今回のクズの本懐は、見ていて鳥肌がとまらなかったです。怖さもありつつ、他人の感情を利用したり、搾取したり、ドロドロな恋愛劇もいよいよ本格始動したように思います。ここまであまり触れられなかった鐘井の気持ちや茜の本性も見えて、ああもうこれどうなっていくの?!となってしまいました。そんな第4話、今回も感想に参りましょう!
第4話「Bad Apple!!」
まずは第3話のあらすじからどうぞ!
第3話では、花火の友達、えっちゃんが花火に好意を寄せていることが明らかになります。高校入試の日に電車内で痴漢にあっていたえっちゃんを、花火が助けたことから、えっちゃんの恋心が芽生えました。
そうとは知らず、えっちゃんとお泊り会をする花火。夜になってベッドに入った2人。耐え切れなくなったえっちゃんは花火にキス。そしてえっちゃんは、花火に「ほんとは、粟屋のこと、そんなに好きじゃないでしょ?」と問う。花火は一瞬戸惑うも、本当のことを話す。
翌日になり、お泊り会からえっちゃんが帰ると、花火は買い物を頼まれ、外に出る。そしてかつて花火が言った言葉「興味のない人から向けられる好意ほど、気持ち悪いものってないでしょう?」それを聞いていたえっちゃんは自分の気持ちを花火にぶつけたことを謝っていた。
そのことを思い出し、人の好意の重さに気づく花火。
一方の麦は、中学時代を思い出していた。そこには金髪の少女、芽衣が。麦と芽衣は体の関係を持っていたが、芽衣が中学を卒業するとき、2人の関係も終わった。このころから麦はすでに茜のことが好きだった。
そうしていると、花火が麦の部屋にあらわれる。麦の寝ているベッドに入る花火。麦は花火を目の前にしながら違う人を思い浮かべながら行為に走る。
その後、2人は夜のファミレスへ。そこにあらわれたのは、若い男と一緒にいる茜だった。麦はその男のことを知っていて、茜が家庭教師をしていたときの生徒だという。しかしただの生徒にしては茜にくっついている。
花火は翌日、茜に直撃する。茜は、放課後、音楽室にきてと言い、その場を去るが、不敵な笑みを浮かべていた。
3話のラストでの茜の意味深な行動が気になりましたね!4話ではその茜について詳しく描かれています!しかしまぁ、全員クズすぎますね。
第4話 今回の見どころは?!
見どころの前に第4話のあらすじからどうぞ!
茜は、昔から自分のことが好きすぎて、他人に求められることを快感としていた。学生時代にも、自分の友達が恋をしている相手が自分に好意を抱いていることがわかると、相手の男子のことは好きでもなんでもないけど、好意そのものに興味があり、付き合うことに。茜の女友達は、つらい気持ちでいながらも、茜と友達関係を続けたいと言ってくる。それをみた茜は「こんな風に搾取される側には死んでも回りたくない」と心で思う。
そしてその日から搾取する快感を覚えてしまった茜。茜は自分のことが大好きで、<自分以外の誰かを好きになるなんて、私にはありえない>と思っている。
そうして茜は、鐘井のことも好きではないが、花火の悔しがる顔が見たくて、鐘井に気があるように接していた。
鐘井は、茜に告白することを決意し、放課後の音楽室へ行く。これが、花火も来るように茜に言われた音楽室のこと。
鉢合わせにして、花火に絶望を味わわせたかった茜。
鐘井の回想シーンに移り、鐘井が茜と知り合った日のことが描かれている。春の日。新任教師として初出勤したとき、鐘井は自分の母に似た後姿を見た。それが茜だった。そこからはどんどん茜のことを好きになっていき、告白することを決意。
音楽室…。茜に告白する鐘井を見てしまった花火は、絶望するも、なにも行動しなかった自分も馬鹿だと思うようになる。
そして、いつものように麦の家へ行くが、麦を傷つけることを恐れ、マンションを離れる。
するとそこに現れたのはえっちゃんだった。花火はえっちゃんに抱きつく。花火もまた、えっちゃんの好意を搾取している1人であった。
花火はえっちゃんに抱かれ、もう友達には戻れなくなってしまった。
いろいろと覚悟を決めた花火は学校で茜と話す。茜は、麦の気持ちにも気づいていたのだった。
花火は好きでもない男に好かれてそんなに楽しいか?と茜に聞くが、茜は男の子から向けられる好意ほど気持ちいいものなんてないといい、酔いしれる。
まずは茜の悪女っぷりやクズっぷりがすごかった!純粋そうで清楚なお姉さん教師のイメージは一気になくなりましたね。
花火も茜と同じように搾取してきてしまったけど、これからどうなるでしょうね…。それでは見どころのピックアップに参りましょう!
自分大好きな茜
求められるって気持ちいいという茜。ちょっとずれた考えになってしまったのは、学生時代のコト。
友達の好きな人から好意を向けられていることに気づいた茜は、好きでもない相手だったが、付き合うことにした。
友達は、悔しいはずなのに、茜と友達でいたいという。ここから茜の搾取ははじまった。
茜って本当に悪女ですね・・・。怖いとか通り越して怒りもわいてくるような。どこまで性格ねじ曲がればこんな女になるんでしょう。モテると思っているところから、まず怖い。実際モテるからこうなってしまったわけですけどね。
鐘井と茜
花火が鐘井のことを好きだと知った茜は、花火から搾取することに決める。
タイミングよく、鐘井が茜に話があるといい、茜は放課後音楽室に来るように頼む。花火もその日の放課後に音楽室に呼ばれる。
茜は花火の絶望するような顔が見たかったんでしょうね。見せつけて自分が優越感にひたることがそんなにいいのか?!とやはり茜の神経を疑ってしまいます。
花火に嫉妬する茜
花火は、ファミレスに一緒にいた男は彼氏かと茜に問うが、友達だと答える。
茜は花火が「こちら側の人間」であるとし、あなたがいけないのよ…と嫌悪。花火は、のり子の気持ちを知っていながら、好きでもない麦と一緒にいる。そのことが同族であると茜が見た理由。
茜と花火は確かにやってることは同じように見えるけど、花火と麦の場合はお互いの利害関係が一致してるからまだましなのでは…と思いました。自分の快楽のためだけに行動している茜とは違うと思います。
花火を邪魔する茜
花火が鐘井のことを好きだと知ったときから、花火の邪魔をする茜。一緒に教室で話している鐘井と花火にわって入る茜。
鐘井のことは好きではないとしながらも、鐘井に気があるようなふるまいをする茜。
茜はただただ、花火の傷つく顔が見たいだけだった。
茜の性格の悪さがすごい!毎回キャラクターの心情があらわになるアニメですが、茜ほどひどいのは初めてじゃないでしょうか。
放課後の音楽室
鐘井が茜を好きになった経緯が描かれていました。新任教師として初出勤したとき、鐘井は自分の母に似た女性を見つける。それが茜。
そのときは同じ学校の新任教師同士とは知らなかったが、それがわかってからは茜とは運命だと思うことにした鐘井。
ついに音楽室で茜に告白する鐘井。そこへ花火もやってきて、告白しているところを目撃してしまう。
目撃させるために茜は花火のことを呼んだのはわかっていたことですが、落ち込みますよね・・・。鐘井が茜を好きなのもわかっていたことだけど、つらいですよね。付き合うことになったのかまではわからなかったですけど、これはきつい!
つらくなった花火
花火は、鐘井に何もしてないことを後悔しつつ、麦のマンションへ向かう。けれど、鐘井が茜に告白したことを麦に伝えたら、麦も傷つくと思った花火は、麦には会わずにマンションを後にする。
歩いていると、そこにあらわれたのはえっちゃん。花火のあとをつけていたという。
再びえっちゃん!しかもあとをつけたことは悪びれない。えっちゃんはえっちゃんで、本気で花火のこと好きですもんね。仕方ないといえば仕方ないのかも。
レズの本懐
えっちゃんに抱きつく花火。しかし、これがどれほどの意味を持つかはわからないというが、えっちゃんはそれでもかまわない様子で花火にキスをする。
そして2人は、抱き合うことになる。花火はえっちゃんの気持ちを搾取してしまったことに気づく。
えっちゃんと花火が恋愛してはいけないと否定する気はないですが、ただただ搾取するだけでは茜と変わらないし、花火も本当は鐘井が好きなのに麦と付き合ったり、えっちゃんの気持ちを搾取したり、花火もなかなかのクズになっていっているような気がして胸が痛みます。
再び茜と話す花火
花火が話しに来ると、茜は「どっちのこと怒ってるの?粟屋くん?鐘井先生?」と聞いてくる。やはり茜は麦の気持ちにも気づいていながらこれまでの行動をしていたのだった。
花火も茜にドン引きした様子で「好きでもない男に好かれてそんなに楽しいですか?!」と聞く。茜は「男の子から向けられる好意ほど気持ちのいいものなんてないのに」と答える。
まさに花火とは正反対の考えの持ち主。
このあとも、花火と茜は対立しあうような予感ですね。
まとめ
クズの本懐に出てくるキャラクターはほぼほぼ変な思考の持ち主だったりするわけですが、今回の茜の思考はクズの本懐の中でトップクラスにやばい・・・。こんな教師がいてたまるかと思ってしまいますね。
タイトル通りです、本当に。
今後もクズなキャラクターたちが織りなすストーリーは気になりますが、半分怖さもありますよね。どのような形でストーリーが収束するのかも気になりますし、今後もクズの本懐から目が離せません!!