ついにグランプリファイナルに出場できる選手が決まります!ロシア大会フリースケーティング!すでにグランプリファイナルへ出場が決まっているクリスとオタベックを除いた残り4人がついに決定する第9話!白熱したバトルが始まります!そして、日本でお留守番のマッカチンは無事でしょうか…。それでは第9話の感想に参りましょう!
第9滑走「勇利VSユーリ おそロシア!!ロシア大会FS」
それでは前回の第8話のあらすじから参りましょう!
前回はロシア大会のショートプログラムでした。ここまでの順位は1位JJ、2位勇利、3位ユーリ、4位スンギル、5位ミケーレ、6位エミルとなっています。
そして勇利の滑走が終わり、JJの得点が出る頃、日本にいる勝生家の姉から電話が。ヴィクトルの飼い犬であるマッカチンが勝生家にあるおまんじゅうを食べ、喉を詰まらせて病院にいるとのこと。ヴィクトルを日本へ戻るよう説得した勇利は、FSの舞台ではヴィクトル不在で試合へ臨むことになります。ヴィクトルがヤコフに1日だけコーチをしてくれるよう頼み、勇利はこの試合だけ、コーチがヤコフになります。ヤコフといえばヴィクトルのコーチもしていて、今はユリオのコーチをしている人物。
ヴィクトル不在という異例の試合ですが、勇利の運命はいかに?!
前回の試合、勇利とユリオのバトルも白熱しましたがここへきてマッカチンが!となってしまいましたね。
8話では勇利も好調な滑り出しでしたが、9話はどうなるのでしょうか?!
9話の見どころは?!
見どころピックアップの前に第9話のあらすじからいってみましょう!
8話のラスト、マッカチンが病院に行ったことから、ヴィクトルは日本へ。初めてヴィクトル不在で始まるこの試合に、勇利はどうなるのか、とヒヤヒヤしました。でももう、勇利は中国大会のFSのような弱さは見せません。ヴィクトルがいなくても、自分の力で滑りきります。
ユリオも悔しさをバネに本領発揮してきます!
グランプリファイナルへの切符を手にするのは一体誰か?!
ヴィクトル、日本へ…
冒頭、前回のシーンであるヴィクトルが日本へ帰るくだりが流れました。そして、ヴィクトルは勇利へ「離れていても心はそばにいるから」と言い、日本へと戻ります。
その後、ユリオはSPのときは会場にいなかった祖父が今回は来てくれて、カツ丼ピロシキを持ってきてくれるのです!
8話の冒頭でもユリオのおじいちゃんがピロシキを食べさせてくれるシーンがありましたね。そのときにユリオは日本で食べたカツ丼の話をします!それをピロシキにしてくれていたとは!という感じでした。美味しそうです…!
SP6位 エミル
前回も演技シーンをほぼほぼカットされてしまったエミル。FSでもシーンはあまり多くはありませんでした。
しかし、今回はテーマは「サイバーパンク 人間やめました」というもので、サイバーな音の音楽とともに、人間離れしたかのようなジャンプ構成をみせてきます!
心の中の声は軽い感じで「ふぅ、つかれたー」と言っていました。余裕がある様子だったのですが、失敗も目立ってしまいました。エミルの総合得点は271.58点。
この、エミルのスケートが繰り広げられるなか、前回から伏線のあったミケーレとサーラのドラマが。
サーラは兄と離れたい様子です。しかし、ミケーレはサーラのために滑ってきたスケートなので、絶望のふちに立たされることになります。
妹に突き放された ミケーレ
そんななか、ミケーレの演技が始まります。サーラに離れることを言われたミケーレは、演技の最中もサーラのことしか考えられなくなっていました。
元気の無い様子で滑っていたのですが、健気にサーラを想う気持ちが相まって、今までにないような滑りをみせました。心ここにあらず、な状態にも関わらず(あまり深くジャンプのことを考えなかったからか)ジャンプは大成功します!
柔らかな動きで、いつもとは違う!と気づく選手も。
そして…「愛を感じる」と放ったのは中国大会でハートブレイクをテーマにしたギオルギーが登場!(笑)
お互い、愛を胸に秘めながらのスケートで通じるものがあったのかもしれませんね!
サーラのために滑るのはこれが最後…としたミケーレの総合得点は282.89点!これぞ愛!という感じでした!
その後、キスクラへ移動したミケーレの元へサーラがやってきて、「私のこと考えて滑ってたでしょ?」と愛を認める発言をしつつも「私たち、やっぱり離れてた方がいいのよ!」とサーラがいなくても成功したことを言い、「スンギル始まってる、じゃあね!」と去るサーラ。
この兄妹にもドラマがありましたが、前向きに離れることで、兄にもいい結果が生まれましたね。
SP4位 スンギル
スンギルのスケートシーンはあまり映らず、このときにユリオはジャンプの構成を変えると言います。このままでは勝てない、と。
スンギルは総合得点256.02点。ここでグランプリファイナルの可能性がなくなったことが告げられます。
スンギル、かなり強いのかなというイメージだったので、ここであっさり負けてしまったのが意外でした!
グランプリファイナルの可能性もあるように見えていたので少しショックもありましたね。
SP3位 ユリオ
髪型、衣装共にショートとは真逆のようなユリオ。ショートでは髪をおろして、衣装も純白でしたがフリーは髪をオールバックにして衣装は赤と黒。ものすごくカッコイイ雰囲気になっていましたね!
動きはショート、フリー共に見ていて妖精のような可憐さとしなやかさと美しさでした。
美しさは圧倒的な正しさ、とリリアも涙していました。あの厳しいリリアが感動して涙を流すなんて、正直驚きましたし、意外でした。
ユリオは演技中、きつい…ともらしますが、鬼のような構成のジャンプを意地と根性で飛び切ります。後半に6本のジャンプ。普通ならなかなかできません!
JJや勇利に勝つため、くそがっ!と言いながら意地をみせましたね!
苦しそうにしていたので、大丈夫かな?と思いましたが、ユリオの総合得点は297.96点!グランプリファイナル決定です!
ユリオの圧巻の演技や悔しさをバネにする意地。どれをとっても素晴らしいものでしたよね!
ユリオの強さもよくわかります!グランプリファイナルが決定したユリオ。今後のグランプリファイナルでの活躍も楽しみです!
ヴィクトル不在の勇利
今回ヴィクトル不在という大きなリスクを背負った勇利。しかし、その勇利は落ち着いていました。落ち着いているように見えたのですが、心の中はヴィクトルのことでいっぱいだったようで、演技中はずっとヴィクトルのことを考えていました。
でも、ヴィクトルに言われた、「考え事しているとジャンプ失敗するよね」という言葉を思い出し、考え込むことをやめました。
ヴィクトルがいるときと比べると、調子は悪かったですが、ヴィクトルからもらった気持ちで滑りきります。
ヴィクトルからもらった気持ちというのは、「愛」
愛を知った勝生勇利はやっぱり強いのですね!
総合得点は282.84点。
勇利はここでグランプリファイナルへはわからないという状態で終わります。ユリオがグランプリファイナル決定なので、残りは3人ということになってしまいます。
そしてキスクラでは今日だけのコーチ、ヤコフと一緒でしたが、ヤコフはキスクラでも説教してきます。その姿がヴィクトルと同じだ、と感じた勇利は、感激してヤコフに抱きつきます。
ヴィクトルのコーチでもあったヤコフとこうして触れ合う姿はとても良かったです!
ラストはJJ
今回も自信満々の演技をみせたJJ。キングはJJだけ!と力強いスケートをみせてくれました。
実はJJもヴィクトルにライバル心を抱いていた1人であることがわかりましたね。
It’s JJ style!といって手の指をJJにするあの決めポーズはもうJJが出場していたら必ず見たいものになってきました(笑)
これだけ、選手たちは滑っている間も心の中ではいろいろと思うところがあるということは、ヴィクトルも現役のときにはいろいろ思っていたのでしょうか?
そこがすごく気になってしまいました。そんな演出もあればいいな、と思いました…。
そして、ロシア大会が終わる…
全員のスケートが終わり、勇利がおかしくなります。はじめはサーラがおめでとう!と言ったあとサーラを抱きしめ、怒るミケーレにもハグ!…と思ったら選手全員をハグして回ります(笑)一体なんだったんでしょう。
もしかしたら、いつもならヴィクトルとハグしていたシーンにヴィクトルがいなかったからなのかもしれませんね!
そして、グランプリファイナルへ進出する6人の発表。
元々決まっていたオタベック、クリス、そして、ピチット、ユリオ、JJ、勇利となりました!
勇利、見事グランプリファイナル進出!
雪の中、しょげている勇利の元に、ユリオがやってきます。「もうすぐ誕生日だろ」と言って、ユリオのおじいちゃん特製、カツ丼ピロシキをプレゼント!満面の笑みを浮かべるユリオ。
なんだかWユーリのこんな絡みは今までになかったので、ほっこりしましたね!ライバルだけど、時折仲良くするところが最高です!
一方のヴィクトルは、勇利の帰りを空港で待っていました。そこには、マッカチンの姿も!
マッカチン、無事だったんですね…本当にホッとしました!
空港で抱き合うヴィクトルと勇利。
「引退まで僕のことお願いします」と勇利。
「プロポーズみたいだね」とヴィクトル。
この2人もほっこりします…!
このままグランプリファイナルも頑張って欲しい!と切に願いました。
まとめ
試合の様子が多めで、テンポのよさにやはり時間がすぐに過ぎていく感覚でした。
ついにグランプリファイナルへ出場する6人も発表されましたね!
そのグランプリファイナルの前に次回は選手たちの休息が描かれたお話が展開されます!
スケートの試合以外のストーリーって久々ですよね。ほっこりするシーンも多くて選手それぞれのプライベートシーンもたくさんありますので、次回も乞うご期待です!