映画「コードギアス 復活のルルーシュ」

 

 

今年も残すところわずか、寒い時期になってきました。外出をしようにも、寒すぎて家の中で過ごしたいと思う人も少なくないと思います。布団に包まって過ごしたり、コタツに入って過ごしたり、家でゴロゴロしたり、寒い時期の過ごし方は人それぞれです。今回は、家で時間を過ごす時によく利用する有名な動画配信サービスのはNETFLIXで視聴可能なおすすめアニメ映画を紹介し、ネタバレを含んだレビューもしたいと思います。

 

まえおき

アニメ映画といえば、日本を代表するジブリ作品はもちろんのこと、少年漫画や小説を元にしたアニメ映画も数多く存在し、日本だけでなく、世界をも魅了しています。その中でも今回紹介するのは、誰しもが1度は聞いたことあるであろうと思うほど日本だけでなく、海外でも有名なアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の映画「コードギアス 復活のルルーシュ」です。2006年〜2007年にかけて放送された「コードギアス」シリーズはアニメ版の他に、スピンオフ作品である映画「亡国のアキト」、アニメ版を少し改変した総集編の三部作「興道」、「叛道」、「皇道」があります。

 

映画「コードギアス 復活のルルーシュ」紹介をする前に、アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」を少しおさらいしていきたいと思います。

 

あらすじ

皇暦2010年8月10日、地下資源をめぐり根深い外交上の対立があった神聖ブリタニア帝国から宣戦布告を受けた日本は戦いに敗れ占領されてしまう。占領された日本は「エリア11」と呼称され、日本人は「イレブン」と呼ばれブリタニアの皇皇族に支配され蔑まれていた。そんなある日、日本に住むブリタニア人のごく普通の学生であるルルーシュ・ランペルージが事件に巻き込まれ超能力である「ギアス」を手に入れる。これをキッカケに亡き母親の仇と妹のナナリーのため、ブリタニアへの復讐を始める。

 

アニメ版「コードギアス 反逆のルルーシュ」を見た人の大半は、今まで見てきたアニメTOP10の中にランクインさせたり、神アニメと呼ぶぐらい人気のある素晴らしいアニメです。話の構成だけでなく、作画はもちろん、白熱する戦闘シーンや頭脳戦など、全てが凝縮された作品です。

 

おさらいを済ませた上で2019年に上映された今回の映画「コードギアス 復活のルルーシュ」を紹介したいと思います。「コードギアス 反逆のルルーシュ」の”続き”になっているため、ネタバレを含むのでアニメ版をまだ見ていないという方はアニメ版、どちらかと言うと劇場版の三部作を見てからの方が今作を楽しめると思います。

 

映画「コードギアス 復活のルルーシュ」のあらすじ

 

仮面を被ったゼロが神聖ブリタニア帝国の悪逆皇帝を刺した「ゼロ・レクイエム」から1年経ちます。超合衆国を中心に世界は、ルルーシュが描いた争いのない平和な日々を送っていました。

 

そんなある日、人道支援のために難民キャンプへと訪れたナナリーと同行していた仮面の男であるゼロ(スザク)の前に突如ナイトメアフレームに乗ったテロリストたちが現れます。

ナナリーと難民キャンプの人々を守るために万全ではないナイトメアフレームで対抗するゼロですが、予知するかのように行動を読まれてしまい、最終的には敵の罠にはまりナナリーとともに連れ去られてしまいます。

2人を探し出し救出するために、シュナイゼルから秘密裏に依頼を受けて、怪しいとされている戦士の国「ジルクスタン」にカレン、ロイド、咲世子たちが潜入します。

ギアスを使う謎の敵に襲われてしまう一行ですが、ちょうどそこの民宿にいあわせたのはかつて共に戦ったC.C.と彼女の連れである男でした。

C.C.の協力もあって、なんとか敵を退けることができたものの、ジルクスタン王国が事件に関与していることに気づきます。

果たしてナナリー達を攫った理由と、C.C.がそこに居合わせた理由とは。

 

レビュー

今作はコードギアスを見た人なら待ち望んだ人も多い待望の作品だと思います。内容はタイトルにある通り、彼が復活します。彼とは言わずもがな、悪逆皇帝と呼ばれ世界の全ての憎しみを背負って世界を新しく創り直した主人公「ルルーシュ・ランペルージ」です。序盤のルルーシュは、文字通り”心ここのあらず”状態で、精神集合世界「Cの世界」に心を置き去りにされ、ただただ怯えるだけのルルーシュの姿をした”人形”でした。ルルーシュの姿を見るだけで嬉しいものの、物足りなさとC.C.の切なさが伝わってきます。ですが、監獄でC.C.とロイドたちがピンチの時にルルーシュが帰ってきたシーンでは鳥肌ものです。その直後のギアスを使うシーンでは、ファンなら1度は口にした事があるであろうあの有名なセリフ「ルルーシュ ヴィ ブリタニアが命じる」を言った時は2倍の鳥肌ものでした。少しさっぱりしており、尺がもう少しあればと感じる所もありましたが、とても楽しめる映画でした。まだ見ていない方は是非見てルルーシュの復活を目の当たりにしてみてください。