前回のおさらい
北東戦線の敵である協商連合に対しては国力で勝っているものの、連合王国や共和国が肩入れし始めており、事態はついに世界大戦の色を帯びてきた。
第7話「フィヨルドの攻防」
協商連合と戦闘状態に入っている帝国。正面からの攻撃を陽動とし、協商連合の背後にある拠点に奇襲攻撃を仕掛ける策を考えた参謀本部。その意図を汲み取ったターニャは、30分という限られた時間の中で戦うことになり…。
アンソンさんの娘、メアリーからの贈り物
協商連合のアンソンには妻と娘がいました。戦況の悪化によって彼女たちは外国へと避難することになります。家族が離れ離れになる前にメアリーから少し早いクリスマスプレゼントが…。
開けてみると中身はなんと銃でした。銃を贈るって戦時下ではよくあることだったんでしょうか。ちょっとびっくり。しかもアンソンさんのイニシャル入りです。
ちなみにメアリーの中の人は戸松遥さんでしたが、自分はスフィアが好きなのですぐわかりました。
正面突破って無謀じゃね?
参謀の作戦会議。ターニャは北方戦線の後退を提案しています。
物資が尽きることは容易に予想されるので、兵站を考えると越冬のためにも戦線は短いほうがいい、ということなのでしょう。「正面突破なんてありえない!」みたいな態度。
しかしそれを譲らない北方戦線担当のお偉いさんたち。「北方戦線はあくまで短期で正面から突破する」と言い張ります。「西方では泥をすすって飢えていたのに、北方ではずいぶんと気楽ですねえ」と皮肉を言いながら、コーヒーにどばーっとミルクを入れるターニャは度胸あるなあと思いましたw
奇襲、開始!
そんな無謀とも言える正面からの攻撃ですが、参謀側がこれを推し進めようとしたのにはわけがありました。それを試すようにルーデルドルフはターニャに問います。
「仮に、この正面突破をやるとしたらどんな意味を見出す?」
ターニャが最初に言ったのは「西方戦線の助攻」でした。そしてもう1つたどり着いた可能性が「正面からの攻撃は陽動、真の狙いは後方を抑えること」でした。これがビンゴ。
このとき、ターニャの背が低くて「後方」の位置を抑えることができなかったのが本日の幼女要素w
真の狙いを言い当てたことにレルゲンも驚きを隠せません。ゼートゥーアから聞いたのかと口が滑ったレベルでした。ともかく、その「後方」を抑えるための重大な任務がターニャに課せられます。
砲台だけぶっ飛ばした結果…
帝国軍は参謀部の考案によって協商連合の「オースフィヨルド」という要塞を攻めることとなります。ここは天然の要塞となっており、20門の砲台もある。大国であろうと艦隊で攻め落とすのは難しい場所。
そこで、ターニャたちの魔導大隊が上空から「奇襲」を仕掛けます。砲台だけをぶっ飛ばすわけです。砲台を潰してしまえば帝国の艦隊が協商連合の要塞を潰すことも容易になるから。
しかし協商連合も魔導大隊で応戦!そして、アンソンは第2話で交戦したターニャをふたたび見ることとなりました。あの「自爆」のシーンが蘇ってきました。「神よ、なぜですか。なぜヤツがここに…。」おじさんのトラウマ再び…。
さて、ともあれ奇襲は成功。砲台を無力化し大艦隊が襲いかかります。ここの映像迫力満点でした!!BGMもかっこよかった。
あとターニャが「すばらしい。定時帰宅だ。」と言ってたのが本日のリーマン要素w 本当にたまたまだと思うけど、これが最速でオンエアされた日ってプレミアムフライデーでしたよね。
しかしアンソンはまだ諦めていません。ターニャを追撃してきます。しかし、例の宝珠をもっているターニャに適うはずもなく、あっけなくやられてしまいました。。お互いに神の名のもとに戦うというのがちょっとした皮肉。
最後にターニャは、アンソンが娘からもらった銃を奪い取ります。
「少し早いが自分へのクリスマスプレゼントにちょうどいいな」という一言は、アヴァンでアンソンの娘(メアリー)がプレゼントを贈った一幕を見ているだけに、ちょっとやりきれない気持ちがある…。
悲しみのCパート
アンソンの娘と妻は合衆国に逃れていました。そこで協商連合の戦況を聞いた2人は悲しみにくれています。
ターニャはアンソンの銃を奪ったので、戦場に出たメアリーがそれを見つけて「父さんの敵!!!」みたいな展開になるかもしれませんね。
いずれにしても鉄道を抑えられた協商連合はもう長く持たないでしょう。ガダルカナルに敗れた日本のごとし。
ふりかえりと今後のストーリーについて
個人的には、ミルクをどばどば入れてコーヒーのカップを叩きつけるあのシーンがめっちゃ良かったですw
協商連合は帝国の手に落ちました。残るは西方の共和国と連邦王国。合衆国や東方の某国と戦火を交えることになるのかどうかはわかりませんが、これで西方戦線がメインの戦場となりそうですね!
今のところは順調だけど、これを構ってちゃんな存在Xが放置するとも思えない。今後どういう介入をしてくるのかは1つの見どころですね!