誰しもが知っている国民的アニメ『ドラえもん』。実は、思わず唸っちゃうような名言がたくさんあります。大人になってからのほうが響く名言もあるので、ぜひマンガで読んでみてほしい作品です。
今回は、今こそ読み返したいドラえもん 名言5選【感動編】をご紹介します!
感動する『ドラえもん』の名言5選
日本漫画界の巨匠・藤子・F・不二雄が1969年から連載し、全話数は1345話以上という超大作。アニメ放送は1979年から現在まで続いており、日本で『ドラえもん』を知らない人はいないでしょう。そんな『ドラえもん』には、昔も今も変わらない哲学的なメッセージも多く、大人にも学びがたくさんあります。
では、感動するドラえもん 名言を厳選して5つ紹介しましょう。
「人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか」(ドラえもん)
苦手な竹馬ができなくて落ち込むのび太に対して、ドラえもんがかけた言葉。誰しも困難に出会ったときは、「自分だけが人よりもできないんじゃないか」と落ち込みます。しかし本当は、自分だけが人よりできないのではなく、人がしている見えない努力を自分だけがしていないだけかもしれません。「きっとできる」と信じてチャレンジすることの大事さを教えてくれる名言です。
「毎日の小さな努力のつみ重ねが、歴史を作っていくんだよ」(ドラえもん)
タイムテレビで覗いた未来で、「しずかちゃんは出木杉くんと結婚しているかも」と思ったのび太。料理もできる出木杉くんに勝つためには、『家庭科エプロン』を付けて頑張ることだと、ドラえもんはのび太に訴えるのでした。皿洗いや掃除といった小さな努力が、しずかちゃんと結婚できる未来に繋がっているかもという話でした。それ自体は小さなことでも、今を積み重ねることで未来ができていく、という当たり前だからこそ忘れがちな名言ですね。
「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね」(しずかちゃんのパパ)
しずかちゃんの結婚前夜、「本当に結婚相手がのび太で良かったのか」と悩むしずかちゃんに、しずかちゃんのパパが言う言葉。大切な娘に対して、人として大事なことを淡々と語るシーンは感動です。若い時に限らず、人は数値で計れるもので相手を評価しがちです。しかし、本当に人として大事なことは、「人の想いに寄り添える人」これに尽きると、大人になるとよく実感できる言葉ですね。
「いちばんいけないのは自分なんかだめだと思い込むことだよ」(のび太)
これは、片思いのネコちゃんに積極的になれないドラえもんをのび太が励ましたときの言葉です。「どうせ自分はだめだ」と思ってしまえば、行動するまでもなくすべてを諦めているのと同じです。それは、今何かができないことよりも深刻な問題です。この言葉をのび太がドラえもんに言うところがまた奥が深いですね。
「見たろ、ドラえもん。かったんだよ。ぼくひとりで。もう安心して帰れるだろ、ドラえもん」(のび太)
未来に帰ってしまうドラえもんが心配しないように、のび太がジャイアンに1人で立ち向かってボコボコにされてしまった後のセリフです。いつも何かあってはドラえもんに泣きついていたのび太が、ボロボロになってもドラえもんを気遣う言葉をかけるのが印象的です。本当の友だちは、友だちの幸せのために自分が大変な目にあっても頑張れるものなのです。のび太は、いわゆる「できの悪い子」ですが、こういう芯の強さがあることが最大の魅力ですね。
まとめ
国民的アニメ『ドラえもん』は、心に響く名言がたくさんあります。『ドラえもん』の名言は、子どもはもちろん、大人に刺さるものが多いでしょう。悩み事があるとき、困った時にマンガを読むと新しい発見があるかもしれませんよ。