2023年はWBCで日本が優勝、阪神タイガースが38年ぶりに日本一に輝き、岡田監督の「アレ(ARE)」が流行語に選ばれるなど、野球に注目が集まった1年でした。
そういったこともあり2023年から野球を見始めた人もいると思いますが、野球 ポジションがたくさんありよくわからない、という方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は野球 ポジションについて名称や役割をわかりやすく解説していきます。野球のポジションを理解することで、観戦やスポーツベットをより楽しめるようになりますよ。
野球 ポジション一覧
まず、大前提となる野球 ポジションを、WBCの決勝戦でスタメンとして出場した選手と合わせて一覧で紹介します。
各ポジション名称前の番号は守備位置(ポジション)を表す番号として使われます。
- ピッチャー(投手) 今永昇太
- キャッチャー(捕手) 中村悠平
- ファースト(一塁手) 岡本和真
- セカンド(二塁手) 山田哲人
- サード(三塁手) 村上宗隆
- ショート(遊撃手) 源田壮亮
- レフト(左翼手) 吉田正尚
- センター(中堅手) ラーズ・ヌードバー
- ライト(右翼手) 近藤健介
※大谷翔平選手は指名打者(守備につかない選手)として出場。最終回に投手として出場しました。
それではポジションごとに解説していきます。
野球の守備ポジション①ピッチャー(投手)
野球を知らない人でもピッチャーはわかる、という人も多いのではないでしょうか。
マウンドと呼ばれる山になっている位置からキャッチャーに向かってボールを投げるポジションで、ピッチャーがボールを投げないことには試合は始まりません。さらに、ピッチャーの調子によって試合展開が大きく変わるため、特に大事なポジションでもあります。
ピッチャーの役割は大きく分けて3つあり、最初に投げる『先発』、試合の最後に投げる『抑え』、先発と抑えの間に投げる『中継ぎ』と呼ばれています。
野球の守備ポジション②キャッチャー(捕手)
野球 ポジションでキャッチャーはピッチャーが投げたボールを捕ることだけが仕事だと思われがちですが、そうではありません。ピッチャーと同じくらい大切なポジションです。
というのも、ピッチャーに何をどこに投げされるのか考えるのもキャッチャーの大切な仕事です。さらに守備をする9人の中で唯一、他のポジションの選手と向かい合っており、守備についている人を含めグラウンド全体を見ることができるため、どの野球 ポジションの選手よりも気配りが求められるのもキャッチャーです。
野球の守備ポジション③ファースト(一塁手)
野球 ポジションにおいて、ファーストは、一塁ベースの近くで守り、他の内野手(ピッチャー、キャッチャー、セカンド、サード、ショート)から投げられてくるボールをキャッチするのが一番の仕事です。
ファーストは内野手からのさまざまな送球を捕球するため、体を目一杯伸ばせる柔軟性や、身長の高さなどが求められます。
野球の守備ポジション④セカンド(二塁手)
野球 ポジションにおいてセカンドは、一塁ベースと二塁ベースの中間の位置周辺で守り、内野手の中では非常に運動量の多いポジションです。
バッターによってどこにボールが飛んでくるのか予想し、守備位置を変えたり、キャッチャーからピッチャーへの返球が辺なところに行った時のバックアップに入ったりとバッターが打つ前から動き回ることの多いポジションです。
さらにファーストの後方からセンターの手前までと、非常に広い範囲での守備が必要になります。
野球の守備ポジション⑤サード(三塁手)
野球 ポジションにおいてサードは、三塁ベースの後ろが守備の定位置で、バッターに近い位置にいるため、他のポジションと比べて、速い打球がくるポジションです。 逆にバントなど、前進しないといけないような弱い打球がくるのも特徴で、速い打球と弱い打球、両方に対応する必要があります。
野球の守備ポジション⑥ショート(遊撃手)
野球 ポジションにおいてショートは、二塁ベースと三塁ベースの中間の位置周辺が守備の定位置です。セカンドと同様に非常に運動量の多いポジションですが、セカンドよりも多くの打球を処理するため、負担が大きなポジションです。
日本では野球が上手な子はピッチャーになりがちですが、アメリカではショートになる傾向が強いようです。それだけ花形なポジションであると言えるでしょう。
野球の守備ポジション⑦レフト(左翼手)
野球 ポジションにおいてレフトはホームから見て左側、ショートの後方が定位置です。レフト、センター、ライトの守備についている人のことをまとめて外野手と言いますが、野球では左バッターよりも右バッターの方が多いため、外野手の中では打球処理をする機会が多いポジションです。
他の外野手と比べてボールを投げる距離が短いため、ある程度フライが取れて、ゴロが取れれば守備はOKと言われます。そのため、プロ野球では守備は苦手だけれどもバッティングは凄い選手が守ることが多いポジションです。
野球の守備ポジション⑧センター(中堅手)
野球 ポジションにおいてセンターはホームから見て真正面、セカンドとショートの後方が定位置で、外野手の中で一番守備範囲が広いポジションです。
バッターのタイプによって守備の位置を変えたり、状況によってレフト、ライトの選手にも指示を出す必要があり、さまざまな対応が必要になってくるのが、センターの役割です。
セカンド、ショート、センターをまとめて「センターライン」と呼ばれ、強いチームはこのセンターラインがしっかりしています。
野球の守備ポジション⑨ライト(右翼手)
野球 ポジションにおいてライトはホームから見て右側、セカンドの後方が定位置のポジションで、打球を処理する守備機会が少ないのが特徴ですが、ランナーがいる場合は“三塁ベースまでの距離が一番遠い”という点から、ランナーはライトに打球が飛んだら三塁を狙います。それをイチロー選手や大谷翔平選手のような送球でアウトにするのも求められます。
このほかにも内野ゴロはファーストにボールが送られることが多く、それのフォローに行く必要もあり、打球が飛んでくることは少ないものの、比較的運動量も多めです。
最後に
今回は野球 ポジションの名称、役割について解説してきました。
サッカーと異なり、比較的自分のポジションの定位置にいることが多いので、今回のポジションについてはテレビ中継などでもわかりやすいと思います。
細かいルールは別にして、野球 ポジションがわかるだけでも試合観戦は楽しくなるでしょうし、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください!