前回のおさらい
突然失神した美鈴とドルー。そして少し明らかになる宙太の過去。さらにエルドライブの管制下から孤立させられた美鈴と宙太。そこに死んだはずのグッチーに似た転校生まで現れた!
第5話「過去からの追撃者・その2」
デミルに命を救われたグッチーは、デミルの一員として宙太の前に立ちはだかる。グッチーは美鈴とチップスを人質に、さらには宙太の過去を許すことも条件付きで、「ドルーを渡すこと」を要求する。果たして宙太の決断は…!?
グッチーはデミル艦の艦長
崖から落ちたグッチーはデミルに奇跡的に命を救われたのだといいます。そしていまやデミルの太陽系方面の艦を任されるまでになりました。
グッチーは唐突に、近くにいた何の害もないお年寄りまで攻撃します。また、ドルー(惑星モニタリアン)のこともちゃんと知っており、グッチーはドルーを渡すように要求します。
グッチーが対価として提示したのは、人質を解放と、そして「過去を許すこと」でした。つまりグッチーは宙太の心のスキに付け込んだのです。
グッチーの言葉に揺らぐ宙太
今まで自分のせいで友人3人がいなくなってしまったことを宙太はずっと悔いてきました。しかしドルーを渡せば許してもらえる。グッチーの揺さぶりに心を乱される宙太。ドルーの姿も薄れ始めます。
しかし、今までのエルドライブ署員としての経験から、自分に自信を持ち始めていた宙太はその言葉にまどわされませんでした。人質を解放し、ドルーを渡さないことを決意します。
よく見ると美鈴のポケットからアメの包み紙が見えています。催眠ガスの対策アメを事前になめていたのでした。つまり寝たふりをしているだけ。
グッチーとデミルの部下に対して「拘置所でのメニューは洋食と和食があります」といきなり意味不明な言葉を言い始める宙太。「和食のメニューはシャケだああああ!」と叫び、ドルーを使って攻撃します。
「シャケ」は「避けろ」を意味する2人だけの暗号でした([第4話](https://anime-mato.com/eldlive4/)を参照)。ここで回収してくるのかよww
グッチーの真相
美鈴とグッチーは互角。美鈴をして「できるっ」と言わしめる実力。なかなかのものです。そして戦闘シーンも思ってたより見ごたえあり!そしてなんと美鈴が絶体絶命のピンチに。
ここで傍観していただけだった宙太が動きます!共生技でグッチーの体を貫くと、グッチーは豹変。宙太の攻撃でグッチーの体についていたデミルのレコーダーが壊れ、監視の目がなくなりました。
誰にも監視されなくなったグッチーは、突然「デミルの艦長」ではなくて、どこの所属でもない素のグッチーとして宙太と話をします。
「交渉を断ってくれてうれしかった」「きっと自分のせいだと思い込んでいるだろうと思い込んでたけど、あれはどうしようもなかったんだから宙太のせいではない」「おまえはエルドライブから、俺はデミルから、ミチオとマツタロウを探そう」「だから俺たちは敵同士の方がいい」と。それってもはやプロレスなのでは…。
急に憎々しげな表情をうかべなくなったグッチーには拍子抜けでした。。
レイン署長がめっちゃ有能!
宙太と美鈴が戻ると、デミル艦からの攻撃を受けていました。たくさんの機雷が襲い掛かります。
デミル艦の艦長(つまりグッチー)は、機雷をつかってエルドライブの宇宙船(ジャンルノアール)の機体の向きを横に向けさせようと誘導しました。横に向けさせることで主砲の攻撃を貫通させようとしたのです。
しかしその意図を読んだレイン署長は、その位置関係からステルスで隠れていたデミル艦の位置を逆に推定。何もない宇宙空間に攻撃を放ちます。するとデミル艦が見事に露わに!艦長すげえ!!
美鈴に褒められた宙太
寝たふりをしていたのは宙太を試す意味合いもあったようですね。今回、宙太は初めて美鈴に褒められました。
マザーズ直属の監察官がジャンルノアールのレイン署長のもとにやってきます。美鈴を逮捕しに来たらしいです。容疑は「殺人犯脱走の幇助」。美鈴がそんなことをするとは思えないんですが…。
次回予告(あれば)
美鈴の身に何があったのでしょう!?
予告映像にはベロニカも映っていました。ついにベロニカとニノチカもそろそろ本格的に登場かもしれません。ニノチカは「変身した姿が恥ずかしいから髪を長くしている」子らしいので、ちょっとそれはそれで期待ですね。
ふりかえりと今後のストーリーについて
実はグッチー、みんなで埋めたタイムカプセルをすぐに回収していたのでした。そして、直接顔を合わせたわけではありませんが、親の元にも「俺は生きている」ということをそれとなく伝えに行ったようです。
グッチーなかなか粋なやつ!もしかするとどこかのタイミングでグッチーはエルドライブ側に寝返るかもしれませんね。
そしてまさか「シャケ」を回収してくるとは思いませんでしたww
おそるべしエルドライブ。。