と言われる理由は?

七つの大罪のアニメが作画崩壊と言われる最大の理由は、シリーズ途中で制作会社が交代したことです。第1期と第2期を手がけたのはA-1 Pictures(エーワン・ピクチャーズ)で、作画の評価は高いものでした。

しかし第3期『神々の逆鱗』からは制作がスタジオディーンへ替わり、キャラクターの顔やアクションの質が落ちたと感じる視聴者が増えました。制作会社が替わった理由や作画が乱れた原因について、公式な説明は出ていません。引き継ぎやスケジュールの問題ではないかという推測が語られている段階です。

スタジオディーンは1975年設立の老舗で、作画や演出が評価された作品も多く手がけています。そのため制作会社の交代だけが原因とは言い切れず、複数の事情が重なった結果と見るのが妥当でしょう。なお作画崩壊という言葉は、ハイキューの作画崩壊のように人気作でもたびたび話題になります。シリーズごとの制作体制は次の表で整理します。

シリーズ別制作会社一覧

シリーズ放送時期(話数)制作会社監督
第1期『七つの大罪』2014年10月〜2015年3月(全24話)A-1 Pictures岡村天斎
スペシャル『聖戦の予兆』2016年8〜9月(全4話)A-1 Picturesー
第2期『戒めの復活』2018年1月〜6月(全24話)A-1 Pictures古田丈司
第3期『神々の逆鱗』2019年10月〜2020年3月(全24話)スタジオディーン西澤晋
第4期『憤怒の審判』2021年1月〜6月(全24話)スタジオディーン(協力:マーヴィージャック)西澤晋
続編『黙示録の四騎士』2023年10月〜/2024年10月〜テレコム・アニメーションフィルム小平麻紀

表のとおり、作画の評価が分かれる境目は制作会社が替わった第3期です。4期以降はさらに体制が変化しています。

ひどいと話題になったのは何期の何話?

作画への批判が最も集まったのは、第3期の第12話終盤から第13話にかけてです。どのシーンが対象になったのかを順に見ていきます。

メリオダスとエスカノールの戦闘シーン

最も話題になったのは、第12話終盤から第13話「最強 vs. 最凶」のメリオダスとエスカノールの戦闘です。原作でも屈指の名場面でしたが、両者の顔つきが普段と違って見えたり、アクションの迫力が物足りなかったりしたため、放送当時のSNSで批判が集まりました。

この戦闘は原作ファンの期待が特に大きかった場面です。その分、仕上がりへの落胆の声も目立ったとされています。ただし感じ方には個人差があり、気にならなかったという意見も見られました。

キングの顔や衣装に指摘が集まったカット

妖精王キングの描写にも指摘がありました。目の形や下まつ毛が原作と違うという声や、顔のバランスが崩れて見えるカットが挙げられています。また第16話では、場面転換の際にキングの衣装が一瞬変わって見えるとされ、作画ミスではないかと話題になりました。いずれも一部のカットに限られる指摘で、全話が崩れていたわけではありません。

第1話で血が白く見えた「牛乳事件」とは

第3期では、第1話の血だまりが白く描かれたことも話題になり、ファンの間で「牛乳事件」と呼ばれています。一方で赤く描かれた場面もあり、意図ははっきりしていません。放送上の表現への配慮だった可能性も考えられています。作画崩壊というより、演出や規制に関する話題として語られることが多いようです。

1期・2期の作画が高く評価された理由

3期以降の評価が厳しくなった背景には、1期と2期の作画が高く評価されていたことがあります。第1期は2014年10月から2015年3月までTBS系で全24話が放送され、監督は岡村天斎、制作はA-1 Picturesでした。

第1期と第2期の間には、2016年にテレビスペシャル『聖戦の予兆』全4話も放送されています。第2期『戒めの復活』は2018年に放送され、監督は古田丈司が務めました。迫力あるバトル描写やキャラクターの表情が好評で、原作ファンからの支持も厚い仕上がりでした。この完成度の高さがあったからこそ、第3期との差が大きく感じられたと言えるでしょう。

4期『憤怒の審判』と続編『黙示録の四騎士』の作画は?

第4期『憤怒の審判』は2021年に放送され、第3期と同じくスタジオディーンが制作しています。制作協力としてマーヴィージャックが加わった点が第3期との違いです。第3期に比べて作画が安定したという意見や、改善の努力が見えるという声もありました。

物語は2021年7月公開の劇場版『光に呪われし者たち』へと続いています。さらに正統続編『黙示録の四騎士』は、テレコム・アニメーションフィルムが制作し、監督は小平麻紀です。2023年10月と2024年10月に放送され、放送前は作画を心配する声もありましたが、放送後は作画を評価する意見が多く見られました。シリーズ全体で見ると、作画の評価は時期によって上下していることがわかります。

七つの大罪を見る順番と配信状況の確認方法

七つの大罪はシリーズが長いため、作画の変化を追うなら放送順に見ていくのがわかりやすいでしょう。テレビアニメは4期まであり、さらにスペシャルや劇場版、続編『黙示録の四騎士』まで続きます。全体の流れは七つの大罪を見る順番を整理した記事で確認できます。

配信状況は時期やサービスによって変わるため、視聴前に最新の取り扱いを調べておくと安心です。シリーズ全作がそろっているサービスなら、作画の変化を通して比べやすいでしょう。どのサービスで観られるかは動画配信サービスの比較ページが参考になります。なお作画や構成が賛否を呼んだ作品は七つの大罪に限らず、亜人のアニメなども比較対象として語られます。

まとめ

『七つの大罪』が作画崩壊と言われる中心は第3期『神々の逆鱗』で、制作会社がA-1 Picturesからスタジオディーンへ替わった時期と重なります。特にメリオダスとエスカノールの戦闘や一部のカットが話題になりましたが、全話が崩れていたわけではありません。4期や続編では評価も持ち直しており、まずは順番に見て確かめてみるとよいでしょう。

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アニまる
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