今回も始まりました、クズの本懐。1話目では衝撃的なはじまりでしたが、今回の第2話もかなりの衝撃!新登場した絵鳩 早苗(えばと さなえ)と鴎端 のり子(かもめばた のりこ)も加わって、話もだんだん複雑化していきますね。それでは今回も感想を述べたいと思います!
第2話「そのぬくもりに用がある」
それでは第1話のあらすじから参りましょう!
第1話はでは、主人公・花火とその恋人の麦がなぜ、恋人になったかという場面が描かれています。
花火は小さい頃から慕っている鐘井のことが好き。麦も、家庭教師をしてくれていた茜が好き。鐘井も茜も花火たちの高校の新任教師としてあらわれます。しかし、花火や麦の想いは届かず、鐘井と茜がいい雰囲気になっていってしまいます。
花火も麦もこの寂しさから抜け出すために、お互いで寂しさを埋め合う関係になることに決めます。
恋人契約を結ぶ上での条件は、お互いを好きにならないこと、どちらかの恋が実ったらこの関係を終わりにすること、身体の関係は好きな時に、というもの。
ここから、花火と麦はどうなっていくのでしょうか?
まだ高校生でありながら、寂しさを埋めるために好きでもない相手と付き合うっていうのはすごい設定だなぁと思ってしまいます。
これから先、鐘井や茜との恋愛が成就するのか、もしくは花火と麦が本当に結ばれるのか、なにも残らないのか…。
どんな展開になるかはまだわかりませんが、これからもクズの本懐から目が離せません!
それでは今回の第2話の感想へ参りましょう!
第2話 今回の見どころは?!
まずは第2話のあらすじからどうぞ!
突如、花火と麦の間に現れた自称・最可(もか)。彼女は麦の幼なじみで、小さい頃から麦のことが好き。しかし、麦は花火と付き合っているということを知り、花火に敵意をむきだす。そんな最可にやたらとキツイ言い方をする花火。麦にそのことを言われ、ハッとするが、麦のことが好きになってきたのではなく、所有欲であると言うが、本当のところはわからない。
最可あらため、のり子は花火が麦と付き合うことは、花火が麦を利用している、と指摘する。
それを聞いていた早苗(えっちゃん)。もしも、利用されているのが、麦ではなく、花火だったら…と考えるようになる。
そんなとき、花火はクラスメイトから恋愛を受けることになる。このことを麦に話すと、えっちゃん以外に友達がいないのだから、行ってくればいいと言う麦に、「彼氏らしいじゃん…」とまたしても麦に好意があるように見える花火。
クラスメイトは、中学生までは付き合っていた男子がいて、高校が別になったら浮気をし、そのことを知ったクラスメイトの先輩が言い寄ってきたというもの。クラスメイトとしては、彼氏と先輩とどちらかにしろということができず、悩んでいるという。この話に共感できなかった花火は心を沈めていく。
そして花火は麦とカラオケへ。お互いにキスをするときもお互いの本当に好きな相手のことを考える。
そうして、花火はクラスメイトから聞いた恋愛相談の疑問点をえっちゃんに話す。えっちゃんは花火と同じ意見で、スペックで相手を好きになることはないという。
花火はこのとき、えっちゃんに、好きな人はいるか問うと、えっちゃんが妙に焦るが、気にとめていない。
花火はえっちゃんを自宅に招き、朝までガールズトークをしようとお泊まり会を提案。
ここで大事件がおこる…。えっちゃんの好きな人はまさか、花火…?!
2話、えっちゃんという花火にとっての強力な助っ人があらわれたのかな、と思って見ていたら、ラストシーンが衝撃的すぎて言葉を失いました…。
それでは第2話の見どころをピックアップしてまいります!
花火のライバル?!最可登場!
冒頭、突然あらわれた少女。麦と花火が下校中キスをしようとする場面で、大声をあげたのが、最可。
最可(本名・のり子)は麦の幼なじみで、小さい頃から一緒に遊んでいる仲。そのときに麦とのり子は一緒にいると王子様とお姫様みたいだと言われたのをきっかけに、のり子はどんどん可愛らしくなっていく。
しかし、高校に入り、王子様である麦が、花火と付き合っていることを知り、かなりショックを受けるのり子。
麦にベタベタするのり子に怒りをあらわにする花火。もしかすると、花火は少しづつ、麦に好意を抱き始めたのかもしれない。
のり子の悩み
のり子は、麦のことが真剣に好きで、通学途中の電車の中でも麦との関係を妄想してしまうほど。しかし、これが苦しいのり子。
どんどん自分の中で…自分の都合よく作り替えちゃうから…怖い
これがのり子の本音だった。
次の日、お昼休みの購買部。
麦は、のり子が欲しいと思っているパンをのり子のために買ってあげていた。喜ぶのり子は、何食わぬ顔で麦と花火のランチタイムについてくる。
怒る花火にのり子は「性悪女!あんた絶対麦のこと大して好きじゃないんでしょ!利用されてんのよ麦は!」と言い放つ。
これを聞いていたえっちゃん。次の行動に出る。
花火と鐘井
花火は、鐘井に頼まれてプリント類を鐘井と共に教室へと運ぶ。
このとき、2人きりだったため、花火は一瞬喜ぶが、聞こえてきたピアノの音にかたまる。
そのピアノは茜が弾いていたから…。
花火の喜びは一瞬で消え去ってしまう。
花火の片思いはちゃんとあるんだということがわかるシーン。完全に麦を好きになったわけじゃないんですね。
カラオケへ行く花火と麦
鐘井とのことを愚痴るためと、切ない気持ちを発散するためにカラオケにきた花火と麦。
花火は歌いつつも、切ない気持ちになってしまい、泣き出す。
そんな花火を抱こうとする麦。麦はこのとき、金髪の女性を思い出して、花火を抱くのをやめた。「麦…」という花火にたいして、「お兄ちゃんだろ」と目の前にいるのはお兄ちゃん、そして茜という投影をしながら2人は堕ちていく。
やはり麦はブレずに茜を思い続けているというのがハッキリわかりますが、金髪の女性は一体誰なんでしょう?!元カノでしょうか…。
えっちゃん
麦が花火に利用されているとのり子が言った言葉を思い出すえっちゃん。
もしも、利用されているのが、逆だったら…と考える。
このときはえっちゃん、友達として花火を大切に思ってるんだなぁと感じました。
クラスメイトの恋愛相談
友達が少ない花火に、クラスメイトから恋愛相談が。
その相談を受けるかどうか、麦に話すと、友達少ないんだから行ってきなと言う麦。
彼氏らしいアドバイスに、少し気持ちが傾きつつあるように見える花火。
そしてクラスメイトの相談もまた「クズ」なのだった。
クラスメイトは中学生までは付き合っていた彼氏がいて、その彼氏とは高校は別。離れた瞬間に彼氏は違う女と浮気をし、それでも付き合うことを諦められずにいると、クラスメイトの先輩が言い寄ってきたというもの。
どちらかにしろと言われると、選べないことが悩みだそうで、その2人のことをスペックで判断していることがわかる。花火はこの話に共感できず、暗い気持ちになっていく。
花火は自分と重ねたんでしょうね。自分は鐘井が好きだとハッキリした上で麦と付き合っている。だから、選べないなんてことはないということでしょう。
わかる気もしますが、花火もかなり「クズ」ですよね…。
えっちゃんと花火
花火はクラスメイトから受けた相談に共感できなかったため、一緒にランチをしているえっちゃんに、好きな人はいる?と聞く。
飲み物を吹き出すえっちゃんに対し、いるんだ、と解釈する花火。
スペックで好きな人を選ぶことが理解できない花火は、えっちゃんにその疑問もぶつける。えっちゃんは花火の考え方と合っていた。
そして、花火はえっちゃんを自宅に招き、朝までガールズトークをしよう!とお泊まり会を提案する。
女子高生らしい感じがしましたが、実はそうではなかったのです…。
本当のえっちゃん
花火にお泊まり会に誘われ、洋服を選びながら顔を赤らめるえっちゃん。
この時点でかなりおかしいな…とは思いましたが…。
当日、花火の家にくるえっちゃん。同性だからお泊まりも簡単にできるんだと自分に言い聞かせている様子。
しかし、えっちゃんは我慢出来ず、ベッドの上で花火を押し倒します!
第2話はここまででした。まさか、ランチタイムで話していたえっちゃんの好きな人というのは、花火のこと…?!
驚きを隠せません。
まとめ
今回初登場したのり子とえっちゃん。のり子は麦のことが好きで、えっちゃんは花火のことが好き。
その花火は鐘井が好きで、麦は茜が好き。どこまでも複雑化していく関係性が浮き彫りになってしまいました。この先、クズの本懐はどのような恋愛関係になっていってしまうのか…。
四角関係どころじゃないドロ沼ですが、どんどん楽しみになっていきますね!
第3話ではどのような展開を見せてくれるのでしょうか?次回も楽しみです!