2017年1月よりスタートのクズの本懐。ノイタミナ枠ということで、始まる前からかなり話題になっていました!そんなクズの本懐。1話から高校生にしてはドロドロな展開でちょっとびっくりした方も多いのでは?それではクズの本懐の第1話の感想に参りましょう!
第1話「望み叶え給え」
第1話目ということで、クズの本懐とはどんなお話なのか、物語全体のあらすじから参りましょう!
安楽岡花火と粟屋麦は一見理想の高校生カップルである。
しかし本質は違う。
2人とも他に好きな人がいることをわかっていながら一緒にいるのだった。
花火は幼い頃からお兄ちゃんと慕っていた鐘井鳴海(花火の高校の教師になった)を、麦は昔家庭教師をしてくれた皆川茜(家庭教師を経て、花火や麦の高校の教師になった)のことが好きである。
鐘井と茜は新任教師同士、楽しそうに話し、お互い好意があることがわかる。
それを見守る花火と麦はお互いに似たところがあるのを感じ、お互いを好きにならないこと、どちらかの恋が実ったら別れること、そしてお互いの身体的な欲求にはどんなときでも受け入れることを契約にして付き合っている振りをすることになる。
この、花火と麦の関係が「クズ」なんでしょうね。寂しさを埋め合うだけの関係。でも、片思いはつらいものです。お互いに利害が一致するなら、こんな関係もありなのではないでしょうか。
第1話 今回の見どころは?!
それでは1話のあらすじからどうぞ!
学校。花火は鐘井と教室で話しているが、そこへ茜がきて、花火はその場から立ち去ります。花火と麦が付き合うことになってからのシーンが冒頭流れるのですが、その説明をしてくれるのが第1話。
四月。
お兄ちゃんと慕ってきた鐘井が花火の高校に赴任してくる。花火は赴任してくるのは知っていたが、まさか自分の担任になるとは知らなかった。毎日一緒にいられると喜んだのもつかの間。
鐘井は茜のことが好きであることが判明してしまう。
鐘井は花火の家で食事をしたりする間柄だが、鐘井は花火のことを妹のように可愛がっており、恋愛感情はない。
花火が小学生だったときには、仕事が忙しくて運動会に来られなかった母の代わりに鐘井が来てくれたこともあった。
花火にとってはずっと特別な存在であった…。
そして、高校では麦と出会う。麦は同じく新任教師の茜のことが昔から好き。茜は教師になる前、麦の家庭教師をしていた。
そして、お互いの好きな人が好意を寄せあっていることがわかった2人は、寂しさを埋めるべく、一緒にいる時間が増えていった。
六月。
麦の部屋にいた花火。そんな気はないけど、寂しさを埋めるために麦に抱きつく。
寂しい2人は、その気持ちにフタをするように体を寄せ合う。
お互いがお互いの好きな人を想像しながら…。
再び七月。
学校の生徒に告白される花火。しかし、好意のない人に好かれるのは気持ち悪いと言い、告白を断る。
それを知った麦は、花火に提案をする。お互いに好きにならないこと、どちらかの恋が実ったらこの関係をやめることという契約のもとに、付き合うということを。
了承した花火は、麦とかけがえのある恋人として付き合う。
高校生にしてこのドロドロ関係!確かになんだか昼ドラを深夜アニメにしちゃった感もありますね。逆を言えば、こんな深夜アニメははじめてだ!という感じなので、このドロドロ関係を楽しんで見ていくのもありなのではないでしょうか。
さて、ここからは1話の見どころをピックアップしていきます!
片思いの花火
まずは冒頭。花火はお兄ちゃんと呼ぶ教師、鐘井に片思いをしている。
鐘井と花火が誰もいない教室で話していると、そこに新任教師の茜がくる。2人の会話を邪魔するかのように登場する茜。
本当にここで邪魔したのかはわからないけど、なんとなくそんな気もしますね。
そしてその場をあとにする花火に声をかける男子生徒。それが、麦。2人は人気のないところへ移動し、キスをする。
まさか付き合っているような高校生カップルが、お互いのことを好きじゃないって驚きですよね。こんな割り切った関係って…高校生で…と思ってしまいます。
四月
花火は、鐘井が新任教師として自分の高校にきたときから、職員室へ行き、鐘井に話しかけたりしていたが、扉を開けると、鐘井は茜と楽しそうに話している。
授業中も茜のことを思い出す花火。
「まさかあんな ぽっと出のさえない 芋っぽい年増女に…」
と怒りがあらわになる花火。
そして、花火の自宅でご飯を食べる鐘井の姿。花火の母も鐘井のめんどうを見ていて、一緒に食卓を囲む。
こんな関係なら確かに付き合えるって思ってしまうかも。家族公認ですしね…。でもきっと鐘井は花火を妹(のような関係)としか見れないのでしょうね。
花火の思い出
花火は、小学生ころ、仕事が忙しくて運動会に来られない母の代わりに鐘井が来てくれたことを思い出す。
ほかの子供たちは母親や父親と二人三脚をする中、花火はお兄ちゃんである鐘井と走る。
周りの子供たちにいろいろ言われるが、花火は鐘井といることが幸せで、それでよかったのだった。
一緒にお弁当を食べたり、花火にとっては幸せな時間。
そんな思い出のシーン。
鐘井も優しいですね!現在高校生と新任教師ならそんなに年齢差もないはずだし、付き合ってもいいような気がするけど、教師と生徒じゃまずいのかもしれないなぁ…とも思ってしまいます。複雑ですね。
麦との出会い
シーンは変わって学校。廊下で茜のことを話す男子生徒にあからさまに睨みをきかせる花火。
茜の話をされることも腹立たしい…。
そして廊下を歩こうとする花火にぶつかる茜。茜はプリントを落とすが、拾おうとしない花火。
その横からプリントを拾って渡す男子生徒、麦。
そのあと、麦は茜のことが好きであることを花火に打ち明ける。
切ないですよね…皮肉にも花火と麦が好きな人は仲睦まじくしていますからね。四角関係でしょうか。複雑!
六月
お互いの好きな人が仲良くしていて、付き合うのも時間の問題と思われた頃、寂しさを埋めるために花火と麦は一緒にいる時間が増えていく。
最初はただ一緒にいるだけだった花火と麦だったが、この日を境にそれが変わる。
お互いがお互いの好きな人を考えながら体を寄せ合うことに。
男女が一緒にいたらそうなってしまうのかもしれないけど、高校生でこのドロドロな感じは…とも思います。
こんな割り切った関係よりも、お互いに同年代の人を好きになって恋人になって楽しんでほしいな…と思ってしまうのが本音です。
花火と麦の契約
あるとき、花火は男子生徒に告白をされる。好意がない人から好かれるのは気持ち悪い、と言い放ち、告白を断るが…。
それって、花火が鐘井を想う気持ちや麦が茜を想う気持ちさえ否定しかねない言葉だなぁと思ってしまいました。わかっていて言ってるのかもしれないですが。(ブーメランだと言っていますね)
そして、そんな花火を見ていた麦は、花火に提案をします。
寂しさを埋めるために付き合うことを。
お互い好きにはならないこと、どちらかの恋が実ったらこの関係を終わりにすることを条件とし、恋人になるという契約。
了承し、花火と麦は付き合うことになる。
1話目から、話題通りのドロ沼を楽しませてもらいました。花火と麦は心が荒んできてるのかもしれませんね。
まとめ
今回、花火と麦が契約し、付き合うことになるところまでは判明しましたね。
今後の2人の関係や、鐘井と茜にどのように接していくのか、楽しみな作品です!
恋愛のドロドロを描いていますが、最終的にはこのドロドロを収束することは出来るのでしょうか?!
第2話も期待が大きいですね!