テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス

『テイルズオブゼスティリア ザ クロス』24話感想 ヘルダルフの身に何があったのか

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前回のおさらい

ドラゴンを殺さない。その意志を持った導師スレイ。しかし眼前のドラゴンをなんとかしなければ、災禍の顕主のもとへたどり着くことはできない。そこでデゼルの取った行動は、「風になる」ことであった。

第24話「導き出した答え」

いよいよ最終決戦のとき。スレイは災禍の顕主がもともと人間であったこと、そして彼が人間だったときに何があったのかを知ることになる。孤独を宿命付けられた災禍の顕主にスレイはどう対処するのか…!?

デゼルの命を無駄にすべからず

デゼルが自らの命と引き換えにして行動したことを知ったスレイは、自分の判断をくやみました。結構ショックを受けていた。

でもそこでロゼの出番。ほっぺたパチーンと叩いて「誰かを犠牲にして」なんてデゼルの望んだことじゃないんだとスレイに言い聞かせました。

ロゼはあんなショックを受けた後なのにしっかりものでした!スレイに前を向くように諭したのでした。

これが最後の戦い  © BNEI/TOZ-X

マオテラスって何者?

災禍の顕主のところには大きなドラゴンの姿をした「誰か」がいました。彼は「マオテラス」と呼ばれています。

マオテラスは全話通じて何度か話に出てきていた「五大神」の一角、というか五大神のトップ。マオテラスですら「穢れに堕ちた」んだそう。

人だけでなく、天族だけでもなく、五大神ですら穢れに取り込まれることがあるんですね。。

マオテラスは災禍の顕主の変わり果てた姿に驚くと同時に、彼が災禍の顕主になる前の姿を知っている様子。どうやら「孤独」が原因のようですが…!?

マオテラス © BNEI/TOZ-X

ミケルがかけた呪いとは…

「ライラの元カレ」とかずっと言われていた導師ミケルさん。これまであまり存命中の活動について多くを語られることがありませんでしたが、ようやく明らかになりました。

今度こそおまえを浄化する!と言って剣を取ったスレイ。スレイは一度も「倒す」とは言っていないんですよね。あくまでも力による制圧ではなくて、目的は「浄化」。

スレイは災禍の顕主と剣を交えると、彼の過去の世界へと入り込んでいくことに。

導師ミケルと「ヘルダルフ」という男は知り合いだった様子。導師を引退したミケルは、人と天族が共存できる村を作ろうとしたのでした。ローランスとハイランドの国境付近にあるカムランという村です。

しかしヘルダルフはローランスの軍人であり、カムランをエサにしてハイランドに攻撃を仕掛けたのです。

カムランの村は一気に火の海。そしてミケルの妹の子供は死んでしまいました。ヘルダルフの裏切りを知ったミケルは、彼に呪いをかけます。

ヘルダルフは天涯孤独。そうして彼は災禍の顕主になったのでした…。

呪われたヘルダルフ © BNEI/TOZ-X

孤独を宿命付けられたヘルダルフの末路

もともとはヘルダルフ個人に対してかけられた「天涯孤独」というミケルの呪い。しかしそれがやがて世界を覆い尽くすほどの強大な穢れへと変わっていったのでした。

導師はヘルダルフを理解しようとしますが、それは「孤独」であることからの脱却を意味します。彼は導師すらも拒絶せざるを得ない。

「お前にわしの何がわかる!孤独の苦しみを!」と突っぱねるライオン丸さん。

導師スレイが「導き出した答え」とは

「だからこそ人は人を思いやったり」とアリーシャが主張すると、「助け合って生きていかなきゃいけないんだ!」とロゼもそれに続きます。

アリーシャとロゼの主張を「力の伴わん馴れ合いなど!」と突っぱねる災禍の顕主ですが、そこでスレイは「だから人間なんじゃないか!!」「人は誰かを求め誰かに求められて存在する」と力強く宣言。

どうしようもない存在でも、それが馴れ合いであっても、やっぱり人は孤独ではいられない。それがたぶんスレイの出した、導師としての旅の末に「導き出した答え」だったのでしょう。

人として浄化する! © BNEI/TOZ-X

全員をまとった神依化!

ヘルダルフはスレイの歩み寄りすらも拒絶します。それは呪いによって「孤独」を宿命付けられたから。

そしてなぜかヘルダルフはここでパワーアップします。第2形態的な。スレイたちは太刀打ちできませんでした。

地、水、炎、風。世界をなす4要素を同時にまとって戦えばもっと強くなる。そう考えたスレイは、全員をまとった神依化を提案します。

そこでザビーダとも契約。ちゃっかりロゼからデゼルの帽子を受け継いだザビーダさん。めっちゃかっこよかったけど、半裸に帽子ってなんかおもしろいw

神依化したスレイに、全員の要素が少しずつ反映されています!!これはいよいよ導師様の最終形態!盛り上がってきたああああああ!!!!

…というところでEDへ。もう1話続くんですね。

全ての属性を身にまとった神依化 © BNEI/TOZ-X

テイルズ2期最終話は4月29日

言ってみれば、1-3月は12回しか日曜日がなかったわけです。スケジュール的にはテイルズ2期が12話で終わってしまってもおかしくなかった。でもそこを削らずに13話までやってくれたのはスタッフの英断だなあと想います。

今までの12話はどれも濃かったので、1話として削ってほしくなかった。だから13話構成だったのはありがたい限りです!サンキュースタッフ。

いよいよ次回の最終回は4月29日!それまでゆっくり待機していましょう。

ふりかえりと今後のストーリーについて

ヘルダルフはローランスの軍人として任務を遂行したにすぎないという考え方もたしかにありそうですが、個人的にはやっぱりヘルダルフの自業自得だよなとも思いました。因果応報、身から出た錆。

さて、導師スレイの旅の行く末やいかに…!?