碇シンジ、綾波レイなどの魅力的なキャラが多く登場し、国内外から高い評価を得る『エヴァンゲリオン』。アニメや映画を観たことがなくても、作品名を聴いたことがある方も多いのではないでしょうか?今回はこれから同作を視聴される方のために、エヴァンゲリオン 見る順番は?アニメと映画の関係も解説についてご紹介します!

エヴァンゲリオンとは

『新世紀エヴァンゲリオン』は、庵野秀明監督が手掛けたSFアニメで、1995年にテレビ放送がスタートしました。略称「エヴァ」として親しまれ、日本のアニメ史に大きな影響を与えた作品のひとつです。

物語は、「セカンドインパクト」と呼ばれる大災害によって人類の半数が失われた世界が舞台。主人公・碇シンジは父に呼び出され、「エヴァンゲリオン」と呼ばれる巨大人型兵器に乗り、「使徒」と戦うことを強いられます。

本作の特徴は、ロボットアニメでありながら、登場人物の心理描写が非常に深い点です。思春期の葛藤や人間関係の複雑さがリアルに描かれており、大人でも考えさせられるストーリーとなっています。

また、2007年からは「新劇場版」と呼ばれる新シリーズが制作され、2021年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は興行収入100億円を突破する大ヒットを記録しました。

エヴァンゲリオン 見る順番

エヴァンゲリオンシリーズは大きく分けて「旧作(TVアニメ+旧劇場版)」と「新劇場版」の2つに分かれています。作品数がかなり多いので、どこから見ればいいかわからないという人も多いと思います。それぞれを理解するために、以下の順番で視聴するのがおすすめです。

1.『新世紀エヴァンゲリオン』

1995年から放送された全26話のテレビシリーズです。世界観やキャラクター、設定の理解には欠かせません。

セカンドインパクトで人類の半分を失ったしまった世界。父親に突如呼ばれて碇シンジは第3新東京へ訪れることに。その折出現した使徒に対し、父親にエヴァンゲリオンに乗って戦うよう指示され、嫌がるシンジですが、傷つく綾波レイや他の人の姿にエヴァンゲリオンに乗って戦うことを決意するのでした。

2.『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』

1997年3月に公開されたTVアニメーション「新世紀エヴァンゲリオン」の劇場版です。全26話のTVアニメシリーズのうち、1話から24話までの総集編に加えて、新たに描かれた25話相当の話が公開されました。復習的な位置づけにもなっているので、こちらはスキップも可能です。

3.『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』

1997年7月に公開された映画で、テレビ版の最終回(25・26話)の別視点・補完的な物語となっており、実質的な「本当の最終回」です。非常に重要な作品なので必ず視聴しましょう。

ゼーレとネルフはそれぞれの目的である人類補完計画を遂行するため、戦いが激化していきます。そんな中、心を閉ざしてしてしまい、脱力状態となったシンジを守るミサト。戦場と化したネルフ内で、アスカが覚醒し反撃を開始します。

4.『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に』

1998年3月に公開された映画で、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』と『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』とほぼ同じ内容となっています。基本的には3番目に紹介した『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』を見ていれば問題ありません。

5.『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』

2007年に公開された映画で、ここから新シリーズとなります。テレビ版の序盤をベースにしつつ、映像や演出が大幅に進化しています。

セカンドインパクト。その威力はすさまじく、人類の半分が死んだとされています。それから15年後。碇シンジは父親に呼ばれ、第3新東京へ訪れていました。そんな中使徒が出現し、再会した父親に突如エヴァンゲリオンに乗って戦うよう指示されます。シンジは、エヴァンゲリオン初号機のパイロットとして、ゲンドウに呼び出されたのです。最初は困惑し嫌がるシンジですが、傷つく綾波レイや他の人の姿にエヴァンゲリオンに乗って戦うことを決意するのでした。

6.『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

2009年に公開された映画で、物語が大きく分岐し始める重要作です。新キャラや新展開が増え、旧作とは別物になっていきます。

父親である碇ゲンドウと母親の墓参りへと訪れたシンジ。その帰り、使徒が出現します。EVAで戦うべく急ぎますが、その使徒は赤いEVAによって殲滅されるのでした。そしてそのパイロットはシンジとミサトの新たな同居人であり、シンジと同じ中学校に通うことに。エヴァンゲリオンシリーズで大人気のキャラ、式波・アスカ・ラングレーが新シリーズとしては初登場します。

7.『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』

2012年に公開された映画で、一気に世界観が変化し、賛否両論を呼んだ作品でもあります。理解には前作までの内容が必須です。

反ネルフ組織ヴィレに所属することなったアスカとマリ。2人は封印されたシンジを回収する作戦へと趣、なんとか救出に成功します。眠りから目覚めたシンジは、14年間も眠っていた事実に驚き、そしてさらなる事実を知ることになります。

8.『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

2021年に公開された映画で、シリーズの最終作となります。旧作・新劇場版を含めた“エヴァの総決算”ともいえる作品です。

パリ市街で作戦を遂行していたヴィレとネルフの戦いが勃発。8号機で戦うマリとネルフのEVAとの戦いが繰り広げられます。そして、前回の戦闘で赤く染まる大地を彷徨うこととなったシンジたちはアスカに導かれ、とある集落へとたどり着きます。そしてその集落で、大人となったかつての友人たちと再開を果たすのでした。

基本ルート(しっかり理解したい人向け)

一番理解がしやすく、満足度の高い王道ルートは下記の通りです。

  1. TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(全26話)
  2. Air/まごころを、君に』(旧劇場版・完結)
  3. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
  4. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
  5. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
  6. シン・エヴァンゲリオン劇場版

エヴァンゲリオンシリーズは大きく分けて、旧シリーズ(オリジナル)となるTVアニメや旧劇場版(Air/まごころを、君に)と、旧作をベースとした別ルートの物語である新劇場版(序・破・Q・シン)に別れています。

新劇場版はただのリメイクではなく、「エヴァをもう一度やり直した物語」とも言われています。そのため、旧作を知っているほど理解が深まる構造になっています。

特に、旧劇場版は視聴必須とも言えます。テレビ版の最終回(25・26話)は抽象的で、「結局どうなったの?」「世界はどうなった?」と感じる人が多い内容です。

それを補完するのが旧劇場版『Air/まごころを、君に』となっていて、この作品は、世界の結末や人類補完計画の行方、シンジの選択などをしっかり描いているため、実質的な最終回です。

時間がない人向けの見方

こんなにたくさんの話数・映画を見る時間がない!とりあえずエヴァを知りたい!という方は、新劇場版だけでもOKです。

  1. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
  2. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
  3. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
  4. シン・エヴァンゲリオン劇場版

この4つのエヴァの映画を順番に見ていくことで、現代的な映像とストーリーを楽しみながらエヴァの魅力を体感できます。

新劇場版だけ観るメリットとしては、映像が現代クオリティの綺麗さとなっていてかなり見やすく、テンポ良く進んでいくので初心者でも入りやすいです。しかし、デメリットとしては、心理描写の深さがやや伝わりにくかったり、設定が分かりづらい部分あったりします。

『シト新生』や『DEATH(TRUE)2』については、総集編なので、基本的にスキップしても全く問題ありません。

アニメと新世紀エヴァンゲリオンの違い

アニメ『エヴァンゲリオン』とリメイクされた『ヱヴァンゲリヲン』では世界観やキャラクターに変更が加えられています。リメイクと言うよりも、「再構築された別物」と考える方が正しいかもしれません。ストーリーとしても変化が加えられているので、その一部をご紹介します。

※一部ネタバレを含んでおりますのでご注意ください。

海の色が青からデフォルト赤に

『エヴァンゲリオン』の海が青から赤く染まるのは物語終盤ですが、『ヱヴァンゲリヲン』ではセカンドインパクトによって、赤くなったという設定になっていました。

時代を明言しなくなった

舞台の年代は『エヴァンゲリオン』では西暦2015年とされてきましたが、『ヱヴァンゲリヲン』では明言されず伏せられていたようです。

ストーリー展開の違い

新劇場版『破』以降は、テレビ版とは大きく異なる展開に進みます。同じキャラでも運命が変わることもあります。

フォースチルドレンの登場

シンジの通う学校の同級生である鈴原トウジは、TVアニメシリーズではフォースチルドレンに選ばれます。しかし劇場版ではそのようなシーンはありませんでした。

アスカの名前変更

惣流・アスカ・ラングレー→式波・アスカ・ラングレーに名前が変更されています。

真希波・マリ・イラストリアスの登場

エヴァンゲリオンでも高い人気を誇る真希波・マリ・イラストリアス。TVアニメシリーズなどには登場せず、新劇場版Qでエヴァンゲリオン8号機のパイロットとして初登場を果たします。シンジと違い、楽しくエヴァンゲリオン乗り、アスカとも息のあった掛け合いは視聴者を楽しませました。

エヴァンゲリオンが現在も愛されている理由

テレビアニメ放送から25年以上経っているエヴァンゲリオンが、長年支持されてきている理由は、下記の通りと考えられます。

  • 深い心理描写と哲学的テーマ
  • 謎が多く考察しがいのあるストーリー
  • スタイリッシュな演出と音楽
  • 時代ごとにアップデートされる作品性

単なるロボットアニメではなく、心理描写が非常にリアルで重厚なのが最大の特徴で、一度観ただけでは理解しきれない要素も多く、何度も観たくなる作品としても評価されています。視聴者により様々な考察ができるところも、エヴァンゲリオンという作品の特徴でもあります。

初めてエヴァンゲリオンを見る人や、普段アニメを見ない人にとっては、エヴァ作品は内容的にかなり難しい作品ではあります。しかし、一度見ただけで全部理解できる人の方が少ないと思います。雰囲気だけでも楽しめて、2周目で理解が深まる作品となっているので、エヴァと言う作品を「なんとなく感じる」くらいがちょうどいいと思ってください。

まとめ

今回は、『エヴァンゲリオン』を見る順番や、アニメと映劇場版の関係もご紹介しました。エヴァンゲリオンシリーズはテレビアニメ放送から25年以上経っているので、映像など気になる方はエヴァの映画を4作順番に見るだけでも充分楽しめます。アニメ版のエヴァンゲリオン シリーズについて気になった方は、ぜひ下記の記事もチェックしてみて下さい。

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