進撃の巨人 Season2

進撃の巨人 Season2 第27話2期動画の感想 サシャの勇気ある行動がかっこいい!

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第27話「ただいま」

前回、明らかに高い知能を持った個体「獣の巨人」が登場しました。今回はさらに壁の内部でサシャとコニーが故郷に向かうわけですが、そこで新たな戦いと事実が待ち構えていました…。

アルミンはやっぱり頭がいい

巨人がウォール・ローゼを突破したという情報はすぐさま壁の「内部」に伝わった様子。

ミカサもエレンもどちらかと頭脳より肉体派。そんなとき「巨人がいる壁を巨人が破るかな?」「ぼくたちは、巨人に守られていた…?」とアルミンは考えていた。言われてみればその通り。

前回の超大型巨人のときと違って、今回は「壁が破られた」という描写が一切ありません。

もしかしたら壁を破って侵入したのではなく、壁の内部から巨人が現れたのではないか…なんて考えることもできそう。つまり内通者の可能性。

なんにせよ、誰も気づいていなかった事実を指摘するあたり、やっぱりアルミンは頭いいなあって思います。

このちょっと前にアルミンは壁は巨人で作られている可能性を示唆 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

ウォール教の司祭はなぜ口を閉ざしているのか

壁の内部に巨人が現れた今、さらに安全な場所へと避難するしかない。

というわけで班ごとにわかれるわけだけど、エレン, ミカサ, アルミン, リヴァイ, ハンジ, ウォール教司祭という異質な6名で構成されています。

さらにこの6人で班を作るよう指示したのはエルヴィンなんだそう。何か考えあってのことなのだろうけど、まだその意図は見えてこない…かな。

「ウォール教の司祭は壁の中に巨人がいることを知っていた」と知って激昂するエレン。しゃーない、当然の反応。

エレンが「人類滅亡よりも大事なことがあるんですか!?」と詰め寄っても、リヴァイが脅しをかけても口を割ろうとしない。よっぽど口にしたらマズいんだろうけど…!?

久々にリヴァイ兵長みた~( ;∀;) ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

サシャの過去

今回の主役はサシャ。

彼女はもともと「未開社会」的な森のなかで代々狩猟を営んでいた一族の末裔。

– 最近は森が減ってきて獲物が取れなくなってきた。

– 森が減ったのは巨人に人間のすみかが追われたせい。

– 未開社会と心中するか、伝統を捨てて生き延びるか。

といった狩猟民族のジレンマは、どうも現代社会を投影しているようにも思えます。

のちのち回想シーンで出てくるけど、自分の故郷の言葉を使おうとしないってのもそうだし、「点在する村々」が食料供給のための装置と化していることもそう。意外と社会派『進撃の巨人』。

閑話休題。そんな出自のサシャは、3年ぶりに故郷へ戻ろうとしていました。そんなとき、もぬけの殻になった村へサシャがたどりつき…。

冬の蓄えに手を付けるサシャだけどこれどう考えてもダメだろ ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

子供を助けろ!!

なんと足の悪いおばさんが、民家で巨人に食われています。肉を貪る音がやばかった。

もう諦めたような表情をしているおばさん。そして完全に目が死んでる娘さん。

進撃の巨人って、巨人の中身が人間なんだったら思いっきりカニバリズムだよねえ。人間の肉って酸っぱくておいしくないらしいよ。

サシャは娘さんだけでも連れて逃げようとするんだけど、娘さんに気を取られて馬に逃げられる大失態www無能すぎww

こうなったら走って逃げるしかない。そして娘さんを逃したサシャは巨人と戦うことに!

矢は4本。有効打を与えるためには「うなじ」を狙うのがベストだけど、矢では弱すぎて効き目なし。

そこでサシャは両目を潰して時間を稼ぐことに。1本外して、2本目命中!こういう描写苦手なので直視できませんでした。。

もう片方の目は、弓で狙わずに、直接矢を握って相手の目にぶち込むことにしたサシャ。

ぶち込んだ瞬間、やったー!と思うと同時に、やっぱり寒気が。。こういう描写ホント苦手…。

巨人の魔の手から逃れたサシャはなんと父親と、さっき助けた娘さんと合流。「立派になったな」と声をかけてもらっていた。

子供と自分のために巨人を攻撃するサシャ ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

コニーの故郷に巨人

一方、南に向かっていたのはコニーでした。

しかし彼の村はすでに壊滅状態。人が誰もおらず、民家も潰れてしまっています。

そしてコニーの家は潰されており、巨人が仰向けにねそべっていました。しかし不可解なのは、巨人の手足が異常に細く、しかもどう見ても動けなさそうな身なりをしていることです。

「じゃあこいつ…どうやってここまで来たんだ?」という疑問はもっともなものだと思います。もしかしてもともとここにいた住人、つまりコニーの家族が巨人化した、とか…!?

コニーの家壊滅 With 動けない巨人 ©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

EDは「夕暮れの鳥」

歌は「神聖かまってちゃん」という人でした。なんかEDテロップ見て名前で笑ってしまう。

EDはどうもストーリー仕立てになっている様子。スタッフロール見てると、EDアニメーションの「ストーリーボード」欄に原作者の諫山創先生の名前が。

OPに比べるとインパクトのある映像ではないものの、かといって無意味な映像でもないということなのでしょうね。

何を表しているのかは…今後明らかになるのでしょう。

27話の「現在公開可能な情報」

>点在する村々
壁に付随して存在する都市以外にも、壁内には大小の村々が点在している。これらは都市住民のための生活物資や食料の生産に従事しており、総人口は都市部をこえている。

「農村が都市の食料供給のための装置になっている」というのは都市論を少し学べば必ず出くわす事象です。

歴史学畑出身なので、これを読んだときぼくは「世界システム論」を思い出しました。

ふりかえりと今後のストーリーについて

コニーの村に現れた巨人の正体がめっちゃ気になる!

そしてそもそもウォール・ローゼは本当に突破されたのか?それが何よりも気になります。もしかしたら内通者なんじゃないか説。

戦いはまだ始まったばかりですね。